英国で最も熱い歓迎と高い評価を受けるのは、敵地で米国やメキシコの強豪王者を破ってタイトルを持ち帰ったファイターです。

「誰に勝ったのか」「どこで勝ったのか」の究極です。

日本人ボクサーで例えると、かつてボクシングが盛んだった韓国のソウルや釜山で全盛期の張正九や柳明佑を打ち破るようなことです。
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私が知る中では打倒マービン・ハグラーの最右翼と見られたドナルド・カリーを沈めたロイド・ハニーガン。

マイク・タイソンを完膚なきまでに叩きのめしたレノックス・ルイス。

ショーン・ポーターを競り落としたケル・ブルック。

そして、今日、ホセ・ラミレスから2度のダウンを奪って完勝したジョシュ・テイラー。

アルファベットタイトルが全てステイクされた完全統一戦という視点では、ハニーガンとレノックスと同じ。

ハニーガンは大番狂わせ、レノックスはオッズ通りに圧勝。
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英国でのポジションは確実に〝三階級特進〟。

一方で、テイラーのケースはオッズで圧倒的有利ではなく、二つのベルトを分け合う相手との〝決勝戦〟。

そして英国初の4団体の完全統一王者=Undisputed Championで、もちろんスコットランド人としても史上初。

そして、スコットランドのUndisputed Championは、ライト級のケン・ブキャナン以来だそうです。

1988年に迷い込んだ4-Belt Eraで、Undisputed Championに就いたのはバーナード・ホプキンス、ジャーメイン・テイラー、テレンス・クロフォード、アレクサンダー・ウシクに続く史上「5人目」。

マウリシオ・スライマンは「テオフィモのフランチャイズがWBCの最上位タイトル」と言い張っています。「団体の最高責任者が明言しているのだから、認めざるをえない」というのは奴隷の思想です。

マウリシオは同じ口で「フランチャイズは防衛義務のない特権タイトル」と公言しているのです。世界の共通認識として「防衛義務のない王座」などありえません。

良識のあるメディアはテオフィモをカウントしていません。

リング誌はもちろん、トップランクと強力な提携関係にあるESPNも認めていません。どっかの国のバカメディアのように、認めてはいけないのです。

さて、4団体時代5人目のUndisputed Champion、テイラー。この勝利で今年の年間最高選手レースで頭一つ抜け出ました。

30歳のタータントルネードこれからどこへ向かうべきでしょうか?

「トップランク所属」というと「蚊帳の外」というのが連想される昨今ですが、ライト級とジュニアウェルター級の絵札は抑えています。

現在のジュニアウェルター級でリターンに見合う相手は一人もいませんが、テオフィモが中核のライト級が直下で魅力的なマグマをたぎらせています。

とはいえ、ライト級ウォーズの〝優勝者〟が140ポンドに上げるまでは、まだ時間がかかりそう。

一つ上の、絢爛ウェルター級はアル・ヘイモンが掌握してしまって、トップランクは終わっていますが、テレンス・クロフォードという実力と人気がアンバランスなカードが一枚だけあります。

このマッチアップはやろうと思えば簡単でしょう。