カテゴリ: ボクシング界はいつだって魑魅魍魎

Saturday 23, May 2026
  
Pyramids of Giza, Giza, Egypt
promoter:Spencer Brown (Goldstar),
Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Tom Dallas
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ヘビー級のは無差別級。それがどういうことか?

最強の自分をデザインできるのです。

それは対戦相手によっても。

ーーー前日計量はLIneal /リング誌/WBA /WBC /IBF3団体ヘビー級王者オレクサンドル・ウシクが自己最重量の233.3ポンド(約105.8キロ)。リコ_バーホーベンは258.7ポンド(約117.3キロ)。

ウシクのキャリア最重量が何を意味するのか?対戦相手を考えてのかつてない増量なのか?それとも、油断なのか?


そして!7度目の防衛戦に臨むWBO世界女子ジュニアバンタム級王者の晝田瑞希は114.7ポンド(約52.0キロ)、挑戦者のマイ・ソリマンは114ポンド(約51.7キロ)。


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報道発表資料

2026年5月22日

今後の「SAIKOULUSH」に関するご報告


平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度のSAIKOULUSH キルギス大会の中止、ならびに6月6日に予定しております愛知大会に関する一連の発表により、ボクシングファンの皆様、スポンサーの皆様、関係者の皆様、そして人生を懸けてリングに上がる準備をしていた選手の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますこと、心より深くお詫び申し上げます。

本件に対する責任は極めて重いと痛感しております。この状況下におきまして、弊社はボクシング興行の運営主体に資さないと考え、ボクシング興行の運営事業から退くことを決定いたしました。

それに伴い、亀田プロモーションとの共同プロジェクトである「SAIKOULUSH」につきましても終了させていただき、提携関係を解消する事をご報告申し上げます。

【6月6日 愛知大会について】

現在、6月6日の愛知大会につきましては、楽しみにしてくださっているファンの皆様と出場選手のために、亀田興毅氏を中心に開催に向けて尽力されております。弊社といたしましては、運営からは退くものの、本大会が実現できるよう、亀田氏の活動に対して最大限の協力を惜しまない所存です。

エンターテインメントやグルメとボクシングの融合を目指し、新たなファン層に魅力を届けるべくスタートした挑戦でしたが、このような結果となり、応援してくださった全ての方々の期待を裏切る形となりましたこと、痛恨の極みでございます。

これまでに頂戴いたしました皆様からの多大なるご支援に深く感謝申し上げますとともに、多大なるご迷惑をおかけしましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます。

株式会社LUSH 代表取締役

原田 萌子




*********プレスリリースを出すのが、あまりにも遅過ぎます。それ以上に、資金難でキルギス大会の開催が不可能となるのはもっと早くわかっていたはずです。「資金難」という事実にふれていないのもあまりにも無責任。

アスリートはその日に合わせて練習を積み重ねています。特に、減量をともなうボクサーにとって直前の中止ほど辛いものはありません。井上尚弥らも怪我で試合を延期したように、「生身の選手事情」(故障や体調不良など)は不可抗力、仕方がありません。

しかし、ビジネスとして進める「管理できる運営側」が直前に中止するのは言語道断。当初、興毅が口にした「昨今の国際情勢によるコストの高騰」なんて、キルギスには関係なく、当地では普通にビジネスも観光も営まれています。「まさか、直前でこんな事態になるなんて」という事故はありません。

かなり早い段階から「開催は無理」とわかっていたはずです。


興毅が掲げた「ボクシングの再興」は、間違ってはいません。ブラックボックスと嘘に塗れたこのスポーツは、ファイトマネーをチケットで支払うなどおよそプロスポーツとは呼べないおかしな慣例が横行しています。

しかも、あろうことかファイトマネーの相場は半世紀近くも、ほぼ据え置き。ファイティング原田の時代は「6回戦でも食っていけた」(相場が10万円でジムにマネジメント料33%などを支払っても5万円は残る)というのは当時の貨幣価値はもちろん、現金払いが当たり前だったことからも事実でしょう。

ナチュラルウエイトで戦っていた内山高志は試合内容もスペクタクルでPFPにも数えられた素晴らしいファイターでしたが、チケットも大量に売りさばく優秀な営業マンでもありました。しかし、それは本来はあってはいけない、純粋な美談にしてはいけないことです。

内山がジムに「売って来ましょうか?」と自主的にやっていたことでも、後輩ボクサーは「世界王者の内山でも売ってるんだから、お前らも頑張れ」とチケットを渡されると嫌な顔もできなかったそうです。

内山が興毅に好意的なのは、もしかしたら3150の取り組みに対する共感が強かったからかもしれません。


半世紀にもわたって凍結されて来たファイトマネーを現金払いで引き上げた興毅の頑張りは、間違いなく正しい。

しかし、他のジムから見ると「余計なことするな」と、疎ましく映ったでしょう。また、公正な亀田裁判で惨敗したJBC、日本の軽量級選手を優遇する認定団体のデタラメぶりを亀田だけになすりつけるアンチにとっても面白いものではありませんでした。

興毅には、敵が多過ぎました。

開催の方向で好転している6月6日の愛知開催の興行にしても、もし彼が業界内に良好な関係を築けていたら、ABEMAだけでなくもっと早い段階で他のジムも代理開催など協力・救済の手を挙げていたかもしれません。

興毅は「業界の中で良好な関係を築く」「アンチに対して説明する」、その二点では明らかに不十分で間違っていました。


「亀田がボクシングをダメにした」と、アンチは口にしますが大間違いです。元々ダメだったのは、ボクシングの方です。日本でも世界でも、ボクシングの構造が根本的に間違っているのです。

もちろん、ダメなボクシング界が提供するレベルの低い相手と試合しているのにもかかわらず、大言壮語を吐いていた彼が反感を買うのは仕方がない面もあります。試合前にWBA会長が亀田史郎に特製のミニチュアベルトを手渡してエールを送ったときも、あんなもの受け取ってはいけないのです。

とはいえ、タイトルに返り咲いた辰吉丈一郎が「スライマン会長のおかげ、何度もチャンスを与えてくれた」とリング上で感謝し、長谷川穂積の山下トレーナーがカメラの前で「WBCには恩がある」と平気で口にしたように、プロボクシングでは異常な感覚を異常と思えない狂気が当たり前になっているのです。

興毅が全盛期のウーゴ・ルイスに完勝してもスルーされますが、長谷川が劣化ヘタレ版のルイスに勝つと感動ストーリーに仕上がるのです。

亀田一家を演出したTBSにせよ、興毅に擦り寄ったWBAや亀田大毅に常軌を逸した優遇発言をしたIBFにせよ、今回のLUSHにせよ、亀田サイドには〝被害者〟の側面があったことは否定できません。

しかし、彼らは喜劇的なまでに無知で低脳であったがために、乗せられるまま、自分から踊っていたのも事実です。ただ、彼らは諸悪の根源ではありません。末端です。

以前も書いたことの繰り返しになりますが、井上尚弥があの実力のまま亀田と同じ言動で世間を刺激していたら、今以上の人気と、今ではほとんど認められない反感が激しく荒れ狂う、善悪混淆の途轍もない現象を巻き起こしていたでしょう。

悲しいかな、亀田は実力と比較してあまりにも、それこそ喜劇的に目立ち過ぎてしまったのです。





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【確定事実=公開された事実と米国での納税対象】大谷翔平は2023年12月にロサンゼルス・ドジャースと10年7億ドルの契約を締結。その大部分が2034年から始まる年払いに繰り下げられている。31歳の二刀流スター選手は昨シーズンの年俸200万ドルとオールスターゲーム出場による4万ドル、ドジャースのワールドシリーズ優勝までのポストシーズンボーナス約48万5000ドルを獲得した。


【推測の域を出ないもの=日本で大谷が事実上の代表を務める企業の収入】グランドセイコー、日本航空、セコム、ニューバランス、住友ゴム、ポルシェジャパン、HUGO BOSS、伊藤園、ゆうちょ銀行、キリンサプリメント、ワコールスポーツウェアなど、20社以上のスポンサーを持つ大谷にとっては、グランド内で稼いだ金額はソファのクッションの中に迷い込んだ小銭に過ぎないのは疑いようがない。

日本企業のCMスポンサー料は、トップクラスで100万ドル、伝説の女優、吉永小百合ではさらに上と考えられている。しかし、大谷の日本でのデミゴッド(ほとんど神扱い)な存在感はそのレベルではないと推測したとして、何の不自然もない。中には、figure(桁)が違う金額で契約した企業もあるはずだ。

我々が推定で算出した金額は、彼をかなり過小評価しているかもしれない。



ーーーーーかつて、納税額からはじき出されていた日本のスポーツ長者番付ほどの正確さはないでしょうが「ラスベガスで防衛戦を重ねれば天文学的数字になる」と妄言していた大橋秀行の素っ頓狂な言葉とは違い、フォーブスの数字は大きく的を外したものではないでしょう。


さて、亀田興毅はどこで間違ったのか?あるいは、間違っていなかったのか?








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亀田興毅の「SAIKOULUSH」が資金繰りの悪化から破綻、大谷翔平が選手報酬の大半を後払い契約にしているにもかかわらずフォーブス誌のアスリート長者番付で5位という、対照的なニュースがほぼ同時に舞い込んでしまいました。

また、一部海外メディアが井上尚弥の昨年度の収入を約99億円と報じましたが、フォーブス誌ではランク外。これは、フォーブスが独自取材で収入を推測しているのに対して、スポルティコなどの新興メディアは「according to Hideyuki Ohashi(大橋秀行氏によると)」と非常に怠慢な姿勢で金額を算出(算出とはいえない杜撰なレベルですが)しているためと思われます。

今月2日のTHE DAYのメガイベントで「井上は30億円レベルのファイトマネーを得る」と聞いて、多くのボクシングファンが「いままでも10億円を超えていたのに、あの巨大イベントでそれの3倍しかないの?」と違和感を覚えていました。

昨年5月の〝虚飾〟のラスベガスは大赤字興行だったはずですが、大橋秀行は「チケットの売れ行きは好調」「過去最高のファイトマネー」と、妄言を重ね続けました。

無知蒙昧な井上信者は「ぼくたちは事実や真実なんて知りたくない。そんなことよりも気持ちの良い嘘が聞きたいんだ」ということでしょうが…。



さて…。


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那須川天心vsフロイド・メイウェザーのエキシビション。前日計量も公開されないとんでもないハンデキャップマッチに〝神童〟の勝ち目はありませんでした。

その天心vs井上拓真の〝ハンデ無し〟の公式戦。戦前予想は天心やや有利でしたが、天心というメジャーを前にして、常に兄の陰に隠れていた拓真のモチベーションは「人生最高」。マイルド・アップセットを起こして〝主役〟になって見せました。

今回の「キックボクサーvsボクサー」は、天心のメイウェザー戦ほどの悲惨なワンサイドにはならないでしょうが、序盤で見せ場を作った拓真戦のような展開にもならない、その中間的な試合になるのではないでしょうか。

日本で温室栽培された〝神童〟の天心と、オランダのキック界から叩き上げられたリコ・バーホーベンには、共通点があります。

それは「ボクシングについて完全な素人ではない」。

天心は早くから帝拳ジムに出入りしていました。その鍛錬には、単純にキックに活かせるパンチを磨くというだけでなく、葛西裕一をはじめ、多くの指導者が「ボクシングでも世界を獲れる」とその才能を認めていたのは、純粋なボクシングテクニックの学習も含まれていたからです。

もちろん、そこもまた「帝拳」という名の温室だったのですが…。

そして、リコも「ボクシング素人」ではありませんでした。天心の葛西に当たるのが、タイソン・フューリーの叔父、ピーター・フューリーでした。

今回のウシク戦でも、ピーターがコーナーに付くはずです。

2013年、つまり今から13年も前にリコは、のちのヘビー級王者タイソン・フューリーがデビッド・ヘイ戦に向けてのスパーリングパートナーに抜擢されます(2度の延期の末に結局中止)。

もちろん、一部のキックファンが騒ぎ立てるようにフューリーと練習では互角であったなんてことはなく、何人もいるパートナーの一人に過ぎませんでした。

タイソン・フューリーの練習相手として勧誘されたリコは二つ返事で引き受けますが「ボコボコにされてしまった」。それでもキャンプに残っていると、タイソンもピーターも目にかけてくれるようになりました。

すでに「世界最強」と見られたジプシーキングとのスパーリングでボロボロにされても頑張るリコの評判は高まり、一族のフューイ・フューリーはもちろん、アジット・カバエルやディリアン・ホワイト、デイブ・アレンなどヘビー級のトップボクサーとのスパーリングパートナーをつとめることになります。

タイトルホルダーでもない天心が、相性の良い現役の世界王者クリスチャン・メディナを気軽にパートナーに呼びつけるのとは正反対です。それにしても、軽量級のタイトルって何なの?という世界です。

リコはヘビー級のトップ選手にとって優秀なスパーリングパートナーに成長しますが、所詮はそこまで。要は「良い練習台」ということです。

リコは温室とは無縁のボクサーとしては全く無名(0勝5敗の選手と1試合だけ経験あり)で、拓真がメジャーのシンボルとして打倒を目指した天心のようなステイタスもありません。

しかし、ボクシングだけでなくUFCヘビー級王者トム・アスピナルともボクシングのスパーリング経験があるのです。

アスピナルは「ウシクは疑いようもなく、世界最高のボクサー。リコの体格は大きなアドバンテージにならない。ただ、リコはウシク以上に非常に強い勝負根性を持っている。ウシクはアマチュア時代も含めてボクシング経験がとんでもないほど豊富だ。しかし、戦闘という点ではリコも恐ろしいほど経験豊富。精神的にもスタイル的にもやりにくさを感じるのは、間違いなくウシクの方。勝つ可能性はゼロではない」。

リコは「何も知らない人がいろんなことを言っているのは知っている。私はボクシングの公式戦こそ1試合だけでも、トップ選手とのスパーリングは数多くこなしてきた。挑戦資格があるかどうかは、私が決めることではないが、WBCはタイトルをステイクしてくれた。長いボクシング史上で最大の番狂せを起こして見せるさ」。



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現役ヘビー級チャンピオンと、キックボクサーの公式戦。

誰が見ても茶番劇にもかかわらず、欧米では大きな批判は起きていません。

2017年にフロイド・メイウェザーがMMAファイターのコナー・マクレガーとボクシングの公式戦を戦うと正式発表したとき、多くのメディアは非難を浴びせました。

しかし、あれから9年。米国のボクシングシーンは完全にダークサイドに堕ちました。

ボクシングの社会的ステイタスは、デタラメランキングとデタラメチャンピオンシップがまかり通る4Belt -Eraで完全崩壊。その意味では、現在のボクシングは本質的に茶番劇だとも言えます。

この9年間で茶番劇が商業的成功を収める一方で、カネロ・アルバレスに代わるスターはついに現れず、誰にもリレーされることなくトーチの灯は消えてしまいました。

5月23日(現地時間)、私たちは突拍子もない舞台で何を見るのでしょうか。

晝田瑞希がピラミッド広場で戦うのは楽しみですが…。

オレクサンデル・ウシクとリコ・バーホーベンの試合はWBCがタイトルマッチと認定、IBFも公式戦として承認すると発表しました。IBFの場合はタイトルマッチとしては承認せず、ウシクが敗れるとタイトルは空位になるということです。

それにしても…


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すでに、何度か書いてきたないようですが「減量」と「頭部への打撃」の悪影響について。


過酷な減量と頭部への打撃よって硬膜下血腫(衝撃で脳が頭蓋骨内で回旋することで脳と硬膜をつなぐ静脈が切れて、脳を覆う硬膜とくも膜の間に血が溜まる)が起きてしまいます。

減量によって脳も十分な水分が行き渡らないことで縮小、脳と硬膜を繋いでいる静脈が伸ばされた危険な状態に陥っているのです。そして、一気に体重を落とす「水抜き」の方が脳の縮小が激しいこともわかっています。

前日計量のあとの水分補給では間に合いません。健康体に戻すには体のすみずみまで水分が充足されるように少なくとも数日かける必要があります。

水抜きをしているかどうかは、1週間前計量や1ヶ月前計量などで推測することは出来ますが、WBCなどが行なっているこのような予備計量はあくまで自己申告。

ジョンリール・カシメロのように「これからサウナにこもって一気に落としまっせ〜!」とSNSに動画アップしてくれたら一発アウトですが、あの一件は英国ボクシング管理委員会(BBBofC)が水抜きを禁止していたから。

JBCは禁止していません。



そして「頭部への打撃」の悪影響について、昨夜、ボクシングシーンが慢性外傷性脳症(CTE =Chronic Traumatic Encephalopathy)をテーマに「脳損傷とボクシングに関する衝撃的な事実」という記事をアップしました。

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*****

2026年3月に行われたリッキー・ハットンの死因究明審問で、CTEの証拠が報告された。

マンチェスター南部検視官裁判所でハットンの交際相手だったジェニファー・ドゥーリーが「記憶障害に苦しみ、自分でスケジュール管理が出来ない状態だった」と証言した。

CTEがMRIでは検出できず、死後の解剖時に顕微鏡で脳を検査することでしか確定診断できないことが、問題をさらに深刻にしている。CTEは、血液採取などではわからない。

ボクシングと同様にCTEが起きやすいNFLでは自殺した選手の多くのケースで、解剖時の検査でCTEが見つかている。

現時点では「ろれつが回らない」「物忘れがひどい」「動作が遅くなる」などから推測はできますが、それがCTEなのかどうかは確定できないのだ。

モハメド・アリがCTEだったのか、パーキンソン氏病だったのかは、今も議論されているままだ。

CTEから引き起こされる悲劇を防ぐためには選手や周囲が疑い、症状が改善されないならリングからさる決断も必要になる。

しかし、アリやハットンがそうであったように選手は非常に勇敢だ。ハットンも亡くなった年に復帰戦を予定していた。

世界中のほぼ全てのコミッションは、試合前に問診票を提出させている。「頭痛はあるか?」「神経系の痛みや違和感はないか?」「既往症は?」…問診票に「はい」と記入する試合前の選手はいない。

毎年、MRI検査を受けて表面上は隠れている症状を発見する、定年制の導入など様々な対策が考えられるが、1回で1500ドルかかるMRI検査の費用を誰が負担するのか、そしてそれも含めてボクシングには世界的な統括団体が存在しないから、定年制の導入も各国・各州コミッションの判断に委ねられてしまう。


*****


世界的な統括団体を持たないボクシングと違い、NFLは選手会の要望などから安全対策に惜しみない投資を続けています。

別の話でもふれている咬ませ犬の問題も含めて、ローカルコミッションの中には非常に無責任な団体も少なくありません。

選手の安全対策は、個々のコミッションの問題になってしまっているまま、未来永劫、改善されることはないのでしょう。世界の統括団体が設立されない限り。



そして、慢性外傷性脳症(CTE)を患ったボクシングやNFLの選手が〝自殺〟する多くのケースで、それは自殺ではなく病死と診断しても良いのかもしれません。



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Netflixが「9月19日にラスベガス最高のアリーナThe Sphere で公式戦として開催」と発表したフロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオは、メイウェザーの「9月19日の日時も、会場のThe Sphereも候補の一つでまだ何も決まっていない。公式戦ではなくエキシビション」と発言して迷走。

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⬆︎BoxRecではいまでも19日、The Sphere でスケジュールされているように、大筋合意には達していたのでしょう。メイウェザーの言葉通りに日時と会場は9月26日、MGMグランドガーデン・アリーナに変更されました。

The Sphere には、この日程でイーグルスのコンサートが正式に入ったため、19日にThe Sphere はありえないことになります。

日本時間の今日未明に両陣営が完全合意したと、複数のメディアが報じていますから、これで最終決着です、たぶん。

どうでも良いBreaking news でした。



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💲 マネー・メイウェザーとマネー・パッキャオ、2人のマネーの再戦は当初予定されていたザ・スフィア(マディソン・スクエア・ガーデン グループ)からTモバイルアリーナ(MGMグループ)へ変更されてしまいました。

Mayweather-vs-Pacquiao083.jpgのコピー


個人的にこの試合を注目していたのは「ボクシング界初のザ・スフィアでのイベント」だっただけにガッカリです。

2000万ドル以上といわれるスフィアの会場使用料(支払い)と、やはり2000万ドル以上の招致料(収入)を考えると、興行運営側から見てザ・スフィアはありえないのは理解していましたが、それを織り込んでもやると期待していました。

現状のボクシング界の窮状に加えて、ボクシング参入は儲かるマッチアップ限定というNetflixのスタンス、ラスベガスの市場原理を踏まえると当然の結果なんですが…。

まあ、マネーの2人はどこでやろうがカネさえいただければどうでも良いでしょうが…。

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PFPは、Mythcal Ranking(妄想ランキング)の別名があるように、明確な定義などありません。もし、そんなものがあるのなら正解が存在することになり、妄想とは呼べなくなります。

PFPという言葉が広まったのは、ヘビー級の陰に隠れて過小評価されていたシュガー・レイ・ロビンソンを専門家やマニアが慰めようとした1950年代のことでした。

それ以来、PFPはロビンソンを指す名称としても使われてきましたが、PFPを定期のランキング化しようと試みて1980年から始まったのがリング誌のBest Fighter Poll でした。当時のボクシング界は団体と階級の分裂・増殖から社会的地位は下降の一途、市場の屋台骨を支えていたモハメド・アリが完全に黄昏時を迎える危機的状況にありました。

アリの後継者として期待が寄せれれたシュガー・レイ・レナードを売り出すには「最強のヘビー級じゃなかったら意味がない」という正論から目を逸らさせる必要があり「最強ではなくても最高」という格闘技ではありえない奇妙なロジック、詭弁、すなわちPFPが持ち出されたのでした。

そして、幸運なことにロベルト・デュラン(Best Fighter Poll 1980年1位)、トーマス・ハーンズ(同1981年1位)、レナード(同1982年1位)、マービン・ハグラー(同1983年〜86年1位)と非ヘビー級で特別なタレントが総当たりの激闘を繰り広げる環境が整い〝詭弁〟に強烈な説得力が与えられました。

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前置きが長くなりました。

いずれにしても、PFPは妄想ランキングに過ぎず、そこに「どれだけ説得力のある詭弁を弄するのか」を競う弁論大会でもあります。

アンソニー・ジョシュアとタイソン・フューリーは、オレクサンデル・ウシクとの予想やオッズは初戦は明白に有利、第2戦も拮抗していました。つまり、ファイターとしての評価はウシクと同等以上だったわけです。

しかし、ウシクはすでにPFP上位に入っていたのにジョシュアとフューリーをPFPに数えるメディアは少数派。彼らがウシクに圧勝しても、PFPトップに評価したかどうかは疑問です。

ウシクの高評価には「クルーザー級から上がって、最強ヘビー級で接戦ながらも王者をキープしている」という〝甲子園の21世紀枠〟にも似た感情が潜んでいるのは明らか。

さらに「階級を無視して、すべての階級を平等に見る」のはPFPの大前提のはずですが、ウシクは〝たかだか〟2階級制覇で、その〝わずか〟2階級目ですら、接戦が目立っています。フライ級飛ばしの4階級制覇で「ジュニアフライ級上がりでジュニアフェザー級でも圧倒的な強さを見せている」井上尚弥の方がはるかに評価されるべきなのに、現実はそうではありません。

実は、PFPは「階級を無視して、すべての階級を平等に見る」という大前提すらグラグラなのです。

そして、いま。少なくない専門家やファンが「PFPキングはウシクでも井上でもなくシャクール・スティーブンソンだ」と主張しています。

ティモシー・ブラッドリーは「スティーブンソンはウシクのようなヘビー級のUndisputed champion でも井上のように軽量級で豪快なKOパフォーマンスを見せているわけではないが、この2人よりもはるかに被弾率が少なく、着弾率も高い」と、この競技の本質である「打たせずに打つ」ことで卓越していると主張しています。

“He the best fighter in the world. Period.”
〜シャクールこそが世界最高のファイターだ、以上。


プラスマイナス 2026-04-23

CompuBoxで見直しても、シャクールの「打たせずに打つ」は頭抜けた数値を叩き出しています。

TOTAL CONNECT PERCENTAGE(着弾率)からOPPONENTS TOTAL CONNECT PERCENTAGE LOWEST(被弾率)を引いたPLUS MINUSの指標で、着弾率39.8%ー被弾率18.3%=21.5は、2位のドミトリー・ビボルの16.9を大きく引き離しています。

ちなみに、バム・ロドリゲスは15.8、井上は12.5、井岡一翔が11.2。

もちろん、シャクールPFPキングの主張も妄想に過ぎません。

CompuBoxの数値は手動の集計データに過ぎず、チキン・シャクールのボクシングを「打たせずに打つ」と感じている人は少数派です。あれは「打たせずに打たせずに打たせずに打たせずに打たせずに、軽く打つ」です。

シャクールのPFPはありえません…もちろん、これも妄想です。











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