WBO東洋太平洋ストロー級タイトルマッチ
王者:重岡銀次郎vs挑戦者:レイ・ロリト


昨日のリング誌でも「NEW FACE」として紹介された20歳のホープにとって、24戦して14敗を喫して日本でも負けている29歳のフィリピン人は、勝ち方が問われる相手でした。

結果は5ラウンドKOでしたが、防御の甘さを露呈しました。3ラウンドはフィリピンの〝ヒットマン〟が左を炸裂。

「ここまでの相手は雑魚とか言われてたから、強い相手を倒せたことはよかった」という重岡ですが…ロリトは雑魚ではありませんが「強い相手」かとなると…。

リング誌が書いてるように「gatekeeper」(この相手に苦戦するようでは世界は無理)という存在です。

ただ、まだ若い。素質は十分。カネロも若い頃は何度も脆さを見せていました。

「来年にも世界挑戦したい」と意気込んでいますが、ストロー級は何気に強豪王者が屹立してます。相手を選ばずに「リアル」な王者を倒して下さい!



WBO世界フライ級タイトルマッチ
王者:田中恒成 vs挑戦者:ウラン・トロハツ

恒成1/25(1.04倍)、トロハツ10/1(11倍)と大差オッズ。

オッズは控えめでしたね。トロハツは開始ゴングから3ラウンドに沈むまで、何もできませんでした。

結果論ではなくミスマッチ。

恒成は満足してるようですが、トロハツが優れてるものは何一つありませんでした。こんな相手とじゃれ合う時間が無駄です。



WBO世界ジュニアバンタム級タイトルマッチ
王者:井岡一翔vsハビエル・シントロン


こちらのオッズは井岡4/9(1.44倍)、シントロン13/8(2.625倍)。

第1〜2ラウンド、シントロンが長さを生かして取りました。長身相手でも普通に入り込めた井岡ですが、この相手では距離をつぶすしかありません。

第3ラウンドも取られましたが、強引に攻め込むのは有効です。というか、これしかありません。

第4ラウンド、井岡のプレッシャーがかかり始めました。シントロンの経過不足の欠点を晒せ出させることができるか。

第5〜6ラウンドも井岡が追いシントロンが下がる展開。ポイントは取ったか。シントロンのパンチはタイミングが良いように見えるが、効かせられない。

第7ラウンド、シントロンの足はまだ動く。井岡はどこかでアクセルを踏まなきゃ。採点はわからない。

第8ラウンド。下がりっぱなしのシントロンの精度が上回る。

第9ラウンドは井岡が明白に取りました。シントロン、ボディが完全に効いてる!

第10ラウンドも井岡。シントロンは疲労が深い。

第11ラウンド。シントロンは出なきゃ勝てないのに出れない。

最終ラウンド。シントロンはボクシングを辞めた方が良い。最近よく拝見するヘタレのプエルトリカンでした。

終了ゴングで両手を挙げてアピールしたプエルトリカンでしたが「採点は受け入れる。経験が足りなかった」と完敗宣言。

ボディも顔面も効かされてるのはわかるけど、負けてるのがわかってて逃げてたのか…。


シントロンが試合後に「井岡の方がパンチの精度が高かった」と語っていたというのが意外でした。

精度は互角にも見えましたが、やはりボディを的確に突かれたダメージが大きかったのでしょう。 いずれにしても挑戦者が怖がって逃げてばかりじゃ勝てません。

シントロンのヘタレばかりが目立ちましたが、井岡はさすがです。もし、強引に距離を潰す戦略にスイッチするのが遅れてたら、ポイントの貯金を勇気にシントロンは心身ともにもっと粘ったかもしれません。

ジュニアバンタムは面白い展開になってきました。カリド・ヤファイとローマン・ゴンザレスが2月29日にテキサス州ダラスで対戦(マイキー・ガルシアvsジェシー・バルガスの前座)する方向で交渉が進んでいるようです。 

ロマゴンvsヤファイの勝者、怪我で休養中のファン・フランシスコ・エストラーダ 、シーサケット・ソールンビサイ、ジェルウィン・アンカハス…来年は恒成も参戦???

ドニー・ニエテスはどうしてるんでしょうか?結局、今年は1試合もリングに上がらずじまい。