SATURDAY, OCT. 29

New York (ESPN+)
commission:New York State Athletic Commission
promoter:Bob Arum/matchmaker:Brad Goodman

■Robeisy Ramirez (No. 10) 
vs. 
Jose Matias Romero

10 rounds – juniorlight weights

ニコ・アリ・ウォルシュが、ビリー・ワグナーというされも知らない相手との塩分過剰な6回戦に判定勝利を収めたマディソン・スクエア・ガーデンのシアター。

何を今更ですが、世界基準の相手と戦う、ずっと手前でフェイドアウトしそうです。

東京五輪スーパーヘビー級銀メダリストのリチャード・トーレスJr.は、わからないです。もっと上手いはずです。それが伝わらないアーメド・ヘフニーとの肩慣らし段階。3ラウンドストップ勝ちも、印象は薄い。

身長188㎝の短躯ですが、230ポンド近い体重を作っています。小さいけど軽くはない、しかもサウスポー。意外とトップ戦線で結果を残すかもしれません。




さて〝キューバの至宝〟ロベイシ・ラミレスのテストマッチ。

しかし〝キューバの至宝〟ほど犬の糞な表現は、あまりお目にかかれません。至宝、多すぎ。

そして、至宝コケすぎ。

ロンドン2012でフライ(52㎏)、リオデジャネイロ2016でバンタム(56㎏)の五輪連続金メダリストのラミレスでしたが、デビュー戦で咬ませ犬位相手に完敗とありえない形でプロキャリアをスタート。

2戦目から9連勝(6KO)と〝贖罪ロード〟をこなしている28歳ですが、そろそろ世界基準の実力を証明しなければならない〝門限〟の時刻が迫っています。

オッズはラミレス1/16(1.06倍) 、ロメロ12/1(13倍)。

オープニングラウンド。落ち着いてプレッシャーをかけるサウスポーのラミレスが、ジャブをかわしての左ストレートでダウンを奪います。

第2ラウンド、左ジャブを多用してラミレスの接近を阻もうとするロメロですが、ラミレスのプレッシャーのかけ方は無駄な動きがなく、巧妙です。

第3ラウンド 。ラミレスが、左から繋いだ連打でロメロをグラつかせます。右リードから、いきなり、多彩な左です。26歳のアルゼンチン人は、その左が見えていません。

第4ラウンド、粘りを見せるロメロですが、劣勢は変わらず。ラミレスは倒さなければいけません。ここまでのパンチスタッツは、ラミレスのヒット率が52%、ロメロ19%。

第5ラウンド、ラミレスが試合を完全にコントロールしていますが、初回にダウンを奪っています。しっかり仕留めなければなりません。 

第6ラウンドもジリジリ距離を詰めるラミレスに、接近戦を許さないロメロ。28歳のキューバ人がここまでフルマークでしょう。

第7ラウンド、ラミレスは支配すれども、圧倒できず。 これは、ただでさえ人気を集めるのが難しいキューバ人、ラミレスは難しい。

第8ラウンド。ブーイングが起きないのは興味がないからか?冗長な展開になってしまいました。「いいボクサーだなあ」(長谷川穂積)。そうです、それだけです。

第9ラウンド、大きくよろめいたロメロをラッシュして「なんとかですねぇ」(飯田覚士)なレフェリーストップを呼び込みました。

PUNCHESRAMIREZROMERO
Total landed12932
Total thrown413262
Percent31%12%
Jabs landed215
Jabs thrown182107
Percent12%5%
Power landed10827
Power thrown231155
Percent47%17%
-- Courtesy of CompuBox

勝利者インタビューで「フェザー級のタイトル挑戦」を希望したラミレスですが、エマヌエル・ナバレッテはもちろん、レイ・バルガス相手でも下がらずに戦えるでしょうか?