大坂なおみや八村塁。

世界のメジャースポーツで傑出した活躍を見せる日本人アスリートが増えています。

ボクシングは世界のメジャースポーツではないものの、ベオグラード世界選手権で岡澤セオンは欧米で注目度の高いウェルター級で頂点に立ちました。

彼らの肌の色、容貌、あるい筋肉の付き方は日本人とは違います。

彼らを忌避する人が理想とするのは、純血日本人が世界で活躍することでしょう。純血日本人、そんなものが本当に存在するのかどうかは別の話として。

純血日本人でなければ、日本人とは認めない、と考える人は少数派かもしれません。

少なくとも〝それ〟を大っぴらに公言する人は、極めて少数派です。

しかし、大坂や八村の活躍を喜ぶ人でも、錦織圭や大谷翔平を応援する熱度は、明らかに違います。

その理由はおそらく〝それ〟です。
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WOWOWの加入者が最も増えたのは錦織圭が全米オーブンで快進撃、決勝進出を果たした時期でした。

大相撲を見るとわかるように、純血主義者は少数派とは言い切れません。

大相撲やプロ野球がMLBのように、外国人枠を撤廃すると…?

モンゴル人や黒人が席巻する土俵、どのチームも日本人が珍しい多国籍軍になると、少なくとも一時的には人気は下がるでしょう。

そして、活躍するアスリートの母国のコミュニティで人気が特化されるスポーツに変質するかもしれません。

そう、米国でのプロボクシングのように。

ここまでグローバル化が進むと、純血主義など貫けるわけがありません。そもそも純血ってなんなの?って話なんですが。

その一方で、多くの人が純血主義を理想とする考え方を捨てきれていません。

私も、もし錦織圭が大坂なおみクラスの活躍を見せていたら、テニスにもっと強烈な興味を持ったかもしれません。

そして、村田諒太や大谷翔平が漆黒の肌を持つ日本人なら、ここまで夢中にならなかったかもしれません。

人間の心の奥底に流れる、暗くて深い川のお話です。