チャーロ兄弟のPPVデビューに続いて、ガーボンタ・デービスvsレオ・サンタクルスがジュニアライトとライト、二つのWBAタイトルを掛けて、PPVの厳しい関門の突破を目指します。
当初予定の10月24日、コネティカット州アンキャスビルのモヒガン・サン・カジノの無観客興行から、急転直下で10月31日テキサス州サンアントニオのアラモドームに変更され、井上尚弥のジェイソン・マロニー戦とバッティングしてしまいました(なんて言ってるのは日本のファンだけですが)。

この急なリスケが、チャーロ兄弟のダブルヘッダーが10万件セールスにとどまる大惨劇に終わったことから、同じ轍は絶対踏めないという危機感の現れであるのは明らかです。

テキサス州では有観客がキャバ30%上限で認可・解禁され、約7万人キャパのアラモドームなら2万人弱が収容できる計算です。当初売り上げ見込みに計上されていなかったゲート収入が期待できるようになりました。

再びPPV惨劇が起きても、ゲート収入からある程度補填できる算段です。
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秋のアラモドームといえば…2003年11月15日のマルコ・アントニオ・バレラvsマニー・パッキャオが真っ先に思い浮かびます。

メキシコのファンも「10月31日はハロウィンではなく、レオがパッキャオになる日だ」と早くもヒートアップしていますが…。

さて、注目のビッグファイトは、ジュニアライト(130ポンド) とライト(135ポンド)の間のどこを取るキャッチウェイトになるのかも試合の行方の焦点でしたが、結局130ポンドに落ち着きました。

体重管理に大きな問題を抱えるタンク・デービスにとって、減量苦からエスケイプした130ポンドに戻ることは心身ともに深刻なストレスになる可能性大です。

「ガーボンタ・デービスは130ポンドの肉体を作ってくる」と自ら宣誓していますが、前日計量が終わるまで信用出来きません。

zoomで会見に参加したサンタクルスは「タンクは最初の4〜5ラウンドが非常に危険だが、後半は失速して動きが鈍る」と指摘。

これに対してデービスは「後半動きが落ちるのは誰でも同じ。それに私は前戦で12ラウンドにユリオルキス・ガンボアを倒している」とやり返します。

サンタクルスは作戦を聞かれて「過去最強の相手、油断はしない。先にプレッシャーをかけて徐々に削っていく展開に持ち込みたい」と明らかにしました。

デービスをプロモートするメイウェザー・プロモーションズのレオナルド・エルベCEOは「これまでもデービスのPPVデビューのタイミングを探していたが、魅力的な対戦相手がいなかった。サンタクルスはテキサスと西海岸で絶大な人気を誇るビッグネーム、これ以上のタイミングはない」。

メイウェザーも「人気上昇中のデービスと、すでに大きな人気を獲得しているサンタクルス。ビジネスとしても成功するはずだ」と太鼓判。

デービスが体重超過を犯すことへの懸念について、再三聞かれたサンタクルスは「大丈夫だろう。タンク・デービスにとっても大きな試合。これまでは感謝祭やクリスマス、食欲旺盛な季節に試合を組んでたんだろう。今回はハロウィンだから大丈夫」とジョークを飛ばして笑わせました。

「130ポンド契約にアラモドーム」とサンタクルスに有利な条件が揃いましたが、果たしてリングの上ではどんな戦いが繰り広げられるのでしょうか。

と、ここでちょっと待った!WOWOWは生配信する模様ですが…。

井上戦とどっちも見るとなると、かなり慌ただしいことになりますが。それもまた一興ですね。