リング誌にボクシング界の「顔」を近影する THE FACE OF BOXING というコーナーがあります。
8月号はフリオ・セサール・チャベスとマウリシオ・スライマン。
テーマは THE FATHER AND THE SON (父として、子として)。チャベスもスライマンも、二世代に渡ってボクシング界に影響を与え続ける血統です。
チャベスは言わずと知れたメキシコ史上最高のボクサー。1980年のプロデビューから25年間の長きにわたり107つの勝利と85のKO・TKOを積み上げ、敗北はわずか6、2つの引き分け。
6敗のうち5つは、全盛期をとっくに過ぎたキャリア晩年に喫したもの。
130ポンド、135、140の三階級を支配し、ロジャー・メイウェザーやロッキー・ロックリッジ、ファン・ラポルテ、エドウィン・ロサリオ、メルドリック・テイラー、ヘクター・カマチョらを倒しまくった。
息子のチャベスJr.は父親の偉業の前には霞んでしまうが、戦績は51勝33KO4敗1分と悪い数字ではない。
しかしジュニアのキャリアは練習嫌いと、根性のない試合ぶりで、血統に期待したファンを裏切り続けている。
アンドレ・フォンファラとダニエル・ジェイコブスとの試合は、まだ十分に戦えるように見えたが途中で試合を投げ出した。ボクサーとしては最も軽蔑される振る舞いだった。
チャベスJr.が親の七光りのままキャリアを閉ざそうとしているのに対して、マウリシオ・スライマンは自身のレガシーを築き上げつつある。
1931年生まれの父親ホセ・スライマンは、1975年にWBC会長に選出されると卓越した外交手腕を駆使しながら38年後に此の世を去るまで、その座を離さなかった。
ホセはWBAを上回る161の国のコミッションと連携する帝国を築き、ドン・キングら有力プロモーターも抱き込んだ。
チャベスのテイラー戦とパーネル・ウィテカ戦で起きた不可解な判定は「ホセの差し金」と批判を浴びたが、ホセは12ラウンド制への移行や、アパルトヘイトに反対姿勢を打ち出すなどボクシング界の発展にも寄与した。
ホセからWBC会長の座を世襲したマウリシオは、やはり賞賛と批判の両方を浴びることになる。
それでもマウリシオの指揮のもと、WBCはアルファベット団体の中で最大規模の地位を維持してきた。
また、WBCクリーン・ボクシング・プログラムを立ち上げるなど、アンチドーピングの立場も鮮明に打ち出している。
メキシコボクシングにとって、チャベスとスライマンは特別なファミリーネームであり続けている。
そして、厳しい批判を受けながらも二世代に渡る強固な結びつきは、何も変わっていない。
8月号はフリオ・セサール・チャベスとマウリシオ・スライマン。
テーマは THE FATHER AND THE SON (父として、子として)。チャベスもスライマンも、二世代に渡ってボクシング界に影響を与え続ける血統です。
チャベスは言わずと知れたメキシコ史上最高のボクサー。1980年のプロデビューから25年間の長きにわたり107つの勝利と85のKO・TKOを積み上げ、敗北はわずか6、2つの引き分け。
6敗のうち5つは、全盛期をとっくに過ぎたキャリア晩年に喫したもの。
130ポンド、135、140の三階級を支配し、ロジャー・メイウェザーやロッキー・ロックリッジ、ファン・ラポルテ、エドウィン・ロサリオ、メルドリック・テイラー、ヘクター・カマチョらを倒しまくった。
息子のチャベスJr.は父親の偉業の前には霞んでしまうが、戦績は51勝33KO4敗1分と悪い数字ではない。
しかしジュニアのキャリアは練習嫌いと、根性のない試合ぶりで、血統に期待したファンを裏切り続けている。
アンドレ・フォンファラとダニエル・ジェイコブスとの試合は、まだ十分に戦えるように見えたが途中で試合を投げ出した。ボクサーとしては最も軽蔑される振る舞いだった。
チャベスJr.が親の七光りのままキャリアを閉ざそうとしているのに対して、マウリシオ・スライマンは自身のレガシーを築き上げつつある。
1931年生まれの父親ホセ・スライマンは、1975年にWBC会長に選出されると卓越した外交手腕を駆使しながら38年後に此の世を去るまで、その座を離さなかった。
ホセはWBAを上回る161の国のコミッションと連携する帝国を築き、ドン・キングら有力プロモーターも抱き込んだ。
チャベスのテイラー戦とパーネル・ウィテカ戦で起きた不可解な判定は「ホセの差し金」と批判を浴びたが、ホセは12ラウンド制への移行や、アパルトヘイトに反対姿勢を打ち出すなどボクシング界の発展にも寄与した。
ホセからWBC会長の座を世襲したマウリシオは、やはり賞賛と批判の両方を浴びることになる。
それでもマウリシオの指揮のもと、WBCはアルファベット団体の中で最大規模の地位を維持してきた。
また、WBCクリーン・ボクシング・プログラムを立ち上げるなど、アンチドーピングの立場も鮮明に打ち出している。
メキシコボクシングにとって、チャベスとスライマンは特別なファミリーネームであり続けている。
そして、厳しい批判を受けながらも二世代に渡る強固な結びつきは、何も変わっていない。


コメント