WBOジュニアバンタム級タイトルマッチの前日計量。

王者・井岡一翔はまさかの体重オーバー!…といってもわずか40グラム。下着を脱ぐまでもなく、5分後にトイレから戻り、ネックレスを外して114.86ポンドでクリア。

挑戦者のドニー・ニエテスは114.5ポンドで一発クリア。

「自宅の電子体重計との誤差かな。ニエテスを待たせて申し訳ない」(井岡)。

「気にしてない。(5分待たされて)ちょっとお腹が空いたかな」(ニエテス)。

ボクシングのグランドマスター同士らしいエスプリの効いた会話です。

オッズは井岡勝利が6/17(1.35倍)、ニエテス3/1(4倍)。

2018年大晦日、初戦ののオッズは井岡1.73倍、ニエテス2.1倍でしたから、3年7ヶ月の歳月で両者の見立ては大きく差が開きました。

初戦は最高のタイミングでしたが、再戦はニエテスにとって遅すぎたと考えられているわけです。

とはいえ、一筋縄ではいかない老獪なあのニエテスです。

40歳の4階級制覇王者は、この試合の重要性もよく理解しているでしょう。

井岡が油断するわけもありませんが、完敗の経験がない不気味な相手です。

それを言い出すと、井岡は完敗したことがありません。アンダードッグの経験もありません。

ニエテスが3年7ヶ月前のニエテスなら、またチェスの差し合いになるはずですが、ブックメーカーや専門家、ファンは、そうではないと見ているようです…もちろん私もその1人ですが…。