ESPNからちょっと驚きのニュースです。
中国のロングジョイ・スポーツがIBF/WBCライトヘビー級王者アルトゥール・ベテルビエフの指名試合(vs孟繁龙 メン・ファンロン)の興行権を競争入札で落としたというのです。
ニュージャージー州スプリングフィールドで行われた競札で190万ドルを提示、トップランクの131.5万ドルをねじ伏せました。
指名試合が競札になった場合、承認団体が設定する報酬は王者に大きく割り当てられるため、挑戦者陣営が競り落とすことは珍しいのですが、トップランクが中国マネーのパワーを見誤ったということでしょうか。
IBFの割り当ては王者65%/挑戦者35%ですから、ロングジョイ・スポーツはベテルビエフ陣営に123万5000ドルを支払うことになります。メン陣営の取り分は66万5000ドル。
メンをロングジョイ・スポーツと共同プロモートするロックネイション・スポーツのディーノ・デュバは「我々は目指す二つの勝利のうち、まずは最初の勝利を手に入れた。次はリングで勝つだけだ」と打倒ベテルビエフも予定の内だと豪語。「来年の3月か4月、会場は上海かマカオを考えているが、いずれにしても中国だ」。
「ベテルビエフがプロデビュー以来拠点にしているカナダのモントリオールかケベックでの開催を見込んでいたんだが…」とトップランクのカール・モレッティ副社長は呆然。
「挑戦者が落札」。日本人絡みではWBCジュニアフェザー級王者だった西岡利晃が、挑戦者ジョニー・ゴンザレス陣営との競札に敗れてメキシコ開催に持ち込まれた例が有名です。
しかし、あの背景には西岡は穴王者と見られ「ジョニゴンがスランプ期にあったこともあり勝利を鉄板にしたい」というメキシコ側の思惑がありました。
しかし、今回は事情が全く違います。挑戦者の勝利はまず考えられません。
15戦オールKO勝ちのベテルビエフは、全階級でも最も危険なファイターの一人。10月にライバル王者オレクサンダー・グボジークを粉砕した一戦は、まだ生々しい記憶です。
メンも16戦全勝10KOと戦績では見劣りしませんが、強豪との対戦はゼロ。指名挑戦者のポジションは6月に無敗のアダム・ダイネスに3−0判定で勝利して掴んだとはいえ、ダイネスも強豪とは口が裂けても言えない無名のドイツ人でした。
ベテルビエフは34歳、ファンロンは31歳。4歳若いサウスポーという以外にメンに好意的な材料は何一つ見当たりません。
モレッティが「ベテルビエフは階級最強でPFPファイター。世界初挑戦のメンの舞台をここまで強引に引っ張り込もうとした理由が見えない」と言うのも頷けます。
西岡vsジョニゴンのような奇跡も起きそうにありません。西岡vsジョニゴンとは背景が全く違うのです。
カネが余ってるのか、それとも私たちにはまだ見えない勝算があるのか…?
中国のロングジョイ・スポーツがIBF/WBCライトヘビー級王者アルトゥール・ベテルビエフの指名試合(vs孟繁龙 メン・ファンロン)の興行権を競争入札で落としたというのです。
ニュージャージー州スプリングフィールドで行われた競札で190万ドルを提示、トップランクの131.5万ドルをねじ伏せました。
指名試合が競札になった場合、承認団体が設定する報酬は王者に大きく割り当てられるため、挑戦者陣営が競り落とすことは珍しいのですが、トップランクが中国マネーのパワーを見誤ったということでしょうか。
IBFの割り当ては王者65%/挑戦者35%ですから、ロングジョイ・スポーツはベテルビエフ陣営に123万5000ドルを支払うことになります。メン陣営の取り分は66万5000ドル。
メンをロングジョイ・スポーツと共同プロモートするロックネイション・スポーツのディーノ・デュバは「我々は目指す二つの勝利のうち、まずは最初の勝利を手に入れた。次はリングで勝つだけだ」と打倒ベテルビエフも予定の内だと豪語。「来年の3月か4月、会場は上海かマカオを考えているが、いずれにしても中国だ」。
「ベテルビエフがプロデビュー以来拠点にしているカナダのモントリオールかケベックでの開催を見込んでいたんだが…」とトップランクのカール・モレッティ副社長は呆然。
「挑戦者が落札」。日本人絡みではWBCジュニアフェザー級王者だった西岡利晃が、挑戦者ジョニー・ゴンザレス陣営との競札に敗れてメキシコ開催に持ち込まれた例が有名です。
しかし、あの背景には西岡は穴王者と見られ「ジョニゴンがスランプ期にあったこともあり勝利を鉄板にしたい」というメキシコ側の思惑がありました。
しかし、今回は事情が全く違います。挑戦者の勝利はまず考えられません。
15戦オールKO勝ちのベテルビエフは、全階級でも最も危険なファイターの一人。10月にライバル王者オレクサンダー・グボジークを粉砕した一戦は、まだ生々しい記憶です。
メンも16戦全勝10KOと戦績では見劣りしませんが、強豪との対戦はゼロ。指名挑戦者のポジションは6月に無敗のアダム・ダイネスに3−0判定で勝利して掴んだとはいえ、ダイネスも強豪とは口が裂けても言えない無名のドイツ人でした。
ベテルビエフは34歳、ファンロンは31歳。4歳若いサウスポーという以外にメンに好意的な材料は何一つ見当たりません。
モレッティが「ベテルビエフは階級最強でPFPファイター。世界初挑戦のメンの舞台をここまで強引に引っ張り込もうとした理由が見えない」と言うのも頷けます。
西岡vsジョニゴンのような奇跡も起きそうにありません。西岡vsジョニゴンとは背景が全く違うのです。
カネが余ってるのか、それとも私たちにはまだ見えない勝算があるのか…?
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