カテゴリ: 箱根駅伝とオリンピック

別府大分毎日マラソンで、青学大4年の横田俊吾が学生新記録となる2時間7分47秒でゴール、日本人2番手の4位に入りました。

横田は、10月に開催される2024年パリ五輪のマラソン日本代表選考会(MGC)の出場権も手に入れました。

従来の記録は、2003年3月のびわ湖毎日マラソンで藤原正和がマークした2時間8分12秒。

箱根駅伝、関東学生の競技レベルが爆発的に上がっている中で、20年間も記録が凍りついている原因については「箱根への特化」「箱根での燃え尽き」など、すでに散々指摘されてきました。

それでも、20年も止まっていた時計の針を動かした横田の走りは素直に素晴らしかったです。 

箱根駅伝が大きな注目を浴びることは、学生時代に本選出場は叶わなかったものの、4年間予選会を走った私にとっても嬉しいことです。

ただ、物事には順番があります。箱根駅伝は関東ローカルの大会で、本選には毎年200人が出場します。決してエリート中のエリート大会ではありません。

200人の中から選ばれたランナーが、実業団など次のステージに進むわけです。その、より高いレベルのステージでの注目度が箱根を明らかに下回るというのでは、これはやはり大きな問題だと言わざるを得ません。

もちろん、野球でも実業団や大学よりも甲子園が注目されるという矛盾はありますが、MLBを頂点とするピラミッドの小さな凹凸です。

日本マラソンが没落した最大の原因はアフリカ勢が競技に本腰を入れたから、箱根駅伝がもてはやされすぎたから、というのはある側面で事実かもしれません。

日本マラソンが世界と互角以上に戦っていた80年代までの歴代記録には、日本人はもちろん白人選手も上位に名前を刻んでいましたが、現在ではケニアとエチオピアの独壇場です。

アフリカ勢を核にした世界のレベルアップに日本が追いつけない…。しかし、よくよく考えると不思議な気もします。

箱根駅伝は恐るべきレベルアップを続けているのです。日本の長距離、その「裾野」は間違いなく広がっています。

かつて、学生では珍しかった1万メートル28分台で、今では数えきれないほどのランナーが走っています。

箱根駅伝のレベルは爆発的に上がったというのに、マラソンの記録は匍匐前進のようにもどかしい…その最大の原因は、おそらく「日本人1位」という絶対に大手を振って歩かせてはいけない言葉に凝縮されています。

大迫傑はあれほど速くて強いのに、どうして一度もマラソンで勝てないのか?「日本人◯位」という言葉に絡み取られながら走っているから、というのは決めつけし過ぎでしょうか。

「裾野」で一番になれば良い、という勝負事ではあり得ないロジック、それが「日本人1位」の正体です。

「裾野」の頂点を目指しているということは、山頂を極めるのはもちろん、アタックすることも放棄しているということです。

もちろん「日本人◯位」を確保しなければ、世界選手権にも五輪にも出場できません。ただ、そこに拘泥した考え方、メディアの報じ方は、敗者を大量生産するだけです。
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忖度なしにモノを言う人は、どこにでもいます。 WOWOWエキサイトマッチ、年末の特番で村田諒太は「ガーボンタ・デービスはあんなに小さいのにどうしてライト級で戦えるのか?」と言う質問に答える形で「そこまでリスクを冒しても、ライト級ならお金になると言うことですよ」「レベルの低い下の階級で圧倒的に勝ってもお金も注目も集まらないからですよ」と、本来ならもっと下の階級で戦えるのに「金と注目」のために重いクラスを選んだと話しました。

井上のジュニアフェザー級挑戦についても「4ポンドや2ポンドで階級が変わるって言うのがよくわからないんです」と、本音を漏らしてしまいました。

村田のリバウンドは分母が大きいにも関わらず井上よりも小さく、より弱い相手と戦うための過酷な減量と激しいリバウンドが当たり前の軽量級に対する疑問は以前から膨らんでいたのでしょう。

いろんなしがらみがある人、例えば大橋ジムの大橋秀行会長では口にできないことです。

大橋会長が「(ラスベガスで)このまま防衛戦を重ねるとファイトマネーは天文学的数字になる」と、無知蒙昧な井上信者をますますミスリードする大嘘を吐き出したのも、そんな背景があります。

一方で、村田はタレント活動や解説など軽量級から離れた場所で安定した生計が立てられる稀有な〝関係者〟です。

昨日、箱根駅伝二連覇を逃した青山学院大学・長距離ブロック監督の原晋も、そんな忖度なしに真実を語る人です。 原もタレント活動や解説で、箱根駅伝だけに依存しなくても差し支えのない人です。さらに、当の箱根駅伝で最も人気のある青学を率いる、最も人気のある監督であり、忖度するのは関東学連をはじめ箱根駅伝の運営側です。 昨日、原は箱根の敗北の話から離れて長距離種目そのものの未来について、熱弁しました。 「少年たちはW杯を見てしまった。身体能力の高い子がサッカーに流れてしまう。極端な話、箱根駅伝がなくなったら、誰がこんなきつい長距離をやるのかと。五輪で戦える選手は出てこない」。 来年、第100回大会の記念として全国に門戸を開いて開催される箱根駅伝ですが、原は「100回大会だけじゃなく、毎年全国化すべき」と、明言。 その意見に、私も大筋で大賛成です。 箱根駅伝という関東学連主催のローカルの大会が、日本学生連盟主催の全日本学生駅伝が比較対象にもならないほどの注目度を集め続けているのです。 この逆転現象は「箱根駅伝」というブランドだけにとどまらず、レベル面にもはっきり表れるようになりました。 関東学連が主催する最大規模のイベントは箱根駅伝ですが、最重要は関東インカレです。 30年前、関東インカレ2部で走っていた私の時代は長距離種目でも関西インカレ一部よりもレベルはやや低かったのですが、今では関東1部も上回る不条理にも程がある錯乱の事態に陥っているのです。 関東の大学が認知度・イメージ向上のために〝箱根駅伝専門クラブ〟を立ち上げて、〝留学生〟という名の助っ人外国人をはじめ強力な長距離ランナーを続々と生み出しているからです。 そんな大学には陸上競技=トラック&フィールドはありません。トラックはロードを走る手段に過ぎず、フィールド種目は存在すらしません。 もちろん、アマチュアスポーツも人気のない種目は絶滅しても仕方がないのかもしれません。 室伏広治のような完璧に近いアスリートは絶滅危惧種、少なくとも関東では絶滅したと思われます。 原監督の意見で置き去りにされているのは、陸上競技全体への視線です。 また「箱根駅伝がなくなったら五輪で戦える選手は出てこない」というのも、間違っていると思います。 実際に箱根駅伝がここまでメジャーになる前と、現在を比べて「今の方が世界と戦えている」とは到底思えません。 ボクシングの場合も複雑です。 日本は「軽量級が人気がある」というのも、欧米の人気階級で勝負できないからという見方もできます。 もし、井上がウェルター級でUndisputed Championになっていれば、ホンモノのラスベガスでビッグネームを何人も打ち破って日本のボクシング界を別次元で熱狂させていたでしょう。 現在の報道は、そんな真実を意図的に避けているように思えます。 プロボクサーを目指す子供たちは、デービスのように人気階級を意識すべきです。 欧米で関心が払われない軽量級でPFP1位を目指す、という生き方も、身長153㎝の重岡銀次朗のようなファイターならもちろんありでしょう。 ただ、毎度毎度頬をコケさせ、ときには試合中に足が攣るほどの減量をしながら、より弱い相手を求めて自分も弱くなるのはどうなんでしょうか? 比嘉大吾のように過酷な減量から階級を上げて、かつてのパワーが減退してしまうケースも普通に見られます。 無理をしてでも、より弱い相手を求めて自分も弱体化する、過酷な減量に身を投じる方が良いようにも映ります。 しかし、私はそうは思えません。危険な橋を渡るから、見ている方は面白いし興味を募らせるのです。 世界的に注目されているのか?勝ったのは誰なのか? 「バンタム級で経済的に自立しているボクサーは、少なくとも英国にはいない」(ポール・バトラー)なんて聞いてしまうと、井上は職業として成立していない階級で、貧困なパートタイムボクサーを叩きのめしているという絵面が浮かび上がってしまいます。 「米国(などの中立国)でやるのが公平だけど、井上との試合は報酬を考えると日本でやる以外の選択肢はない。井上も米国ではリングサイドでも150ドル」(ノニト・ドネア)。 軽量級の日本人の世界戦のほとんどが、日本で行われる現状は経済原理を考えると仕方がありません。 大相撲や将棋のように、日本完結でも素晴らしい世界なんだと、正直に誠実に訴求していかなければなりません。 それには、大橋会長のような嘘八百は真実・事実を歪める行為で、馬鹿の誤解を助長させるだけ、言語道断です。 村田諒太や原晋のような忖度なしにモノを語ることが出来る人の言葉は、貴重です。
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箱根駅伝がラジオでも生中継されているのは知っていましたが、観るときはいつもテレビでした。

しかし、ラジオでも軒並みやってたんですね。

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駒沢、安定してます。

詰めなきゃいけない中央と青学のですが、差は開くばかり。

それにしても、この注目度を目の当たりにするとあらためて恒常的な全国化を目指さないといけないと思ってしまいます。
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箱根駅伝。

下馬評通りに、駒沢が往路を制しました。区間賞はゼロでも、全ての区間で絶好のポジションをキープ、強さを見せつけました。

連覇を狙う青学は、トップ駒沢から2分3秒差。

駒沢にアクシデントがない限り、追いつける数字ではありません。

見てるだけでも、駅伝は難しいです。トラックの試合では、ゴールしてあんなにバタバタ倒れません。

自分のペースではなく、後ろを走る仲間のために1秒でも多く速く走って襷をつなごうとするから、あそこまで追い込んでしまうのです。

そんな仲間を思うド根性が実力以上の力を発揮させて、トラックの待ちタイムでは考えられない逆転劇を演じることもあれば、トラックではあり得ない大ブレーキを起こしたりもしてしまうのです。

その次元で駅伝を走ったことがない私にとって、彼らは悶えるほど羨ましく、ひたすら眩しく見えます。

実力伯仲、むしろ駒沢の方がやや上と見られる復路を前にしての2分3秒差は「可能性はゼロではない」(原晋監督)というものの〝準〟絶望的な差です。

それでも、明日の朝、復路を走る青学の選手は牙を剥いて駒沢を追いかけるのは間違いありません。

このままでは、往路の選手が鎮痛な責任を感じて東京へ帰ることになります。

そうはさせてたまるか、と牙を剥き出しにして走るはずです。

あっという間に5区間観てしまいました。面白かった!
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もう年末年始の休暇に入った人もいるでしょうが、私は明日まで。

忘年会の二日酔い頭を抱えながら、昨日に続いて朝の通勤電車からお届けするのは「箱根駅伝」のお話。

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箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)は今年6月、再来年(2024年)の100回大会で「全国化」に踏み切ると発表しました。

これまで関東の大学に限定されてきた出場資格を、全国の大学に広げるのです。

大学日本一を決める大会は全日本大学駅伝のはずですが、そう考えているスポーツファンは、実態を知っている人を含めてすら、一人もいないでしょう。

人気面でもはや知らない人がいなくなった箱根駅伝と、いつどこでやってるのかほとんど誰も知らない全日本大学駅伝。

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全日インカレよりも関東インカレの方が人気もステイタスも上、というような狂気の沙汰です。常識ではあり得ないことが、大学駅伝の世界では常態化しているのです。

ローカル大会をここまでメジャーに発展させた関東学連の努力を無視して良いのなら、箱根を全日本大学駅伝に格上げ、つまり関東学連が日本学連に箱根を〝奉納〟して、既存の全日本を廃止するのが最も理に適ったやり方です。

とにかく「全国開放」は大英断です。

もちろん、現実には全国大学駅伝を廃止できるわけがなく、何よりも豊潤な既得権益を関東学連が手放すわけがありません。

関東以外の大学が渇望していた「全国開放」は、2024年の第100回記念大会限定の実施になります。

この「全国解放」は全国の大学にとっては朗報でしかないはずですが、この「1回限定」というのが大きな問題を引き起こしています。

もっとわかりやすく言うと、1回だけでは何の意味もないのです。

まだエントリーも始まっていないのに、関西の複数の強豪大学は予選会に参加しない方針だと聞きました。

今年の全日本大学駅伝は上位15校までを関東の大学が占めました。レベルの高い関東では16位以降に食い込める実力のある大学も少なくありませんが、関東枠から全日本への出場を阻まれています。

「来年の予選会に出場しても全く勝ち目がない。全国開放しても関東の大学しか走らない、やらなきゃ良かったと言う大会になる」と言うのが、関西などの大学側の本音です。

全日本大学駅伝やインカレ・インターハイのように、北海道・東北枠・東海枠・関西枠…のようにブロックを作って出場校を決める方法もありますが、それでは「全国大会」になってしまいます。

今回の全国開放はあくまで「関東ローカルの箱根駅伝の出場資格を全国に広げる」試みであって「箱根を全日本駅伝化」するのではありません。

また、関東学連には将来毎年全国開放することを見越しての最初の一歩という思いもないでしょう。

巨額の投資を惜しまず強化した青山学院大ですら、本選出場まで5年かかりました。たった1年で予選会を突破するのは、青学よりもブランド力・資金力で大きく劣る地方大学には不可能です。

例えば、1万メートルを28分前半で走るランナーを二人作る、というなら何とかなるかもしれません。しかし、平均タイム29分00秒の選手を10人揃えるのは至難の業です。

①で触れた「出場枠は広がっているのに、予選会の出場チームは増えない」という最大の原因がそこにあります。

予選会には各校10名以上14名以下、出場人数は10名以上12名以下。エントリー者全員が1万メートル34分以内のトラックでの公認記録を有していること。

つまり、最低でも10人は1万メートル34分以内のタイムを持っていなければならないのです。

1万メートル34分。ピンと来ないかもしれませんが、1000メートル204秒。1500メートルなら306秒、5分6秒のペースです。

遅いです。大学の体育会はもちろん、高校で陸上長距離走ってて「ベストは34分です」なんて大したことありません。

正直、健康な男子で特別体が重い体質でなければ、1年練習したら34分なんて誰でも切れます。

ただ、それを10人集めるのは普通の大学では難しいのです。長距離だけで最低10人、他の種目や女子も含めると結構な大所帯の陸上競技部になってしまいます。

約30年前の私のベストは31分台、34分かかることはありませんでした。当時の予選会は20kmで10人が1時間6分平均で走れば本選出場で、私もそれくらいのタイムでは走っていました。

出場枠が広がる5年に一度の記念大会になると、予選突破の目安は1時間7分まで緩んでいました。

1時間6分が平均で箱根出場ですから、下位大学の出場10人の中には1時間10分近くかかるランナーもいるわけです。

正月にコタツの中で酒煽りながら「こいつも俺より遅いやん」と箱根駅伝を見ていたのを思い出しますが、私のようなのでも10人いれば出れるレベルだったのです。

しかし、今年の予選会(ハーフマラソン=21.0975km)で最後の10位通過した国士舘大学のタイムは上位10人の合計タイムで10時間48分55秒。一人当たり平均1時間4分53秒。20kmに換算すると約1時間1分、もはや1時間6分の私が何かの間違いで出せるタイムではありません。

ちなみに、当時の予選会では1時間1分で走れば間違いなく1位でした。

10人平均で1時間8分を切るのは、東大や慶應大学のようなセレクションのない大学でも、しっかり計画すれば十分狙えるタイムです。

しかし、20km換算で1時間1分、1万なら29分台で10人平均となると、西日本の強豪大学でも10人どころか5人育てるのでも極めて難しい仕事になります。

ましてや、それを来年の予選会までの短い時間で用意するとなると、確かに不可能です。

「全国開放なんていっても、結局どこも予選突破できるわけがない」。 

確かに、このままだと100回大会もいつもと変わらない関東の大学だけの箱根駅伝になってしまいます。

箱根駅伝はどこへ行くのか?
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箱根駅伝第1回のスタートは大正9年、1920年といいますから、なんと102年前のことです。

1922年創刊のリング誌とほぼ同年代ですが、関東ローカルの大学駅伝は1億2000万人国家の国民的行事に成長した一方、米国ボクシングは1970年代からジリ貧の没落が続き、自称「ボクシングのバイブル」は今年廃刊に追い込まれてしまいました。

さて、隆盛の箱根駅伝。戦時中の中断があったものの、襷を繋ぎ続けて来月2日、3日の大会で99回を迎えます。

前回大会の上位10校(シード校)と予選会通過校10校、これにオープン参加の関東学生連合チームを合わせた全21チームが参加するシステムですが、私が走っていた頃は、上位9校がシードで予選会通過枠は6校しかありませんでした。

人気が膨らむスポーツはサッカーW杯が出場国の拡大を続けているように、箱根駅伝も特に予選会通過枠でのエキスパンションを進めています。

その一方で、今回の予選会参加校は43校。私たちの時代は50校を優に超えていたはずです。

人気爆発に伴って、本大会の出場枠は大きく拡大しているのに、どういうわけか予選会参加校数は大きく減っているのです。

来年は大きな節目の第100回大会。

かつて、5回ごとの記念大会でも予選会通過枠が拡大されていました。

記念大会に照準を絞った強化策で、東京大学や慶應大学など、通常大会では出場が難しい大学も本大会に駒を進めていたものでした。

箱根駅伝が、ボクシング世界戦を大きく上回る視聴率を叩き出すなんて考えられませんでしたが、今はそれが当たり前になったどころか、ボクシング世界戦の多くは地上波から姿を消し、同じ土俵で語るものでもなくなってしまいました。

関東学連主催というローカルの極みのような箱根駅伝が国民的スポーツに発展、本選出場枠が拡大した一方で、どうして予選会参加校が減ってしまっているのか?

よりステージの高いはずの全国大会は、どうして箱根とは比べようもない注目度に甘んじているのか?


…箱根駅伝。

正月のモンスターコンテンツへの愛憎を渦巻かせてゆきます。
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世界陸上が終わりました。

このパンデミックの影響で、来年2023年はハンガリーのブダペストと、2年連続の開催。

さらに、2025年は東京開催。その前に2024年はパリ五輪です。

今回も非常に楽しくテレビ観戦できました。

自分がやってたから、というのが大きいのでしょうが、会社など身の回りで世界陸上がほとんど話題になっていないことに、「こんなに面白いのに」という違和感がいつも拭えません。

「見たら面白いのに」という思いでしたが、どうやら「見たけど面白くない」という人が多いようで、いつものことながら、自分と世間の感性のギャップに戸惑いました。

陸上競技の面白さは、個々の種目の面白さもありますが、さまざまな種目が寄せ集められていること、トラックとフィールド、そしてロードと戦いの舞台が多岐に渡っていることも大きな魅力です。

マラソンの面白さがわかる人なら、トラックの長距離種目の魅力もよくわかると思うのですが、どうやらそうではありません。

そして、それでも、やはり、選手として参加するとその魅力は倍増します。

同じ高校、大学のチームにさまざまな種目の選手が集まり、種目ごとの記録会や試合もあるとはいえ、大きな試合は全部まとめた大会になります。

自分がやったことがない他の種目の選手を応援するのも、また新鮮です。

これは野球なら、ブルペンでスタンバイするリリーフ投手に似てるのかな、と思いましたが、リリーフ投手は同じ試合に参加しているので違います。

トラック5000mや、ロードレースの長距離などを走ってると、他の種目のヤツが結構人ごとな声援を送ってくるのもご愛嬌。

「ここで離されるな!絶対付け!」とか。ここが勝負どころなんて、走ってる俺が一番わかってるっちゅうねん。それでも、一杯いっぱいやから離されるねん。

ピンチを迎えた投手に「ここ抑えるか打たれるかが試合の分かれ目やからな、絶対抑えろよ!」なんて、言いません。少なくとも私は。ポンっておしり叩いて「打たれたら、絶対取り返してやるから思い切り腕振って投げろ」です。

まあ、個人競技と団体競技の差でしょうか。

かくいう私も、同じ長距離走者には結構キツイ声援送ってましたが。


話はは戻って世界陸上。

日本を応援する私たちが、世界で目の当たりにするのは敗れざる者たちのドラマです。

端的に言ってしまうと、日本の王者があっけなく世界の壁に跳ね返される光景です。

サニブラウンも、田中希実も、松田瑞生も、みんな敗れざる者たちです。

だから、続きがあるのです。

ブダペストへ、パリへ、そして東京へ。
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箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)が来年秋に第100回箱根駅伝予選会の参加資格を従来の「関東学生陸上競技連盟男子登録者」から「日本学生陸上競技連合男子登録者」に拡大すると発表しました。

これで、全国の大学が予選会への参加が可能になり、予選を突破すると2024年1月2、3日に行われる箱根駅伝本戦の出場権を獲得することになります。

予選会の出場資格をどうするのか?現状の10000m34分以内という標準記録を持つランナー10人を集めるのは簡単なだけに、出場校が膨れ上がる気もしますが…。

大学長距離ランナーで34分以上かかるなんて普通はありえないのですが、10人揃えるのが地方大学ではハードルが高くなるのかもしれません。

選考方法は従来通り、一斉スタートのハーフマラソンに各校最大12人が出走し、上位10名の合計タイムで出場権を争います。

昨年11月の全日本大学駅伝で、関東勢以外で最上位の16位となった関学大、17位の皇学館大、18位の立命大、今年の全日本大学駅伝関西地区選考会でトップ通過した大阪経大などが箱根駅伝予選会に挑戦すると見られています。

とはいえ、全日本大学駅伝で出場15校の関東勢が綺麗に上位15位まで占め、その実力差は絶望的です。

過去に関東勢以外の大学としては関西大(1928年=9位・出場10校/31年8位・出場10校、32年8位・出場9校)、1964年に立命大(11位・出場17校)福岡大(13位・出場17校)が特別参加しています。

また、2004年に日本学連選抜がオープン参加、徳山大、京産大、立命大、岡山大、北海道教育大大学院の連合チームが出場。20チーム中6位(オープン参加なので順位はつかず)。

連合チームはさておき、60年代以前の単独大学の健闘からは、来年の予選突破も期待したくなりますが…それは100%ありえません。


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約30年前、私が出場した頃の関東インカレの参加標準は、10000mで1部校がA:29分47秒、B:30分45秒。2部校でA:31分55秒、B:33分30秒と、1部校との差は歴然としていました。

この頃の箱根駅伝なら地方の強豪、京都産業大学などなら簡単に予選会を突破したでしょう。出場枠が5校増える記念大会なら、東大や慶大も出場することもありましたから、地方の国立大にすらチャンスが広がったはずです。

しかし、この30年で箱根駅伝の垣根は信じられないほど高くなってしまいました。

10000mの標準記録、現在では1部で A:29分15秒、B:29分45秒、2部校でA:29分15秒、B:29分45秒…あろうことかその差が全くありません。これは5000mと800mでも1部と2部が全く同じなのです。

1500mはBが1部で3分55秒、2部で3分57秒とわずかとはいえ2秒の差がありますが、Aは3分51秒50でやはり全く同じ。

さらに、関東に次ぐレベルの関西インカレの10000mは1部がA:30分50秒、B:31分50秒で、もはや関東の2部よりもずっとレベルの低い大会に成り下がっているのです。

かつては、トップ選手が争うインカレでのレベル順は、①関東1部、②関西1部、③東海、④関東2部、⑤その他地方インカレ、でしたが、現在(中長距離種目限定)は①関東1部か2部(おそらく2部の方が強い)で、個人で見れば関東でも通用する選手が点在しるものの、層の厚さ、全体のレベルという観点では関東と地方の格差は絶望的な開きがあります。

来年の予選会で関学大などが15位以内に入って本戦出場というのは、まずありえません。昨年の全日本で後塵を拝した関東の15大学だけではなく、全日本に出場していない強豪校が関東にはわんさか控えているのです。

予選会を突破できるのは上位10校。現時点で、ここに食い込める地方大学は1校も存在しません。

エリアだけでなく、留学生も無制限解放などさらなる拡大政策が実施されなければ、惨敗という結果しか考えられないのが現実です

「関学大は10人中9人まで留学生で固めてきました」なら、本戦優勝も視野に入ります。

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「2部校の方が1部校よりも強い」なんてことは本来ありえませんが、そんな狂気の沙汰が現実に起きてるのが関東の大学陸上界です。

正確に言えば、箱根駅伝のメジャー化による関東の大学の長距離種目における劇的・爆発的なレベルアップがもたらした大きな矛盾です。

私たちの時代も、駒澤大学や山梨学院大学などほんの一部の長距離偏重の大学が2部に定着していることがありましたが、そんな大学は数えるほどでした。

現在は青山学院を筆頭に「長距離種目だけなら1部校も粉砕する」2部校の下克上が当たり前に起きているのです。

そんな大学はどいつもこいつも〝長距離バカ〟ですから、短距離や跳躍、投擲種目では超弱小どころか、選手も存在しない場合まであります。トラック&フィールド、陸上競技という全体でみると弱小校だから、2部なのです。

兎にも角にも、関東インカレ、正確には関東2部の長距離種目は世界中、歴史上のどんなスポーツと比べても非常に短い時間で、際立ったレベルアップを遂げています。

跳躍や投擲のように日陰の中で標準記録もほとんど変わらないまま、1部と2部の差もしっかり存在するケジメある種目よりも、世間から注目され理不尽なまでのレベルアップを遂げてゆく方が良いに決まってる、そうは思いますが…。

箱根駅伝のようなメジャーの舞台がある長距離は、マイナーを煮詰めたような種目がほとんどの陸上競技から分離独立して「日本箱根駅伝協会」の管轄下で営利事業を進めるべきなのでしょうか。

全国解放を2024年以降も継続するなら、第二の青学大が地方から誕生するでしょう。

ただ、現在の箱根人気が誰もが弛緩しきってテレビをつけてる正月ムードに乗っかった、内実をともなわないブームであることも明らかです。

「青学が強いんでしょ?」というのはなんとなく知ってても、今年の優勝校を自信を持って記憶している人や、活躍した選手の名前を一人でも挙げられる人がどれだけいるでしょうか?

かつて、新聞やテレビで大きく取り上げられていたラグビー関東対抗戦リーグと同じように、いつか〝狭い庭でしか通用しない競技〟を見せられていたことに多くの人が気づいてしまうかもしれません。
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箱根駅伝出場20校のうちちょうど半分の10校(駒澤大学、創価大学、青山学院大学、帝京大学、国学院大学、東京国際大学、山梨学院大学、神奈川大学、中央学院大学、駿河台大学)が関東インカレ2部校です。

2部校なのにどうして箱根駅伝だけ滅法強いのか?

この10校は漏れなく、大学から潤沢な予算を割かれる〝特殊部隊〟です。

戦後の優勝校は明治大学、中央大学、早稲田大学、日本大学、順天堂大学、日本体育大学、大東文化大学のわずか7校が1991年までの46年間のタイトルを分け合ってきました。

大東大を除くと、いずれも伝統の1部強豪大学。大東大は長距離種目に軸足を置いた特殊部隊、2部降格も経験しましたが1部校に踏みとどまっていました。

今回出場の2部校10校は、短距離やフィールド種目を完全に切り離した(あるいは存在しない)長距離だけなら1部強豪大学をも凌駕するモンスター部活です。

駅伝はインカレ種目にありません。長距離もトラック種目の一部です。そしてトラック種目はフィールド種目とともに陸上競技を構成している、やはり一部です。

長距離選手も短距離選手も、投擲選手も跳躍選手も、大学の陸上競技選手が追求すべき目標は個人と大学のインカレ優勝です。

しかし、この30年足らずで蔓延した長距離に特化したモンスター部活は、大学のインカレ優勝など目もくれず、それどころか1部昇格すら全く考えずに、関東のローカル大会に過ぎない箱根駅伝での露出だけにひたすら集中するという一元的な特徴を持っています。

様々な種目を擁する陸上競技の中から、長距離と箱根駅伝にだけ特化し、全日本の駅伝を「調整試合」と位置づけ、関東ローカルの箱根駅伝に全てのエネルギーを注ぐ。

恐るべき矛盾、何という倒錯でしょうか。

この歪なムーブメントに、箱根駅伝の統括団体・関東学生連合は「インカレ・ポイント」を予選会に導入するなど「箱根偏重」に歯止めをかけようとしました。

モンスター特殊部活が席巻する箱根駅伝に、陸上競技部として頑張っている大学の出場チャンスを広げようということです。

箱根駅伝が日本のスポーツ界で最強コンテンツの一つになったことで、①矛盾と倒錯が渦巻き、②それを抑えようとする動きが具体化しました。

①大学が知名度向上のために陸上競技から分離した「箱根駅伝部」に予算を集中投下。1部校を駆逐するモンスター部活が箱根を席捲。

②箱根路から追放される真面目に陸上競技に取り組む一部校を救済するために、関東学連がインカレピントを導入。

①の矛盾と倒錯について。あまりにも巨大な存在となった箱根駅伝が関東ローカル大会というのは、もはや書類上だけです。青学の原監督のように「全国に〝昇格させるべき〟」という意見はもっともに聞こえます。

歪んだ「箱根駅伝部」が全国的に生まれるだけ、という批判もありますが、少子化で大学受難の時代です。箱根の全国解放は、地方の無名大学が認知度と好感度を上げるチャンスを与え、地方再生の一翼を担えるかもしれません。

一方で、巨万のマネーを生み出すドル箱・箱根駅伝を関東学連が日本学連に譲る訳がありません。関東学連からすると「こっちが努力して育てた箱根駅伝。全日本が人気ないのはそっちの努力不足」という言い分には一理あります。

「箱根駅伝が生み出すお金はどこへ行った?(関東学生陸上に目に見える形で還元しろ)」(大迫傑)というのは正論です。

②については、人気のない陸上競技種目を救済する必要があるのか?という反論があります。

五輪でも不人気種目は削除されます。

たとえば、男子100m走など人気種目の利益をソフトボール救済に使うなんて、バカげています。人気のない種目は消えるべき。日本だけで人気があるのならロビー活動を強化して、男爵どもの頬を札束で叩いて「ソフトボールは聖域」と思わせることです。

人気種目に金と人を集中するのは当然です。「箱根駅伝部は陸上部じゃない。短距離やフィールドにも投資しろ」なんて、共産主義的な思想です。

スポーツは公平な条件で戦うからスポーツです。

予選会のレースで勝ったのに、インカレポイントで負けた、なんてありえません。その試合に全く関係のない大会の成績が結果を操作するなんて犯罪的です。絶対にあってはいけません。ボクシングのキャッチウェイト以下です。

少子化と帰宅部増加で、中高生のスポーツ人口は大きく減少しています。人気スポーツとは到底呼べない陸上競技、その中でもフィールド種目は、いずれ誰もやらなくなるかもしれません。

私たちの時代、国立競技場で開催されていた関東インカレ。まず「サッカーのフィールドを損傷する」という理由からフィールド種目が郊外の競技場に追放されました。

体育倉庫に10年以上も眠ったままの砲丸や槍、ハンマー、ポールなどが老朽化で廃棄されてしまうことも何度か耳にしました。
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新国立競技場の陸上トラックも五輪後、撤去される予定でした。

近い未来「陸上競技」は死語になるかもしれません。

他のスポーツ選手も教えを請う、日本史上で最高アスリートの一人、室伏広治の後継者が現れることも永遠になくなるでしょう。

諸行無常の資本主義の国で、こんなことを書き連ねても野暮なだけです。

競技場からトラックが消え、陸上競技が死語となり、箱根駅伝だけが一年一度盛り上がる。

少し前まで、関東ローカルの箱根駅伝は、世界を目指すランナー育成の障害物の一つと考えられてきました。

しかし、視聴率だけならダントツで日本最高のスポーツになった箱根駅伝のレベルアップは想像を絶する領域にまで達しています。

世界のトラックレースで勝負できる、三浦龍司のような才能も生み出しました。箱根路で燃え尽きるのではなく、五輪やダイアモンドリーグを口にする選手が増えてきたのも、素晴らしいことです。

箱根と世界の距離は間違いなく縮まっています。

陸上競技が死語になったトラックも水濠もない近未来。瀬古利彦ですら「通用しない」と諦めたトラックレースの舞台で、世界をねじ伏せる箱根ランナーが躍動しているかもしれません。
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10代・20代の頃の憧憬は、どんなに年を取っても色褪せません。

私にとって箱根駅伝も、そんな甘酸っぱい記憶の一つです。
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昨日、購入した「Number1042」を読みました。

それにしても。

私たちの時代はマーベラス・マービン・ハグラーやマイク・タイソン、アイルトン・セナ、長嶋茂雄や落合博満…問答無用のメジャーが表紙を飾り、特集していたNumber誌です。

Numberが、箱根駅伝を完全選手名鑑を付録に奉納してくれる時代が来るなんて、当時は考えられませんでした。

90年代初頭まで、大学スポーツの花形は圧倒的にラグビー対抗戦グループでした。Number誌も繰り返し特集していた記憶があります。

六大学を中核とした野球が続き、そこから大きく引き離されて箱根駅伝は3番手(グループ)に埋もれていました。

「対抗戦」「六大学」「箱根駅伝」、この三つの大学スポーツの大会に共通しているのは「関東ローカル」ということです。つまり、大学の中でも地域タイトルを争う大会に過ぎないのです。

「対抗戦」「六大学」に至っては、他の関東リーグに蹴散らされることも珍しくない、関東ローカルのOne of themという局地的な大会です。

ボクシングで例えると、Undisputed Champion(完全統一王者)よりもWBOアジア・パシフィックの方が圧倒的・絶対的に人気がある状況です。いや、それ以下です。

かつてのラグビーがそうであったように、レベルの低いステージが注目されるスポーツは発展しません。

箱根駅伝が世界へのジャンピングボードの役割を果たしているかどうかは疑問ですが、以前と比較すると「日本代表」には多くの人材を送り込むようになりました。

ラグビーの「対抗戦」は関東でも一つのピースに過ぎませんでしたが、「箱根」は関東だけならUndisputed 、大学という特性からも日本全国から才能が集まるタレントタンクになりました。

私が大学の門をくぐった80年代末、当時の箱根駅伝は「出場校は15校、今よりも狭き門でした」(大八木弘明・駒澤大学監督)。

この名伯楽の言葉は「15」という数字だけを根拠にした、全くの大嘘です。 

本戦出場の難易度は「20」までエキスパンションされている現代の方が、大袈裟ではなく100倍狭き門です。 

私が現役ランナーの頃は、箱根駅伝を見ていても「こいつ、俺より遅いくせに」という選手を何人も数えることができました。

私は酒は飲むわ、練習はしないわ、月間走行距離が300㎞に達したこともない腑抜けランナーでしたが、予選会は100位前後で「俺が10人いたら軽く本戦出場」でした。

これは、いつもの自慢ではなく、それほどレベルが低かったのです。

当時は5000mを15分で走る、大学生としては決して速くない選手が10人いれば予選突破は100%可能でした。今年の青山学院は「26人が13分台で走る」(原晋・監督)そうですから、もはや別の惑星です。

青学では13分台で走っても関東インカレ5000mに出場できないランナーが、23人もいることになります。

ありえません。

そして、間違いなく世界最強の長距離大学である青山学院が、関東インカレでは2部校という錯乱の事態が箱根駅伝の暗部の一つです。

甘酸っぱい記憶の箱根駅伝をここまでメジャーにしてくれたのは〝青学的な箱根超偏重主義〟のおかげです。

しかし、それでも、東海や早稲田、順天堂、明治。中央、日体大、法政、専修、国士舘の陸上競技1部校を応援したくなるのは、私が陸上競技部の人間だという意識が、今でもやっぱり、はっきりあるからかもしれません。
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