「どんなに困難な時代でも、必ず苦境を救ってくれるメガファイトがボクシングの命脈を繋いできた。これはそんな試合になる」(オスカー・デラホーヤ)。

This is the fight to save boxing. 

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モハメド・アリがグローブを吊るしてしまった1980年から、ボクシングは暗黒時代に突入すると危惧されましたが、その予想はある意味では当たり、ある意味で外れました。

ボクシングがメジャースポーツのステージから完全に追放されたという意味では、確かに今に続く暗黒時代の始まりでした。

その一方で、Forbes誌のアスリート長者番付のトップに立つ高額報酬を手にするスーパースターが絶え間なく出現してきたことも事実です。

シュガー・レイ・レナード、マイク・タイソン、オスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオ、カネロ・アルバレス…手にした金額だけならマネーやバックマン、カネロはレナードやタイソンを優に凌ぎます。

もちろん、アスリートが手にする報酬は近年高騰の一途なのですが…。

デラホーヤの言う通り、メガファイトが瀕死のボクシングを、なんとか盛り上げてきました。

ただ、順序はスーパースターが先でメガファイトは、そのあと。

ガーボンタ・デービスとライアン・ガルシア、この2人にスーパースターと呼ぶに相応しい人気と実力があるかと問われたら「現時点ではない」と誰もが答えるでしょう。

しかも試合は、ノンタイトルのキャッチウエイト。この試合の勝者がどれほどのものを手に入れるのか、なかなか見えてきません。

さらに、タンクの強い要望で、キャッチウエイトにリバウンド制限と年寄り臭い条件が契約に盛り込まれたのも興醒めです。

それでも、これからプライムタイムの無敗の20代が激突するのです。

タンク・デービスは28戦全勝26KOの28歳、キング・ライは23戦全勝19KOの24歳。

2人とも好戦的なファイター。

会場はカネロの根城、T-Mobileアリーナ。

期待を上回る面白い試合になることを願っています。

個人的には、神経質な体重条件を突きつけたタンクの印象が良くないので、キング・ライの後半KO勝ち、番狂せを予想します。