最も残酷で、勝者と敗者のコントラストが鮮やかなスポーツはボクシングだと思います。

ただ、ボクシングは個人競技。全部自分で背負って、どんな結果になっても自分で受け入れるだけ。




開幕戦で日本最高の投手をマウンドから引きずり下ろし、負け試合を土壇場の同点3ランで引き分けに持ち込み、敵地でも勝利。

最初の3試合を2勝1分にしたとき、暗く沈んでいたバッファローズがそこから4連勝するなんて、誰が予想できたでしょうか?


それにしても、残酷な幕切れでした。

守備から崩壊したスワローズ、村上と塩見はチームに迷惑をかけたと辛い思いをしているでしょう。

自分だけが背負い込める個人競技は、なんだかんだいっても残酷では無いのかもしれません。


平凡な送りバントを内野安打にしてしまった村上の守備。三塁手からすると、自分が取りに行くのか、投手に取らせベースに戻るのか、難しいケースでした。

ただ、同じミスを同じイニングに2度も犯してしまうのはいただけません。

あれほど優れた外野手の塩見が、あんな球を、あの場面で取れないなんて…信じられません。



第2戦でまさかの同点スリーランを打たれたバッファローズの阿部翔太に対して、ネット上では誹謗中傷が溢れたそうです。

何が起きるのかわからないのがスポーツ。卓越した才能を不断の努力で磨き抜いたトップ選手でも、信じられないミスを犯します。

神様とまで言われた男が、打率1割台に沈み、人間らしく悩み、悶え苦しむのが、スポーツです。

誹謗中傷なんて言語道断です。



塩見と村上の気持ちを、サラリーマンのおっさんが察しようと思うなんておこがましいにも程がありますが、それでも泣けてきます。