カザフスタン人とアルメニア人の戦いを「メキシカン スタイル2」と言われましても、なんだかなぁ…。
ネバダ州体育協会がカネロ・アルバレスに下したドーピングによるペナルティは、陽性反応が出た2月17日から6ヶ月のライセンス停止処分。つまり、8月17日にはライセンスが再交付される見通しです。
違反薬物が体内から検出されたというのに、たった6ヶ月という大甘裁定。年間2試合しか戦わないカネロにとっては「1試合お休み」したに過ぎず、「せっかくの休暇を有効に使って前から気になっていた右膝遊離軟骨も除去しちゃおう」ということで手術まで終えました。
なんだか、もう笑うしかありません。
一番損したのは、メガファイトの報酬が吹っ飛んでしまったゲンナディ・ゴロフキンです。PPVの歩合収入も含めると1000万ドルレベルが手にできた可能性もあったのですが…。損害賠償を請求したい気持ちでしょう。
紆余曲折の末、対戦相手はバーネス・マーティロシュヤンに落ち着きました。2016年5月21日から2年もブランクを作ってるアルメニア人はそもそもがジュニアミドル級のボクサーです。
興行規模も悲しいほどシュリンクしてしまいました。
PPVがはずれて、通常のHBOの「World Championship Boxing」に格下げ(SUPER FLYなどの「Boxing After Dark」よりランクは上ですが)、会場もベガスの2万人収容のT-Mobile Arena から、半分以下のロサンゼルス郊外StubHub Centerへ、大きくスケールダウンです。
オッズの立ち上がりも鈍いですね。ブックメーカーも興味を失っている状態です。ウィリアムヒルはまだ、オッズが出ていません。
極端なオッズを拾うと「100BET」「SportsPeso」というブッカーでGGG勝利1/100(1.01倍)、マーティロシュヤン勝利21/2(11.5倍)と完全に白けきっています。
ミドル級最強だけど人気の無いカザフスタン人と、さらに輪をかけて人気の無い引退状態のジュニアミドル級のアルメニア人が、メキシコの祝日シンコ・デ・マヨ週間で戦う…恐ろしいことが起きてしまいそうです。
アンダーカードも貧弱だと、空席の目立つスタハブでGGGが拳を振るうなんて悲しいシーンを見てしまいそうです。
ただ、ナイトメアの異名を持つアルメニア人は長いブランクを作ってしまったものの、ジュニアミドルの強豪です。万全の状態でリングに上がれば、大方の予想を裏切る健闘は見せてくれそうです。大番狂わせは無いでしょうが。
今更、こんなことを言っても仕方がないのですが、この試合を世界ミドル級タイトルマッチと認めるというWBAとWBC、IBOの神経には驚きます。もはや「承認料さえ頂ければ誰と戦おうが承認いたします」ってことですね。
それでも「マーティロシュヤンには挑戦資格がない」とタイトルマッチと認めないだけでなく「1位のセルゲイ・デレビャンチェンコとの指名試合を無視してマーティロシュアンと戦うならタイトルを剥奪する」とゴロフキン陣営に警告しているIBFの存在は救いです。
IBFのピースを失うと、GGGの悲願である Undisputed Champion が遠のいてしまいますが、 WBCのジャーマル・チャーロ、IBFのデレビャンチェンコ、この二人の指名挑戦者との対戦を敬遠するのは仕方がありません。
アマ350戦以上、プロ38戦、その400戦に達するキャリアを通して、純粋に強さだけを追求し続けてきたとはいえ、36歳のプロボクサーがビジネスとして最も旨味のあるカネロとの試合を最優先するのは当然です。
If Arum and Honda have their way, they would put on a Golovkin-Murata fight as soon as late 2018 in a pay-per-view fight at the Tokyo Dome, the famed stadium where Buster Douglas scored his historic upset of Mike Tyson in 1990. アラムと本田の思惑通りに進めば、「ゴロフキンvs村田」が2018年末にも、全米にPPVで放映されるメガファイトが実現するかもしれない。舞台は1990年にダグラスがタイソンを倒して歴史的な番狂わせを起こしたことで有名な東京ドームだ。(ESPN)
その一方で、ボブ・アラムは「村田とゴロフキンが東京ドームで統一戦を争う」とぶち上げています。
しかし、キャリア終盤を迎えるGGGが、名誉と報酬のどちらの点を考えても、世界的な人気と評価を得ているメキシカンと、極東の母国に偏向した人気しか持たない日本人、どちらを優先するかは明らかです。
ネバダ州体育協会がカネロ・アルバレスに下したドーピングによるペナルティは、陽性反応が出た2月17日から6ヶ月のライセンス停止処分。つまり、8月17日にはライセンスが再交付される見通しです。
違反薬物が体内から検出されたというのに、たった6ヶ月という大甘裁定。年間2試合しか戦わないカネロにとっては「1試合お休み」したに過ぎず、「せっかくの休暇を有効に使って前から気になっていた右膝遊離軟骨も除去しちゃおう」ということで手術まで終えました。
なんだか、もう笑うしかありません。
一番損したのは、メガファイトの報酬が吹っ飛んでしまったゲンナディ・ゴロフキンです。PPVの歩合収入も含めると1000万ドルレベルが手にできた可能性もあったのですが…。損害賠償を請求したい気持ちでしょう。
紆余曲折の末、対戦相手はバーネス・マーティロシュヤンに落ち着きました。2016年5月21日から2年もブランクを作ってるアルメニア人はそもそもがジュニアミドル級のボクサーです。
興行規模も悲しいほどシュリンクしてしまいました。
PPVがはずれて、通常のHBOの「World Championship Boxing」に格下げ(SUPER FLYなどの「Boxing After Dark」よりランクは上ですが)、会場もベガスの2万人収容のT-Mobile Arena から、半分以下のロサンゼルス郊外StubHub Centerへ、大きくスケールダウンです。
オッズの立ち上がりも鈍いですね。ブックメーカーも興味を失っている状態です。ウィリアムヒルはまだ、オッズが出ていません。
極端なオッズを拾うと「100BET」「SportsPeso」というブッカーでGGG勝利1/100(1.01倍)、マーティロシュヤン勝利21/2(11.5倍)と完全に白けきっています。
ミドル級最強だけど人気の無いカザフスタン人と、さらに輪をかけて人気の無い引退状態のジュニアミドル級のアルメニア人が、メキシコの祝日シンコ・デ・マヨ週間で戦う…恐ろしいことが起きてしまいそうです。
アンダーカードも貧弱だと、空席の目立つスタハブでGGGが拳を振るうなんて悲しいシーンを見てしまいそうです。
ただ、ナイトメアの異名を持つアルメニア人は長いブランクを作ってしまったものの、ジュニアミドルの強豪です。万全の状態でリングに上がれば、大方の予想を裏切る健闘は見せてくれそうです。大番狂わせは無いでしょうが。
今更、こんなことを言っても仕方がないのですが、この試合を世界ミドル級タイトルマッチと認めるというWBAとWBC、IBOの神経には驚きます。もはや「承認料さえ頂ければ誰と戦おうが承認いたします」ってことですね。
それでも「マーティロシュヤンには挑戦資格がない」とタイトルマッチと認めないだけでなく「1位のセルゲイ・デレビャンチェンコとの指名試合を無視してマーティロシュアンと戦うならタイトルを剥奪する」とゴロフキン陣営に警告しているIBFの存在は救いです。
IBFのピースを失うと、GGGの悲願である Undisputed Champion が遠のいてしまいますが、 WBCのジャーマル・チャーロ、IBFのデレビャンチェンコ、この二人の指名挑戦者との対戦を敬遠するのは仕方がありません。
アマ350戦以上、プロ38戦、その400戦に達するキャリアを通して、純粋に強さだけを追求し続けてきたとはいえ、36歳のプロボクサーがビジネスとして最も旨味のあるカネロとの試合を最優先するのは当然です。
If Arum and Honda have their way, they would put on a Golovkin-Murata fight as soon as late 2018 in a pay-per-view fight at the Tokyo Dome, the famed stadium where Buster Douglas scored his historic upset of Mike Tyson in 1990. アラムと本田の思惑通りに進めば、「ゴロフキンvs村田」が2018年末にも、全米にPPVで放映されるメガファイトが実現するかもしれない。舞台は1990年にダグラスがタイソンを倒して歴史的な番狂わせを起こしたことで有名な東京ドームだ。(ESPN)
その一方で、ボブ・アラムは「村田とゴロフキンが東京ドームで統一戦を争う」とぶち上げています。
しかし、キャリア終盤を迎えるGGGが、名誉と報酬のどちらの点を考えても、世界的な人気と評価を得ているメキシカンと、極東の母国に偏向した人気しか持たない日本人、どちらを優先するかは明らかです。
とはいえ、ボールを持っているのは膝軟骨除去手術を終えたばかりの赤毛のドーパーです。彼が、まだ騒動の余韻が生々しい9月のリングに上がるのを嫌って、再戦を来年5月まで引き延ばす可能性は十分考えられます。
37歳のカザフスタン人との戦いでは、時計はカネロの味方です。赤毛が時間稼ぎをするデメリットはほとんどありません。
一方のカザフスタン人にとっての集大成は、まだコレクション出来ていないリング誌ベルトを巻く赤毛と、WBOピースを持つ英国のソフトパンチャー、ビリー・ジョー・サンダースを倒して、タイトルをコンプリート、Undisputed Championになることです。
WBAのセカンドタイトルしか持たない日本人は、人気で赤毛、ベルトの格でソフトパンチャーに劣ります。
カネロが9月再戦を敬遠した場合、には、英国人と日本人、そしてIBFの指名挑戦者、セルゲイ・デレビャンチェンコ、WBC暫定王者に就くであろうジャーマル・チャーロと、4つのオプションがあります。
赤毛とのメガファイトの前に躓くわけにはいかないGGG陣営は、この四択の中で最もリスクが少ないと考える相手を選ぶはずです。おそらく、それは、未知の部分が多いとはいえ、世界的な評価は4人の中で最も低い村田諒太です。
しかも、村田がカネロに次ぐマネーパワーを持っているとしたら、村田を選ばない理由がありません。
アラムはもちろん、GGG陣営も「東京ドーム」には興味津々です。
確かに、アラムが「6万人収容の野球場がフルハウスになる」と広げた大風呂敷 には懐疑的な意見も多く聞かれます。
「村田の人気・存在感は当時のタイソンよりもずっと下」「そもそもゴロフキンなんて日本人は誰も知らない」「東京で日本人とカザフスタン人が戦うのを PPVで見る物好きが米国に何人いるか?」…しかし、それらは全て杞憂です。
しかも、村田がカネロに次ぐマネーパワーを持っているとしたら、村田を選ばない理由がありません。
アラムはもちろん、GGG陣営も「東京ドーム」には興味津々です。
確かに、アラムが「6万人収容の野球場がフルハウスになる」と広げた大風呂敷 には懐疑的な意見も多く聞かれます。
「村田の人気・存在感は当時のタイソンよりもずっと下」「そもそもゴロフキンなんて日本人は誰も知らない」「東京で日本人とカザフスタン人が戦うのを PPVで見る物好きが米国に何人いるか?」…しかし、それらは全て杞憂です。


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