福留孝介が引退しました。

45歳まで現役のプロ野球選手なんて、格好良すぎます。



これで、PL学園出身の現役選手はオリックスの中川圭太、MLBのミネソタ・ツインズの前田健太の2人だけになりました。

昨年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、今年はリハビリのため全休の前田は34歳、残りの選手人生は10年もないかもしれません。

中川は26歳、福留クラスのグレートに成長したら、あと20年近くもフィールドを駆け回る姿を見ることができそうです。

といっても、あと20年です。

「名門」という一言で片付けるには、あまりにも鮮烈な歴史を甲子園で紡いできたPL学園は、日本中の野球ファンが校歌のサビを歌えるほどの有名チームでした。

一方で、究極のエリート集団は地元・大阪での人気は今ひとつ。

勝利至上主義の選手集めに、桑田真澄とカドヤスポーツの裏金問題、プロや社会人、大学への進路についても大きなお金が動いているいう噂が絶えませんでした。

清原和博が逮捕されたとき、コメントを求められた中村順司元監督が「昨年雑誌の対談であったのが卒業以来」と語っていて、非常に驚いた記憶もあります。

監督も選手も想像以上にカネまみれで、ドライな関係だったのかもしれません。

もちろん、PL学園だけが特別ではありません。

松坂大輔や高橋由伸、一場靖弘らも、学生時代から金銭的な援助を受けたり、親の負債を肩代わりしてもらったり等の工作が普通に行われていました。

「栄養費」なんて言葉が普通に飛び交っていたのです。



PLの系譜は大阪桐蔭に引き継がれ、大阪は昔も今も最強の土地です。

福留の引退で、PL学園の血統が近い将来途絶えることに思い至り、感慨深いものがありました。

〝PL学園〟が消滅することに「もう一度カネまみれのやり方で甲子園に戻ってきて欲しい」なんて気持ちは一切なく、寂しさもありません。

ただ、PL学園は残る、続くわけです。野球以外で、どこかでまた永遠の学園の活躍を見聞きすることが出来たなら、それはそれで嬉しい瞬間になりそうです。