先週閉幕した世界陸上。

女子やり投げ金メダル北口榛花、男子35㎞競歩銅メダルの川野将虎の二人がメダル獲得。この二人を含めて11人の入賞は過去最多でした。

かつては男女ともマラソンへの依存度が高かった日本陸上でしたが、今回の入賞は男子110m障害5位の泉谷健介、3000m障害6位の三浦龍司、男子走り高跳び8位の赤松諒一ら種目が多彩だったことも特徴的でした。

来年のパリ五輪。北口は最も難しい〝初防衛戦〟を迎えますが、他の選手はどこまで上積みして頂点に迫れるのか?

さらに、再来年の大会は酷暑の東京。マラソンはどこでやるのか?

様々な課題、つまり〝栄光への手がかり〟を残してたブダペスト大会。

その大会後に持ち上がった二つの問題を考えてみます。

◾️まず、今回出場はならなかった新谷仁美が、足の怪我を押して完走した女子マラソン松田瑞生について「美談にしてはいけない」と一石を投じました。

「体調不良や怪我を抱えながらでも走った、と美談にしようとする人いるけど、美談で済まされる問題じゃない。『怪我をしてでも走らないといけない』っと思ってしまう選手が出てくるのでやめていただきたいです。走る、走らないを選ぶのは選手本人だけど、周囲がそれを良しとするのは違うと思います」。

「走る決断をした選手やサポートしている各チームに対してのコメントではありません。私でも同じ決断をしていると思います。ただそれを美談として伝えることは本来スポーツが伝えるべきものとかけ離れていて、『怪我をしても頑張ったほうが良い』という誤ったメッセージを社会に与えることになると思っています。それは、アスリートを含めスポーツに関わるすべての人がやめるべきです」。



▶︎怪我の程度によりますし、そのアスリートがキャリアのどの地点に立っているのかなど様々な要素が絡む問題です。

これは難しい問題で、真夏の炎天下で高校野球を実施し続けていることにも底通する問題です。

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◾️そして…。金メダリスト北口榛花が「なぜ私だけ無事だったかわからないですが、強くNO と言えることの必要性を再確認しました」と明かした「スパイクのピンの問題」。

「世界選手権で規定内ピンを使っていたにも関わらず、試合前のチェックでなぜかコントロールに引っかかり、直前でピンを変えさせられ、しかも手でつけられるということが、他の日本人女子選手たちに起きたからです」。

「私は同じピンでしたが、変えられませんでした。オフィシャルでも人間なので違うと思ったらNOとその場で抗議しなくてはならないと感じました」

試合直前にスパイクのピンの変更を求められていたのは、同じ種目で決勝進出を逃した斉藤真理菜。彼女は自身のインスタグラムに思いの丈を綴っています。

「気持ちを言い表すことができないくらい、いろんな思いがある。今まで無いくらいの思いが。とにかく悔しい。自分のパフォーマンスは一切出来なかった。チャンスを掴んだが、一瞬で終わった」。

「今回試合の前に何度も確認をし、規定内のスパイクのピンをつけて試合に臨んだ。規定内の物をつけていたにも関わらず、試合直前にピンを変えられた」。

「なぜこんなことが起こったのか?スパイクの確認をした際、付けていたピンの形状を見たことがないという理由で、これはダメだと判断されピンを変えた」。

「大会側のミスで起こってしまった事だと分かった時は、なんとも言えない気持ちになった」。

「何が起こるかわからないというが、本当その通りだ。でも、起きてはいけない事だったと思う。今後このような事がないことを祈る」

「やれること、できることはやった。それでも投げれなかった、これは私の能力不足。この結果はものすごく悔しいけど、私にとっていい経験になった」。

「もっと強くなる。どんな事があっても投げれるようにする。ただそれだけ。次はアジア大会。必ず勝つ。更にいいパフォーマンスをお見せします」。

 

▶︎これは世界大会なんだから、主催者のワールドアスレティックスがちゃんとせえよという問題です。

ピンは専用のピン回しでスパイクに装着するのですが 、北口のいう「手でつける」がピン回しを使わなかったことだとしたら、普通あり得ません。常識的に考えられません。