西武百貨店が事実上の解体に追いやられてしまいました。

関西生まれで無知な私が初めて「セイブ」の名前を初めて聞いたのは、中学生になった頃だったか。

もちろん、西武百貨店でも西武鉄道でもなく西武ライオンズ誕生のニュースに接してのことでした。

プロ野球の球団が買収され名前が変わるのを見るのは、初めてのことで、読売に対抗できる資金力を持つと言われていました。

私にとって一番印象的だったのは、本拠地の西武球場が「日本初の大リーグ級のスタジアム」と喧伝されたことでした。

当時は、テレビ画面からもわかる外野の深さに「さすが、広いなあ」と感じたものでしたが、若いファンには信じられないでしょう。

IMG_3371

「あれが広かったら、他の球場はどんだけ狭かったんや?」と思うに違いありません。そう、のちに完成する日本初のドーム球場〝ビッグ・エッグ〟東京ドームも最初は〝広かった〟のです。

関西にいた頃、西武やPARCOのハシャギ声は東京の華やかさの一つの象徴でした。

東京に出てから、西武百貨店の没落、そして何よりも西武球場がとんでもない最果てにあることを知って個人的なイメージが変わってしまうのですが。

西武百貨店はセブン&アイ・ホールディングから米国の投資会社フォートレス・インベストメント・グループに、タライ回しに買収されました。

売却額はなんと8500万円。もちろん、西武百貨店は不良債権ですからそこが差し引かれた数字です。とはいえ、なんとも寂しい最期です。