井上尚弥を取り巻く環境と未来の対戦相手を独断と偏見で格付けしてゆきます。

S:殿堂クラス
A:PFPファイター
B:強豪王者
C:並王者
D:穴王者 


まず、井上が戻ることはないものの、階級アップで対戦相手に浮上しそうなジュニアバンタム級シーンから。

【115ポンド=ジュニアバンタム級】

S:殿堂クラスのボクサーはローマン・ゴンザレス。

軽量級史上初のPFPキングに輝いたチョコラティトは、その座を2年も守りました。井上のPFPラインキングの快進撃を伝える THE ANSWER に代表される〝大本営発表〟では、この事実が報じられることはありません。

「井上のPFP1位も見えてきた。もし、そうなると軽量級ではロマゴンに続く史上二人目」という記事を加えれば、幻覚にうなされる井上信者の〝熱冷まし〟になるかもしれません。


A:PFPファイターはファン・フランシスコ・エストラーダがリング誌とESPNで共に8位。

試合間隔が空いてPFPかランクアウトしたものの、シーサケット・ソールンビサイとドニー・ニエテスは準PFPファイターに数えて差し支えないでしょう。

WBAバージョンで王座に返り咲いたローマン・ゴンザレスや、PFP入りが何度も取り沙汰されているWBO王者の井岡一翔と、4階級制覇を狙う田中恒成も、このクラスに肉薄したボクサーと見なせます。
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IBFのジェルウィン・アンカハスも間違いなくB:強豪王者です。

この4年、軽量級のホットゾーンであった115ポンドは今なお、最もレベルが高いかもしれませんが、ロマゴン陥落に代表されるように液状化も進んでいます。

互いに1試合の調整試合を挟んで対戦が内定といわれるロマゴンとエストラーダの勝者がバンタムに上げてくるーーそうなると面白いのですが。




*****そして、軽量級の中でもレベルが最も低いと見られるバンタム級。

評価の高かったエマヌエル・ロドリゲスと、ゾラニ・テテが馬脚を現してしまったことも一因ですが、井上を除くとA:PFPファイターもB:強豪王者も見当たりません。



 【118ポンド=バンタム級】

B:強豪王者
に数えるか迷うのはジョンリール・カシメロと、ギレルモ・リゴンドーですが、カシメロは「誰に勝っても不思議ではないが、誰に負けても不思議ではない」という〝ギャンブラー〟。

リゴンドーの技術レベルは全階級通じても屈指ですが、9月に40歳を迎えるジャッカルの戦いぶりは1戦ごとに衰えと綻びが目立っています。 

ただ、バンタムにはS:殿堂クラスがいます。 ノニト・ドネアです。

一発殿堂は微妙ながらも殿堂入りの実績は十分に積み上げたドネアですが、今年で38歳。井上戦で大健闘したものの、幸運なライアン・バーネット戦を除くと、8年近くもまともな相手から勝利は収めていません。 

世界基準には到底ないステフォン・ヤング にスピードで押された鈍重なドネアに、かつての「閃光」の面影はありません。

カシメロ地雷を踏まない限り、118ポンドにモンスターが勝って評価を上げられる相手は見当たりません。

その意味では、カシメロ戦は楽しみです。