WEDNESDAY, JULY 13
Tokyo

12 rounds – junior bantamweights (for Ioka’s WBO title)


リング誌のジュニアバンタム級2位(井岡一翔)と、9位(ドニー・ニエテス)の対決。両者ともストローからジュニアバンタムまでの4階級を制覇していますから、合わせて8階級制覇。

井上尚弥の「ドネア2」で3+4=7階級対決。なかなか見れない試合です。 おそらく史上最多はパックメイの8+5=13階級対決。

入場曲は40歳のフィリピン人がクイーンの「We Are The Champions」。33歳の日本人はAK-69の「Champion」。入場曲もチャンピオン対決です。

それにしても、えらいこっちゃな水着のお姉ちゃんは要りません。もうちょっと考えてくれ。コロナガールやテカテガールより趣味悪い。

それにしても二人ともいい面構えです。格好いいです。 

序盤は、よくあるジャブの差し合いというにはあまりにも両者ともに慎重。ニエテスは思い出したように大きな右を振りますが、これがまともに当たる相手じゃありません。 

第3ラウンドからニエテスが後退する場面が目立つ。井岡のパンチはまともにもらってないのに、こんなに浅いラウンドで、インタバルではすでに削られてるような表情。

第4ラウンド、前のラウンドから腫れが目立っていた右目上から出血。実況席から、コーナーのイスマエル・サラスの「ニエテスは疲れている」という見方が紹介されます。

中盤もニエテスが上半身は前のめり、下半身は後ろ重心、で下がる。ボディが効いている兆候ですが、それほどの有効打があったとは思えません(井岡のボディは効かせても派手さがないとはいえ)。

第8ラウンドには、ニエテスの左目上からも出血。グラつくところは見せないものの、もうニエテスのタンクには何も残っていません。ただ、倒されてたまるかと言う気概以外は。 

第11ラウンド。開始ゴングが鳴ってもリングから降りないニエテスのコーナーに二度目の「セコンドアウト!」の声。

第12ラウンド、井岡が倒しにくるのがわかっていたニエテスは大きく左右を振り回して、KO負けを拒み続けます。

オフィシャルは120-108/118-110/117-111。勝利者インタビューで井岡が「完封」と表現した通りの内容でした。

井岡一翔の井岡一翔たる所以を見せつけた36分間でした。

それにしても、ニエテスです。

十分な練習ができず、ベストコンディションでなかったのは明らかです。それでも、大ピンチという場面は一度も作らず、最後までリングの上に立ち続けました。

あんなに誇り高い戦い方を40歳になって出来るファイターなど、日本人では想像もできません。

もちろん、日本人でニエテスレベルの実績があれば、40歳になってまでリングにしがみつく必要などありません。 

井岡はニエテスに初めて圧勝した相手として、次のステージも突破して欲しいです。

井岡の鋼鉄の意思と、マスターズな攻防も見事でした。円熟の33歳です。