ローマン〝チョコラティト〟ゴンザレス。

軽量級としては史上初のPFPキングに約2年も君臨しながら、ファイトマネー100万ドルにすら全く届かず、30万ドル以上を手にしたのは50万ドルと60万ドルの2度だけ。

ニカラグアの芸術品は軽量級の辛酸を嫌というほど舐めさせられてきました。

そして、リング誌を単独カバーすることもなくシーサケット・ソールンビサイに連敗。PFPでも圏外に追いやられてしまいます。

一方で、昨年の2月と9月に井上尚弥が8ヶ月で2度もリング誌を単独カバー。

米国で関心の薄いバンタム級で、PFPキングでもない日本人が単独で表紙を飾るのは極めて異例のことでした。

それも短期間に2度も。

そして、ロマゴンがPFPキングから陥落して3年。

なぜかこのタイミングでリング誌は、チョコラティトをやっとこさ、ついに単独カバー。
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BWAA(全米ボクシグ記者協会)のFighter of the Year(年間最高選手賞)に輝き、PFPでも3位まで登り詰めたノニト・ドネアですら一度も単独カバーを飾ることが出来なかったリング誌。

その経営状態を反映して、表紙の在り方も大きく揺らいできたリング誌の5年間を振り返ってゆきます。

第1回の今夜は「2014年」。

この年のFighter of the Yearはリング誌がセルゲイ・コバレフ、BWAAはテレンス・クロフォードでした。

カバーは1月:フロイド・メイウェザー、2月:コバレフ+デオンティ・ワイルダー+アドニス・スティーブンソン、3月:スティーブンソン、4月:マルコス・マイダナ、5月マニー・パッキャオ+ティモシー・ブラッドリー、 6月:メイウェザー+マイダナ、7月:オスカー・デラホーヤ、8月:カネロ・アルバレス、9月:メイウェザー+マイダナ、10月:カール・フロッチ、11月:マイク・タイソン、12月:バーナード・ホプキンス。

階級別ではスーパーミドル〜ヘビーが5回(タイソンを含む)。ウェルターが単独階級にもかかわらず6回(デラホーヤを含む)、ジュニアミドルが1回。

2014年は年12回発行の月刊。ページ数は減少傾向にありましたが、各号114ページとまだ月刊誌の体裁を保っていました。

それでも、現在では無くなったRing Card Girl of the month(ラウンドガールの3ページグラビア)がこの年の6月号をもって終了するなど〝リストラ〟の足音が聞こえてきます。

そんな頃「ボクシング市場の低迷・売れ行き不振で電子版を残して、リング誌プリント版は廃刊になる」という噂がネットで話題になりますが、当時の親会社ゴールデンボーイ・プロモーションは否定。

カネロがスターダムに足をかける一方で、メイウェザーvsパッキャオの超弩級メガファイトの交渉は5年目を迎えても平行線を辿り、リング誌をはじめ多くのメディアが「実現は難しい」と諦めムードが漂っていました…。