ボクシングの醍醐味は数え切れません。
「ラファエル・マルケスvsイスラエル・バスケス」や「井上尚弥vsノニト・ドネア」のようなFight Of The Yearに選ばれる試合はもちろん、リングの上で起きる「sudden death=いきなり試合が終わる」は他のスポーツではあり得ない衝撃です
オープニングラウンドで試合が終わる、そんなことは野球やサッカー、テニスでは絶対に起こりません。
サッカーでのサドンデスは、90分間で試合が起こらなかった延長戦でのルールであり、観客は「サドンデスの延長戦に入った」と理解しながら見ているのです。
しかし、ボクシングにおけるsudden death、特に初回KOの衝撃はわけが違います。
さて、独断と偏見、個人限定の初回KOのザ・ベストテン!…テンでは済まないですね、これは。リアルタイムでもどんどん衝撃的な初回KOが生まれ続けるはずです。
というわけで、趣向を変えて思いつくままに…。
とりあえずは、記憶に新しい10月31日に行われたジュニアフェザー級のWBOアジアパシフィックタイトルマッチ。
王者はTJ・ドヘニーでしたが、挑戦者のジャフェスリー・ラミドが圧倒的有利と見られていた一戦。
アイルランド生まれで豪州を拠点に戦うドヘニーは元IBF王者ながらも、2日後に37歳の誕生日を迎えるロートル。最高の勝利は岩佐亮佑戦(12回判定)という貧弱なキャリアで、直近8試合は4勝4敗と完全に下り坂と見られていました。
一方のラミドは「井上尚弥のスパーリングパートナー」という看板が一部の信者から高い評価を集める意味不明のファイターですが、まともな相手との対戦はなく、戦績だけは11戦全勝4KOと負けを知らない24歳。
ただし、両者の経験値は大きな差がありました。
岩佐に勝利したのが最大の白星という両者でしたが、ドヘニーに負けたときは現役続行した岩佐もラミドに負けると「(この相手に)負けるようじゃ」と、引退。
共通の相手、岩佐との試合内容はラミドに軍配が上がるものの、その比較に意味がないのは5年のタイムラグと岩佐のキャリア曲線を考えれば明らかです。
前日計量から10kgもリバウンドした'The Power'ドヘニーでしたが、試合を決めたのはラミドに仕掛けたトラップ。
フェイントを交えながら攻勢に出るドヘニーをうまくコントロールしているように見えたラミドでしたが、36歳の元王者はラミドのガードが下がるタイミングを狡猾に見計らっていました。
そして、2分過ぎに右のダブルから、ラミドのガードが解けた穴に強烈な左を叩き込むと、24歳の米国人は体を硬直させてダウン。
なんとか立ち上がるも、追撃から逃れる余力は残されておらず、染谷路朗が試合を終わらせました。
両者の経験差と、ドヘニーの衰えを秤にかけると、ラミドが押し切って判定勝ちが常識的な予想だっただけに、衝撃的なKO劇でした。
ラミドはあの一撃を食っても立ち上がるタフネスとガッツを見せましたが、悲劇的なまでの守備能力の低さ、単純なフェイントに簡単に反応する未熟さを露呈、その戦績通りにパワーも貧弱で怖さは全くありません。
この敗北が良薬になるのか、それともここからボクシングが崩れてしまうのか…初回KOの被害者たちにとっての大きなテーマです。
「ラファエル・マルケスvsイスラエル・バスケス」や「井上尚弥vsノニト・ドネア」のようなFight Of The Yearに選ばれる試合はもちろん、リングの上で起きる「sudden death=いきなり試合が終わる」は他のスポーツではあり得ない衝撃です
オープニングラウンドで試合が終わる、そんなことは野球やサッカー、テニスでは絶対に起こりません。
サッカーでのサドンデスは、90分間で試合が起こらなかった延長戦でのルールであり、観客は「サドンデスの延長戦に入った」と理解しながら見ているのです。
しかし、ボクシングにおけるsudden death、特に初回KOの衝撃はわけが違います。
さて、独断と偏見、個人限定の初回KOのザ・ベストテン!…テンでは済まないですね、これは。リアルタイムでもどんどん衝撃的な初回KOが生まれ続けるはずです。
というわけで、趣向を変えて思いつくままに…。
とりあえずは、記憶に新しい10月31日に行われたジュニアフェザー級のWBOアジアパシフィックタイトルマッチ。
王者はTJ・ドヘニーでしたが、挑戦者のジャフェスリー・ラミドが圧倒的有利と見られていた一戦。
アイルランド生まれで豪州を拠点に戦うドヘニーは元IBF王者ながらも、2日後に37歳の誕生日を迎えるロートル。最高の勝利は岩佐亮佑戦(12回判定)という貧弱なキャリアで、直近8試合は4勝4敗と完全に下り坂と見られていました。
一方のラミドは「井上尚弥のスパーリングパートナー」という看板が一部の信者から高い評価を集める意味不明のファイターですが、まともな相手との対戦はなく、戦績だけは11戦全勝4KOと負けを知らない24歳。
ただし、両者の経験値は大きな差がありました。
岩佐に勝利したのが最大の白星という両者でしたが、ドヘニーに負けたときは現役続行した岩佐もラミドに負けると「(この相手に)負けるようじゃ」と、引退。
共通の相手、岩佐との試合内容はラミドに軍配が上がるものの、その比較に意味がないのは5年のタイムラグと岩佐のキャリア曲線を考えれば明らかです。
前日計量から10kgもリバウンドした'The Power'ドヘニーでしたが、試合を決めたのはラミドに仕掛けたトラップ。
フェイントを交えながら攻勢に出るドヘニーをうまくコントロールしているように見えたラミドでしたが、36歳の元王者はラミドのガードが下がるタイミングを狡猾に見計らっていました。
そして、2分過ぎに右のダブルから、ラミドのガードが解けた穴に強烈な左を叩き込むと、24歳の米国人は体を硬直させてダウン。
なんとか立ち上がるも、追撃から逃れる余力は残されておらず、染谷路朗が試合を終わらせました。
両者の経験差と、ドヘニーの衰えを秤にかけると、ラミドが押し切って判定勝ちが常識的な予想だっただけに、衝撃的なKO劇でした。
ラミドはあの一撃を食っても立ち上がるタフネスとガッツを見せましたが、悲劇的なまでの守備能力の低さ、単純なフェイントに簡単に反応する未熟さを露呈、その戦績通りにパワーも貧弱で怖さは全くありません。
この敗北が良薬になるのか、それともここからボクシングが崩れてしまうのか…初回KOの被害者たちにとっての大きなテーマです。
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