ボブ・アラムがワシル・ロマチェンコの復帰戦に中谷正義を計画していることを明らかにしました。

時期は「二人の前戦で負傷した怪我(ロマチェンコは右肩/中谷は右眼窩底骨折)が完治して、試合の準備が整う初夏」で、会場は「ロマチェンコが無観客のThe Bubbleを敬遠しており、有観客で開催できる大会場」と、すでに調整が進んでいる模様です。

「7月上旬の土曜日、テキサス州の大会場」が最もありうるスケジュールでしょうか。
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現在、トップランクが抱える135pounderはテオフィモ・ロペスを筆頭に8人。

ロマチェンコの対戦相手候補は自身とロペス、中谷に粉砕されたフェリックス・ベルデホを除いた5人に絞られます。

ローマン・アンドリーフ、レイモンド・ムラタリャ、ジョセフ・アドルノ、エリック・ピエンテ、そして中谷。

31歳の日本人以外は無敗です。

元WBOインターコンチ王者(現王者は中谷)のアンドリーフはロシアを主戦場とする34歳。トップランクとは契約関係が弱く、地元プロモーターの看板選手だけに〝落選〟。

Dangerの異名を持つ11戦全勝9KOのムラタリャは、8回戦の経験が1試合しかない24歳。ハイテクの復帰戦にはあまりにも役不足。

14勝12KO1分と強打のアドルノは強豪との対戦がないばかりか、前戦で咬ませ犬のヘクター・ガルシアに大苦戦(スプリットドロー)。やはり、円熟のウクライナ人が相手をするボクサーではありません。

ピエンテに至っては今日プロ5戦目(5勝0KO)に勝利したばかりの21歳。ロマチェンコと同じリングに上がる意味も資格もありません。

…これはどう考えても、中谷しかいません。

テオフィモを悪戦苦闘させ、ベルデホの希望を摘み取った日本人。


試合決定なら「ビッグネーム相手」という観点では、亀海喜寛vsミゲール・コットに次ぐ大勝負です。

亀海と対戦時のコットは超ビッグネームとはいえ、カネロ・アルバレスに敗れて2年近いブランクを作っていた36歳で、「どう散るか?」を模索していた黄昏時でした。

ロマチェンコもライト級で閉塞感を漂わせていますがまだ32歳、リング誌PFPでも堂々7位に入るトップ選手。あのときのコットとは違います。

亀海が大金星を逃したことまで考慮すると、もしロマチェンコの牙城を崩すようなことがあれば…最も世界を揺るがせた日本人ボクサー決定です。

ライト級で対戦相手のフレームを持て余す傾向が強いロマチェンコにとって、身長182㎝/リーチ180㎝の中谷はキャリア最大の脅威。

中谷の驚異の打たれ強さと、不屈の根性もウクライナのハイテクを機能不全に陥らせる可能性は十分です。