米国で大きな需要が見込めない軽量級や、ボクシングファンに馴染みのない異邦人など不採算のファイターの切り離しを進めているトップランク。

井上尚弥や中谷潤人ら日本人ファイターとの契約打ち切り、キューバ人の軽量級であるロベイシ・ラミレスとの契約解消はその代表的な動きでした。

「軽量級のアジア人」という米国では完全〝ステルス〟の井上や中谷については、米国で手を挙げるプロモーターはいまだに現れず、今週末のTHE DAYの配信先もなかなか決まりませんでした(4月に入ってDAZNがPPVではなく無料配信することがようやく決定)。

さて、そのラミレス。2024年12月にラファエル・エスピノサに連敗してから試合枯れしていましたが、今年1月にトップランクを離れてようやく受け入れ先が見つかりました。

https://www.instagram.com/raizdboxing/



32歳のキューバ人が新たに所属するのは Raizd Boxing。ウズベキスタンに拠点を置く新興のプロモーターで、5月29日にタシケントの岩佐亮佑がムロジョン・アフマダリエフにストップされたHumoアリーナで初の興行を打ちます。

プロ入りしてからの敗戦は番狂せで3つだけですが、トップランクにはユリオルキス・ガンボアのように人気階級のスター候補に当てがわれる〝高級咬ませ犬〟としての使い道はあったはずですが、五輪2大会連続金メダリストにはそんな条件は飲めなかったのかもしれません。

契約金など待遇はかなり低い条件だったと思われますから、帝拳あたりでも手を出せそうですがあんなのとやりたい日本人は皆無。日本でも、別の意味で使い道がありません。

ちなみに5月29日のイベントには井上に敗れたムロジョン・アフマダリエフの復帰戦がメインにセットされる予定。

また、パリ五輪の7階級中5階級で金メダルを獲得したウズベキスタンで、ヘビー級を制したラジズベク・ムロヨノフもドーピングでUAEボクシング・コミッションから6月21日までの1年間のライセンス停止処分が課されていますが出場する見込み。

統括するのがUAEでないウズベキスタン・ボクシング連盟なので全く問題ないということです。JBCが永久追放したルイス・ネリもそうだったように世界的な統括団体がないということは、つまりこういうことです。