今日、ボクシングプロモーターのプロべラムとディベラ・エンターテインメントは、戦略的パートナーシップを締結したと発表しました。

新興のプラベラムと老舗のディベラ。

かつて「二大プロモーター」と形容されることもあったトップランクとゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)は、アル・ヘイモンのプレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)とエディ・ハーン率いる英国マッチルームとの覇権争いの中で、選手の引き抜き合戦などで敗北。

米国のボクシング興行は大きな転換期を迎えています。

トップランクですら没落を余儀なくされる状況で、常に第二集団だったディベラと新興のプロブレムが、ヘイモンとハーンという怪人寝技師と単体で争うのは限界だったということでしょう。 

GBPから離脱、プロブレムを発足させたリチャード・シェーファーは「今日は我々にとっての記念日。偉大なるルー・ディベラとの戦略的パートナーシップ契約を発表できたことは無情の喜び」と語り、ディベラも「この業界は変わらなければならない。あまりにも長い間、私利私欲と政治的な思惑が、ファイターとファンを無視し続け、ベストとベストが戦うことを邪魔してきました」と選手とファンを優先するプロモートを誓いました。

プロベラムの傘下はレジス・プログレイス、リッキー・バーンズ、ノニト・ドネア、ドニー・ニエテス、ポール・バルター、バドゥ・ジャックら〝傷物〟か〝ロートル〟か、その両方かという貧相な布陣。

ディベラと契約しているのはジョージ・カンボソスJr.、リチャード・コミー、女子のヘザー・ハーディ、アマンダ・セラノら、当然ながら決定的な人気選手は見当たりません。

ただ、提携することで第二集団に踏みとどまる希望は持てます。

すでに先頭集団から脱落しているトップランクとGBPの立場は、ますます危うくなりそうです。

ボブ・アラムの年齢と、オスカー・デラホーヤの無能ぶりを見ると、元二大プロモーターは10年後には存在していないかもしれません。