▶︎井上がスーパーフェザー級で今のずば抜けた強さを誇っていたら、数億稼ぐようなボクサーになっていたとおもいますか?
 
2021-05-04 11:34:49 返信編集 田代 49.98.213.22
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かつて、ナジーム・ハメドはフェザー級でPPVイベントのメインを張り、850万ドルを稼ぎました。

最近でも、やはりフェザー級を舞台に、レオ・サンタクルスはvsカール・フランプトン、vsアブネル・マレスでPPVイベントには手が届かなかったものの、文句無しの100万ドルファイターになりました。

「(MGMグランド・ガーデンアリーナでメインを張るには)バンタム級では全然ダメ。最低でもフェザー。フェザー級から風景が変わる」(井上尚弥)という見立て通り、フェザー級から潮目が変わってくるのは間違いありません。

とはいえ、ハメドのPPVはたった一度きりで、相手はあのマルコ・アントニオ・バレラ。イエメンをはじめ中東から井上も真っ青の莫大な金額のサポートを受けたハメド、そして軽量級史上に残るスーパースター、バレラという際立ったタレントが激突した例外的なケースです。

そして、メキシコ時代の軽量級を代表する人気者サンタクルスもまた、メキシコ対決のマレス、アイルランドと英国に分厚いファンベースを持つフランプトンという「特別なカード」を手にしたときにやっと100万ドルを手にすることが出来たのです。

その意味で、フェザー級から潮目が変わるとはいえ、それは普通ではない要素がいくつか重ならないと起きない異常現象です。

つまり、フェザー級は「100万ドルファイターが日常的に存在する階級」とは到底言い切れません。
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そのすぐ上のジュニアライト級でも、事情は大きく変わりません。

「100万ドルファイターが日常的に存在する階級」は、ウェルター級まで遡上しなければなりません。

もちろん、井上尚弥も、潤沢な資金を背景に持つハメドと同じ「特別なカード」です。

それは、パンデミック下の無観客試合、ESPN+の放送で、ジェイソン・マロニー相手に100万ドルを稼いだというのですから、ラファエル・マルケスとMGMの宴会場で戦った西岡利晃をしのぐミラクルでした。

田代さんが「スーパーフェザー級で今のずば抜けた強さを誇っていたら、数億稼ぐようなボクサーになっていたとおもいますか?」というのは、すでにこの環境のバンタム級で100万ドルですから、バンタムでも数億稼ぐことになるかもしれません。

実際に、2019年のノニト・ドネア戦は舞台の大きさからファイトマネー2〜3億円でも全く不思議じゃないですから、もうすでに「数億円稼いでいる」と考えて差し支えないでしょう。

「そうじゃなく、米国で」というのであれば、強烈なライバルに恵まれるしかありえません。

現在のジュニアライト級シーンではシャクール・スティーブンソンやオスカル・バルデスですが、一番稼げるパターンは、彼らと日本でやることでしょう。

ドネア戦もぶっ飛ぶ、ジュニアライト級史上最大のメガファイトになります。

どうしても「米国で」となると、まず日本人であることはマイナスです。次にジュニアライトも人気階級とはいえません。

ワシル・ロマチェンコでも数億円=200万ドル以上となると、普通ではありえません。テオフィモ・ロペスですら、競争入札でやっとこさの300万ドル越え。

そう考えると「スーパーフェザー級で今のずば抜けた強さを」井上が発揮しても、数億円を日常的なファイトマネーにするのは現実的ではありません。

それ以前に、もうそこまでいけば日本でやる方が今以上にはるかに実入りが良いはずですから、いくらなんでももう「憧れ料」を支払うようなことはバカバカしくなってやめちゃうはずです。