カテゴリ: オッズを蹴散らせ!大番狂わせを巻き起こせ!

Saturday 21, June 2025
  
bp pulse LIVE Arena, Birmingham, West Midlands, United Kingdom
commission:British Boxing Board of Control 
promoter:Eddie Hearn
matchmaker:Tom Dallas
official in charge:Matthew Harris
inspector:Sarah Lee,
     Richard Parsons,
     Jamie Reynolds,
     Terry Whitehouse
timekeeper:Martin Fallon
view on: DAZN 

WBC暫定フライ級12回戦



生まれも育ちもバーミンガム、カル・ヤファイの弟のガラルが完全ホームで迎え撃つのは、日本でもお馴染みのフランシスコ・ロドリゲス。

ガラルは東京五輪フライ級で金メダル、3年前にはMBE(大英帝国勲章)も受賞した、英国軽量級の次期スター候補の最右翼。

同い年のロドリゲスは、一発強打も秀悦な技術も持ち合わせない叩き上げのメキシカン。

昨年11月にはサニー・エドワーズを6ラウンドでストップ、引退に追い込んだ8戦全勝7KOのガラルにとってロドリゲスは「寺地拳四朗とのビッグファイトへの調整試合」とまで見られていましたが…。




ロドリゲスの強さは数字や映像には現れないことは、日本のファンなら百も承知していますが、暗愚なエディー・ハーンは「井岡一翔も中谷潤人も倒せなかったメキシカンをガラルが倒すんだ」と大きな勘違いを犯していました。

そうです。井岡がクロスゲームに持ち込まれ、中谷でも倒せなかったのがロドリゲスです。

ジュニアバンタム級を主戦場にしてきたロドリゲスは、前日計量を1ポンドアンダーの111ポンドでクリア。「フライ級は9年ぶりだが、この階級が私のベスト」。

オープニングからガラルはメキシカンがスイッチしながら繰り出す手数とプレッシャーに手を焼き、左アッパーを喰らってダウン寸前に。

中盤、主審はロドリゲスの攻勢にローブローを宣告して流れを止めますが、そんなあざといホームの工作もガラルの逆襲に繋げることはできませんでした。

第7ラウンドにロドリゲスが奪った〝ダウン〟はプッシュで無効でしたが、暫定王者はもうフラフラ。

最終回、ロドリゲスの乱れ打ちにガラルはついにダウン。ファイティングポーズを取れないガラルに主審は猶予を与えるようにカウント、ストップするタイミングでした。

ロドリゲスの猛攻にガラルは必死のホールディング、抵抗も防御もできない状態になりますが、もちろん主審は英国人に注意を与えることも、試合を止めることもしません。

ダウンを奪った最終回以外でも10-8を付けても良いラウンドがありましたが、オフィシャルは119−108*2/118-109。僅差はもちろん、中差の試合に持ち込まれていても負けてました、ロドリゲス。

しかし、日本のスター選手とは違って、自分で選んだメキシカンに過保護な英国ボクサーは弱い、弱い、弱すぎます。

「次は日本で寺地拳四朗と戦う!」(ロドリゲス)。

敵地巡礼はかっこいいですが、次はPFPファイターが相手。番狂せは無理、順当に敗北します。

井岡も中谷もできなかった、ロドリゲスをKOするのは拳四朗ですよ、エディー。

ということで、拳四朗さん、出番です。

エディー、ごめんね。

次は9月にMJも破壊しちゃうから、こっちも先に謝っておきます。

「井上尚弥とムロジョン・アフマダリエフは50-50の試合」とまたもや勘違いしている、可哀想なエディーちゃん。サウジに無茶苦茶されて頭がおかしくなっちゃたのかな?

ごめんね、エディー。


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この画像は日本ハムが大谷翔平をドラフトで強行指名したときの、有名なプレゼン資料の1ページです。

縦軸が「世界トップクラスと日本トップクラスアスリートとの絶対的競技レベル」で、横軸が「世界トップクラスと日本の競技環境(コーチ・練習場所・気候)の差」です。

黄色に塗られているのは「トップ選手であっても国内に拠点を置く」競技。ピンクは「若年層から海外に拠点を置く(勝負する)」競技。青は「国内で選手として確立されてから海外に拠点を置く(勝負する)」競技。

日本人が世界トップクラスで戦っている野球は、国内の競技環境に恵まれているため「国内で選手として確立されてから海外に拠点を置く(勝負する)」競技になります。

(当時は)その対極がバスケで世界とのレベル差が大きく、日本トップ選手は国内に引きこもっている状況でした。

面白いのはサッカーで青の下地にピンクが乗っています。21世紀初め頃までは「国内で選手として確立されてから海外に拠点を置く(勝負する)」競技でしたが、Jリーグの在籍時間が短い段階で世界に挑戦、最近では〝Jリーグ飛ばし〟も見られるようになっています。

テニスはピンクですが(錦織)。

あらためて見ると、かなり杜撰なカテゴライズですが、ボクシングを当てはめると同じ競技にも関わらず黄色とピンクに分裂する興味深い状況が生まれます。


日本の経済力とコネクションで好き勝手できる軽量級は「トップ選手であっても国内に拠点を置く」競技です。

対して、日本の経済力やコネクションが脆弱であるだけでなく「世界トップクラスと日本の競技環境(コーチ・練習場所・気候)の差」が大きいライト級以上のクラスは、本当なら「若年層から海外に拠点を置く(勝負する)」競技であるべきですが、現実には「国内で選手として確立されてから海外に拠点を置く(勝負する)」競技になってしまっています。

トレーナーの手腕や練習相手、大舞台での経験など、世界との比較で競技環境の格差が大きい人気階級ではレベルの低い日本国内で「選手として確立」してしまうことは、世界的な成功の可能性を閉ざす行為です。

村田諒太が米国人か英国人なら、金メダルの看板は優秀なトレーナーと豊富な練習相手、育成システムを知り尽くしたプロモーターによって遠回りに見えても、プロとしても金メダルのポジションを掴んだかもしれません。

現実には、電通とフジテレビによって金メダルの威光は性急な世界戦ロード、何の種子かを理解せずに、どんな車幅の列車なのかを把握せずに温室の中に線路を敷いてしまいました。

それでも、ゲンナジー・ゴロフキンとの大勝負とロブ・ブラント2を除くと、全ての試合で明白に有利と予想され、オッズもフェイバリット。

アルファベットタイトルとはいえ、ミドル級の世界戦線で当たり前に王者に返り咲く才能は不世出でしょう。

ライト級以上の人気階級が「若年層から海外に拠点を置く(勝負する)」べき競技なのはわかっていても、その道筋はどこにもありません。

それこそ錦織圭のテニスのように、世界を体感できるIMGアカデミーのような若い才能を受け入れる器があればいいのですが、マイナースポーツのボクシングではあり得ません。

幸運が重なった竹原慎二や、突然変異の村田諒太ーーーそうではない、いまなら井上尚弥や中谷潤人、寺地拳四朗のような、階級最強と誰もが認めるチャンピオンを人気階級で誕生させるには何が必要なのか?

そして、何を切り捨てなければならないのか?




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米国ボクシングシーンで、ライト級未満のクラスが大きな注目を浴びることはまず、ありえません。

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まさか、デラホーヤと戦う未来がやって来るとは…。

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まさか、初戦でパッキャオが圧勝、再戦があるとは…。

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まさか、メイウェザーと…まさか、まさか…。


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まさか、自殺行為とまで言われたデラホーヤ戦があんな展開、結果に終わるとは。


非常にレアな例外はマルコ・アントニオ・バレラ、エリックモラレス、ファン・マヌエル・マルケス、歴史に残る3人のメキシカンがフェザー級からジュニアライト級で繰り広げた複数のビッグファイトです。

3人とも揃いも揃ってPFP上位に君臨、のちに一発殿堂入りまで果たすグレートたち。

メキシコ史上最高選手の10傑リストを作るとき、この3人を外すことはまず不可能です。

マニー・パッキャオはそんな3人の包囲網を打ち破り、打撃戦上等、一歩も下がらないメキシカンスタイルはメキシコのファンをもトリコにしてしまったのです。

軽量級にも関わらず、大きな会場をフルハウスにし、当たり前にPPVイベントの主役をつとめたパッキャオの衝撃は、現在の井上尚弥や中谷潤人とは全く違う次元のものでした。


しかし…。

そんなパッキャオですら、オスカー・デラホーヤを斬り刻んだキャリア47試合目のたった1試合で、それまでの46試合で積み上げたファイトマネーを凌駕するビッグマネーを手にしたのです。

それはもちろん、カネだけではありません。メキシコ系をはじめとする熱心なボクシングファンの枠を超えて、カジュアルなボクシングファンの誰もが注目する存在にまで昇りつめたのです。

当時のパッキャオはほぼ全てのメディアが満票でPFP1位に推す、ずば抜けた専門家評価を集めていたばかりか、ファイター・オブ・ザ・イヤーにも輝き、傑出した専門家評価に浴していましたが、人気はコアなファンに限定され、報酬も人気階級のトップとは桁が一つ落ちました。

もうお分かりでしょう。

井上尚弥のPPVにすら乗らないT-モバイルが、どれほど無茶苦茶な欺瞞の興行だったかを。

あの、対戦相手に恵まれるにも程があるマニー・パッキャオですら、ライト(軽量)級までは専門家とコアなマニアの評価だけが高く、スターダムのトップに立てなかったのです。




なぜ、三代大訓は何もさせてもらえずに惨敗したのか?

なぜ、佐々木尽は嬲り者された挙句に轟沈させられたのか?

そして、なぜマニー・パッキャオは人気階級で大暴れ出来たのか?

才能と実力だけが原因なら、私たちはリングの上の〝大谷翔平〟が出現するまで待たねばなりません。

しかし、それだけではないのなら、人気階級攻略の糸口がどこかにあるのなら、それを探してみましょう…。




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Thursday 19, June 2025
  

Ota-City General Gymnasium, Tokyo, Japan
commission:Japan Boxing Commission
promoter:Hideyuki Ohashi (Ohashi Promotions)

view on JAPAN Lemino/USA ESPN+ 

WBOウエルター級12回戦


©︎ブライアン・ノーマンJr. vs 佐々木尽


両者同じ66.6kgで秤を降りた前日計量。

ウエイトは全く同じでしたが、ノーマンの方が大きく見えてしまいます。

佐々木尽は本来ならライト級かジュニアウエルター級がベスト(相対的に最も強い)かもしれませんが、ウエルター級バージョンが絶対的に強いのは明らかです。

それを言い出すと、減量階級の選手のほとんど全てが絶対ではなく相対の檻に自らを閉じ込めていることになります。

絶対的な強さで挑んで勝てる、ウエルター級がそんな世界ではないことは、ボクシングファンの誰もがわかっていること。

一方で、そのウエルター級への畏怖の礎になっているのは、JBC発足から70年以上の歴史でたったの6試合のサンプルからです。

私たち日本のボクシングファンが「ウエルター級はレベルが高い」と畏怖するとき、そこに渦巻いているのは過剰な怯懦です。

たった6度の失敗。

数で言えばフライ級やバンタム級など日本人が好き勝手している階級の方が、失敗の数は多いのです。

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遥か太古の昔、大きく筋肉質の肉体と鋭利な牙、頑強なアゴを持ち、とてつもなく早く走る脚力まで見せる怪物を、私たちの祖先は恐れ慄いていたはずです。

そして、怪物をつぶさに観察し、炎を極端に恐れること、俊敏な動きは瞬間的で持久力に欠けることを知った祖先は怪物を恐れなくなりました。

そして、最も決定的だったのはその怪物に「ライオン」と名前を付けたことでした。





あす、佐々木尽がウエルター級を恐れる私たちに「たくさんある階級の一つに過ぎない」と教えてくれるのか?

それとも、私たちはまたしてもウエルター級に〝名前〟を付けられないまま、長い歳月を耐え忍んでいくのでしょうか。

もちろん、そんな屁理屈をこねてもウエルター級は特別です。

ウエルター級よりも重いジュニアミドル級やミドル級で日本人が活躍した経験があることには理由があります。

ジュニアミドル級は、かつて欧米から格下と見られていました。現在、ジュニアミドル級の強豪王者の壁はウエルター級と同じかそれ以上です。

ミドル級では2人のアルファベット王者が生まれていますが、竹原慎二はビール腹で来日した油断にまみれたホルヘ・カストロが相手。

東洋太平洋レベルでも無双とは言い難かった竹原は、現在の地域王者に勝つのも厳しかったでしょう。

地域王者レベルには当たり前に勝利していた村田諒太も強豪王者を倒すまでには至りませんでした。そもそも、村田は五輪ミドル級金メダリスト、強豪王者も倒すかもしれないと大きな期待を集めた不世出の日本人です。

そう考えると、特別な事情が絡み合って初めて日本人が戦えるクラスがウエルター級から上ということかもしれません。

佐々木尽に勝機がないとは思いません。

ノーマンとの相性やノーマンの調子、複数の要素がノーマンにマイナスに佐々木にプラスに働けば、チャンスは十分にあるはずです。

そう期待して応援しているのは私だけではありません。

しかし、そんな私たちですら、ノーマンに勝った佐々木尽がウエルター級に君臨するか?と聞かれたら答えに詰まってしまいます。

そんなウエルター級に対する煮え切らない思い。

佐々木には、そんな外野の思いを沸騰させて蒸発させていただきたいと願っています。

「待たせたな、世界!」。

今夜、そんな勝利者インタビューを聞けますように。

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こういう〝おことわり〟はなるべくしたくはないのですが、個人的にはバロンドールよりもシュガー・レイ・ロビンソン杯の方が100倍興味があります。

しかし「PFP1位はバロンドールと同じくらいの価値がある」なんていう戯言を聞くと、本当にバカじゃないのか?と思ってしまいます。

こちとら「バロンドール?シュガー・レイ・ロビンソン杯よりちょっと下くらいの価値は認めてあげてええかな?」って、見立てですわ。

まあ、これほどどうでも良い議論は他になく、PFP同様に「それで?」という話です。だから、酔っ払いにとっては最高のツマミになるのです。

というわけで、最高のツマミと酒を提供する【暴論サロン】にようこそ。


世界的にボクシングが競技人口も人気も低いマイナースポーツであることは誰もが理解していますが、メキシコとフィリピンではメジャースポーツです。

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カネロ・アルバレスやマニー・パッキャオは、大統領もよく口にする「スーパースター」という表現では言い尽くせない国家的存在です(パッキャオの場合は大統領選挙を争った〝仲〟ですから当然ですが)。



さて、このブログでも「正確に測るのは無理」と匙を曲げて投げてるユリ・ゲラーな〝スポーツ世界人気ランキング〟。

まず、サッカーの1位は絶対確定ですが、統計の取り方によってはバレーボールやバスケットボール、卓球、クリケットがサッカーを上回るランキングもあります。

「バレーボールが世界競技人口1位」というのはさておき、北米とヨーロッパでメジャーなバスケットボール、中国というとんでもない大国が主導する卓球と、ついに人口で中国を抜いたクリケットが競技人口が多い、というのは理解できます。

クリケットについては、全く馴染みのない日本から見ると奇異に感じほど、英連邦圏や米国でも観戦スポーツとして高い人気を誇っています。

クリケットと同じようにラグビーも、英国(イングランド/スコットランド/ウェールズ)、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、アルゼンチンといった強豪国では完全メジャースポーツ。日本でも、W杯への関心は以前とは比較にならないほど高まっており、リーグ戦の人気も小さくありません。

「ラグビーは世界的にマイナー」という意見も寄せていただきましたが、ラグビーがマイナーであるわけがありません。ましてや、ボクシングよりもマイナーなんて。

クリケットやラグビーのW杯が米国でどれほどのボリュームで報道されているかを目の当たりにすると、多くの日本人はビックリするはずです。野球のWBCとは次元が違う注目度です(野球WBCがダルビッシュ有が吐き捨てたように「MLB選手ですら興味がない(だからこそ頑張らないといけない)」。というレベルなんですが)。

やはり、競技人口と人気で世界ランキングの上位に入ってくるテニスとゴルフ、競技人口は極端に少ないものの注目度は高いカーレースは、富裕国で趣味として浸透していたり、巨大企業が威信を賭けて参戦していることが背景になるので、サッカーや野球などとは同列に語りにくい側面があります。

その野球はメジャーである国は少ないものの、日本や韓国、台湾では国技クラスの人気を集め、米国でも4大スポーツのハシクレ、競技人口でもトップ10に数えられるランキングが珍しくありません。

米国MLBを目指す〝ハングリー〟リーグが存在するドミニカやベネズエラ、プエルトリコ、メキシコなどでも野球はメジャー競技、キューバでは国技です。

メジャーかどうかは国によって違います。

昨日、日本の北口榛花がシーズンベストでダイアモンドリーグで優勝したニュースは日本でも報道されはしましたが、陸上競技がメジャーで北口が拠点とするチェコでの報道の方が大きいということもあります。

さて、ボクシングに目を移すと残念ながら競技人口の面では上位のスポーツとは全くケタが違います。

英国圏や日本でも学生スポーツとしてもメジャーなラグビーの競技人口は2000万人。5万人もいないボクシングは比較対象ではありません。

人気面でもラグビーとボクシングでは天地の差。ラグビーも剥き出しの頭部をさらす、脳震盪リスクが高い〝格闘技〟なんですが。

もちろん、ボクシングが東南アジアやアフリカ、南米の貧困国、つまりスポーツに目を向ける余裕のない国で一定の人気があり、ラグビーが先進国の大学スポーツとしても定着しているという真逆の事情が、世界的人気の印象に大きなバイアスをかけているのは否めません。

とはいえ、競技人口だけでなく、ボクシングとラグビーが世界的にどちらが人気があるか?という〝勝負論〟は成立しません。

やはり、一見すると真逆に見えるカーレースの方がボクシングに近似しているかもしれません。どちらも「面白そうだからやってみようかな」と、親にボールを買ってもらって気軽に始めることのできるスポーツではありません。

「ストリート(ファイト)との違いはグローブをはめることくらい。簡単に始めることのできるスポーツはボクシングしかなかったんだ」(マニー・パッキャオ)なんて人は特別です。

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話が脇道に逸れました。

サムライブルーです。

それにしても、過去最高がベスト16どまり、死のグループに入らなくとも一次リーグで敗退しても大きな驚きはない、そんな弱小チームが選手だけでなく監督、協会までもが優勝を口にして決戦の舞台に挑もうとしています。

優勝?

最新のFIFAランキングでも15位。同じアルファベット団体でも、WBAやらWBCのデタラメランキングとは違う、ちゃんとしたランキングです。いや、これでもかなり日本贔屓か。

今回も「よくてベスト16」どまりです。ベスト8なら大健闘です。

それが優勝?

絶対に無理です。

優勝?

ベスト16で泣かされてきた国が、この特別なスポーツの最高舞台で頂点に立つなんて、よくも言えたもんです。笑わせてくれるじゃありませんか。

大谷翔平は「絶対に無理」と決めつけられたことをやってのけましたが、あれは所詮は1人でやった奇跡。しかも、当事者が、あの大谷翔平です。

フシ穴の私でも、彼がMLBで大成功するのはわかってました。

W杯優勝なんて、11人が、いや登録選手26人(前回と同様なら・まだ未発表)全員が同時に奇跡を演出しなければ、不可能です。そこには〝大谷翔平〟はたったの1人もいません。

それどころか、監督、コーチ、チームを支えるスタッフ全員が奇跡を起こしても、サポーターが魂込めて応援しても、ベスト8が限界かもしれません。

絶対に無理です。

日本代表がサッカーW杯で優勝?

10年足らずで弱小チームから急成長、ベスト8まで登ったブレイブ・ブロッサムズがライバル国が限定されるラグビーW杯優勝を目指すのはよく分かりますが、J発足から30年以上も経ったというのにベスト16が壁のサムライブルーが優勝なんて…。

ボクシングみたいに階級制ならジュニアフェザー級のサッカーW杯で優勝とか十分可能ですが、そうではありません。





それでも、サムライブルーはズタズタになりながら、ボロボロになりながら、あのヘンテコリンなトロフィーを、必ず日本に持ち帰って来ます。

必ず。


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Thursday 19, June 2025
  

Ota-City General Gymnasium, Tokyo, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Hideyuki Ohashi (Ohashi Promotions)

view on JAPAN Lemino/USA ESPN+ 

WBOウエルター級12回戦





いよいよ、あと5日に迫った佐々木の世界アタック。

1952年のJBC設立から73年。ウエルター級に挑戦した日本人は、佐々木でやっと5人目。

日本に王者を引っ張り込んでの挑戦となると、これが3度目。1989年12月(WBA王者マーク・ブリーランドvs尾崎富士雄)以来の約35年6ヶ月ぶり。35年に1度地球に接近する彗星、エケクルスのようなものです。

八王子の佐々木が、世界の人気階級ど真ん中を射抜いて、スターに輝けるか?

ウィリアム・ヒルの掛け率は王者が1/4(1.25倍)、挑戦者3/1(4倍)。驚くほど接近したオッズです。

ESPNでは2位と7位(1位はジャロン・エニス)、リング誌では1位と6位(王者はエニス)。世界評価ではけして大きく劣るわけではありませんが、人気階級となるとアジアと世界の差は歴然、この順位が日本人に大きく贔屓した数字であることは誰にでもわかる事実です。

BoxRecでは佐々木が3位でノーマンが4位(1位エニス/2位デビン・ヘイニー)。地域タイトルのレベルを同等に見るPFP的な評価では、実績で佐々木がノーマンを上回るという理屈もありですが…。

いずれにせよ、Mission Impossible。

19日の木曜日。私たちは、佐々木が「日本人、近寄るべからず」の結界を破る瞬間を目にすることが出来るのか?


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今日は築地でお祭り。天気が悪いのが残念。

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本文とは関係ありません。


Saturday 14, June 2025

Madison Square Garden Theater, New York, New York, USA
commission:New York State Athletic Commission
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr
 view on DAZN 

IBFライト級挑戦者決定戦



前日計量は三代が134.6ポンド、クルスがリミットいっぱい135ポンド。


ワシル・ロマチェンコの引退で正規王者に昇格したレイモンド・ムラタラへの挑戦権に王手をかけた大勝負です。

ライト級は人気階級への玄関口。ガーボンタ・デービスやシャクール・スティーブンソンが徘徊、今回はマディソン・スクエア・ガーデンのシアターですが勝てばアリーナでメインの夢も膨らみます。

オッズはクルスの勝利が1/14(1.07倍)、三代13/2(7.5倍)と30歳の日本人が圧倒的不利。

しかし、29歳のキューバ人が東京五輪金メダリスト、世界選手権で3連覇と途轍もないアマチュア実績をひっさげていることを考えると、大きく三代に寄った掛け率に映ります。

タイトルマッチではありませんが、三代の手が挙げられると日本ボクシング史上に輝く大番狂せ、今年のUpset Of The Year の最有力候補になります。


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公正取引委員会は昨日、日本野球機構(NPB)に対して、日本シリーズの生中継が行われた時間帯に大リーグの放送を行ったフジテレビの取材パスを没収したことなどが独占禁止法違反のおそれがあるとして「再発防止を求める警告」を出しました。

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NPBの中村勝彦事務局長が同日に取材に応じ「取材および編成権の制約と、独禁法上の問題を同じ次元で議論するべきではない」との見解を述べましたが、今後は類似の事態が起きた場合には取材証を没収しないと、事実上の敗北宣言。


このブログでもすでに書いていますが、取材者と取材対象者には、明らかな力関係が存在します。

NPBに不都合な事実を記事にするなら取材させない、という行為が全て独占禁止法にあたるかどうかはさておき、NPB側には今回のフジのMLBダイジェスト放送に不都合があると感じたのは間違いありません。

「せめて時間をズラせばよいものを、ケンカを売ってるのか?あんなテレビ局に取材パスを発行するな!」。

そんな思考で取材パス没収となったことは、誰にでもわかります。


人気やステイタスが小さいマイナースポーツになると、こうした側面は看過されやすく、先月の「井上尚弥のなんちやってT-モバイル・アリーナ」を、アンダーカードを記事にしてもメインにほほぼ触れなかったナンバー誌にも同様の圧力があったと疑われています。

このブログでも紹介してきましたがTモバはMGMグループではNo.1のラスベガスを代表するアリーナの一つ。

カネロ・アルバレスの〝ホーム〟と呼ばれ、世界中のボクシングファンが関心を寄せる試合はPPVで提供されてきました。

ここで日本人がボクシングの興行で初めてメインを張るというのですから、T-モバイル・アリーナもクローズアップしたくなるのはメディアとして当然です。

しかし、残念ながら帝拳と大橋ジムが八方手を尽くした欺瞞のイベントは、Tモバ史上でも最悪の事故レベルの販売不振で、必死のチケットばら撒き工作も虚しく広い客席は半分も埋まりませんでした。

そもそも、最初からPPVに乗っていないのですから、売れるはずがないのです。

当初から赤字は覚悟の上階席の封鎖はなんとか食い止めたいと取り繕った努力も焼け石に水。

当事者がこの事故を語りたくないのは、よくわかります。

しかし「どうしたらTモバでPPVにも乗る本物のイベントが打てるか?あるいはTモバの遥か先にあるザ・スフィアで世界初のボクシングイベントを開催するには何が足りないのか?」という建設的な意見を発展させたいと思っても、当事者が「そこは触れるな」と臭いものにフタをしてしまうと、長谷川穂積や西岡利晃から続く帝拳のウソはこれからも繰り返されるだけでしょう。

そして。またバカ信者が騙される繰り返しです。
誰もがレベルが高い、世界中から注目されていると思われたいのはわかりますが、ウソはダメです。

関係者や信者的なファンが「これはとんでもないこと。サッカーのバロンドールに匹敵する」なんて言葉を聞くのは、何もボクシングだけに限った話でさありません。

しかし、バロンドールに選ばれても「これはとんでもないこと。ボクシングのシュガー・レイ・ロビンソン杯に匹敵する」なんて、誰も口にしません。

シュガー・レイ・ロビンソン杯なんて誰も知りません、PFPを先に知るという本末転倒な井上信者もやっと知ったところです。

さて、そのサッカー。

男子では誰一人バロンドールに輝いたことはありません。

日本代表を振り返っても、Wカップの最高到達地点はベスト16。

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ずっとあとから強化に乗り出したラグビー日本代表すでにベスト8まで登っているというのに。

ボクシングでは、ファンでもすぐに答えられないほど世界王者を抱えているというのに。

それなのに、サッカー男子ときたら、いまだにベスト16どまりなんて情けない…そう思う人はまずいません。

このスポーツで最も特徴的なことは、メディア・ファンと、選手側との関係です。

メディアは常に批判の精神を忘れず、非常に厳しい意見を突き刺すことは珍しくありません。

そして、重要な試合が地上波から外されそうになると、スポーツを超えて一般メディアまでが「国民的関心事なんだぞ!」とユニバーサル・アクセス権まで話を発展させるのです。

来年に開幕が迫った、米・加・墨、3カ国共催のサッカーWカップ。

ロスから全米に飛び火している大騒動を見ると「そもそも無事に開幕出来るのか?」と心配になりますが、その話はまた別に。

英国〝圏〟を中心にヨーロッパや南米で特別な人気を集めていたサッカーですが、日本や米国では決して特別ではありませんでした。

日本では、Jの発足から完全に潮目が変わり、あっという間にメジャースポーツの仲間入り。

これは、ファンになってちょっと調べただけでホンモノの世界的スポーツだと誰もが確信できることと無縁ではありません。

ボクシングは、そこでウソをついてしまいました。

ジミー・レノンJr.が「世界的に大注目されている長谷川穂積とフェルナンド・モンティエルの試合に自費でリングアナウンサーをやられせてくれ」と申し出たから、米国でも大人気。

西岡利晃はパッキャオやメイウェザー、タイソンが戦ったMGMで世界タイトル防衛戦、ファイトマネーは1億円だから、ラスベガスでも大人気。

井上尚弥はT-モバイル・アリーナでチケット前売り絶好調、練習後はファンがサイン待ちの長蛇の列、だから大人気。

ーーー全て大本営発表です。

サッカーは「W杯はあらゆるスポーツの中でも別格のタイトル」「バロンドールは権威も価値もある」なんて、わさわさ主催者側が喧伝しません。

それにしても、過去最高がベスト16どまり、死のグループに入らなくとも一次リーグで敗退しても大きな驚きはない、そんなサッカー日本代表が選手だけでなく監督、協会までもが優勝を口にして決戦の舞台に挑みます。

優勝?

最新のFIFAランキングは15位。同じアルファベット団体でも、WBAやらWBCのデタラメランキングとは違います、

今回も「よくてベスト16」どまりです。

優勝?

絶対に無理です。

優勝?

ベスト16で泣かされてきた国が、この特別なスポーツの最高舞台で頂点に立つなんて、よくも言えたもんです。

【暴論サロン】では、誤解を恐れず真実を叫んできましたが、大谷翔平の二刀流も霞む、暴論中の暴論を絶叫していきます。






サムライブルーは、あのヘンテコリンなトロフィーを、必ず日本に持ち帰って来ます。

必ず。



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Wednesday 28, May 2025
  
Yokohama Buntai, Yokohama, Kanagawa
commission:Japan Boxing Commission
promoter:Hideyuki Ohashi (Ohashi Promotions)
view on DAZN /view on Lemino

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https://fushiananome.superknova.org/archives/36616790.html


◾️WBOバンタム級12回戦

©︎武居由樹 vs ユッタポン・トンデイ



◾️IBFジュニアライト級王者決定12回戦

力石政法 vs エドアルド・ヌニェス




それにしても、ボクシングの世界タイトルマッチって年に何回行われてるのでしょうか?月2回なんてレベルじゃありません。

先週土曜日に亀田和毅と重岡銀次郎、そして水曜日に武井芳樹と力石政法。切り取り方にもよりますが、この5日間で4試合です。

これを「世界タイトル」と考えるからややこしくなるだけで、「WBOタイトル」「IBFタイトル」と割り切った表現することで、少しは現実に近づけるでしょう。

ESPNなど一部メディアは、なるべくこの表現をとっています。

さて、試合の興味は武居(1/14=1.07倍)、ユッタポン(13/2=7.5倍)とオッズも予想も大きく開いたバンタム級ではなく、人気階級への導火線・ジュニアライト級の力石です。

2017年のデビューから8年、地域タイトルを丁寧にピックアップ、伝説の名字を名乗る30歳の力石はプロ3戦目の黒星から14連勝中(16勝11KO1敗)。

空位のIBFタイトルを争うのは27歳のメキシカン、ヌニェス。27勝1敗、27の勝利は全てKO。唯一の黒星も7年前の6回戦と、力石と同じようにこの1敗を取り上げて何かを語るのは無意味です。

オッズはアウエーに乗り込んでくるヌニェスが1/2(1.5倍)でフェイバリット。ホームで迎え撃つ力石が13/8(2.63倍)のアンダードッグ。

昨年3月、イタリアはラツィオ・コッレフェッロで最終回の大逆転でWBCシルバーを強奪した力石に、2年連続の番狂せをお見せいただくとしましょうか。




https://fushiananome.superknova.org/archives/35346318.html





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When Goliath Loses

大番狂せが起きるとき。


〝女子格闘技のパッキャオ〟ホリー・ホルムがボクシングのリングに帰ってきます。

ジェイク・ポールのMost Valuable Promotions と契約。

ニューメキシコ州アルバカーキ出身の43歳、戦うために生まれてきたホルムは、6月28日に行われるジェイクとフリオ・セサール・チャベスJr.のメガファイトのアンダーカードに登場します。

ボクシングとMMAで数々の世界タイトルを獲得、印象的なファイトをいくつも繰り広げてきたホルムですが「キャリア最高の試合は?」という注文に、誰もが同じ答えを口に出来る奇特なファイターです。




さて、ニューヨークタイムスが「格闘技界の最大番狂せ」として、「ジャック・デンプシーvsジーン・タニー」「マイク・タイソンvsバスター・ダグラス」脇役に推しやった「ロンダ・ラウジーvsホリー・ホルム」。


ラウジーにはボクシング転向の噂もあり、没落一方の米国ボクシングの救世主になると大きな期待がかけられていた、そんなタイミングでもありました。

米国ボクシング市場よりも悲惨な販売不振で倒産寸前に陥っていたリング誌も、創刊以来初めてボクシング関係者以外、しかも女性を単独カバーに起用する入れ込み用でしたが…。

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来月の東京でも大番狂せが期待される大勝負があります。


Thursday 19, June 2025
  
Ota-City General Gymnasium, Tokyo
commission:Japan Boxing Commission
promoter:Hideyuki Ohashi (Ohashi Promotions)
media:view on USA ESPN+ 


WBO World Welter 12rounds

©︎ Brian Norman Jr. vs Jin Sasaki



さあ、日本のボクシング史が変わる大勝負。

6月19日、人気階級のど真ん中に佐々木尽が斬り込みます!

オッズを蹴散らせ!大番狂せを巻き起こせ!



 
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