いよいよゴングが迫ったIBF世界ライト級タイトルマッチ。

リング誌やESPNの階級別ランキングを見ると、日本人の名前を確認できる最重量はジュニアライト級で、伊藤雅雪(リング誌7位/ESPN6位)一人が10傑に食い込んでいます。

その上のライト級になると、日本人の名前は一人も見当たらなくなります。

歴史的にはライト級でも日本人世界王者が生まれてきましたが、ガッツ石松と小堀佑介、畑山隆則の3人だけ。

ライト級、135ポンド(約62.2kg)が日本人にとって大きな壁になっている原因は①層が厚くレベルが高い、というだけではなく②欧米の注目が集まる下限階級で、世界王者と戦う機会が限定される、という2点に尽きます。

その高嶺の花、ライト級はリング誌とWBA、WBO王者ワシル・ロマチェンコを頂点にWBCは空位(ロマはフランチャイズ王者…)、そしてIBFのストラップはリチャード・コミーが保持しています。

そのコミーに人気者テオフィモ・ロペスが挑戦するのです。


オッズは王者コミーが9/4(3.25倍)、挑戦者ロペス1/3(1.3倍)と22歳の〝ブルックリン〟が32歳のガーナ人をリードしています。

前戦(7月19日vs中谷正義)で大苦戦したロペスですが、専門家予想でもロペスの終盤ストップ勝ちが大勢を占めています。

ただし「絶妙のマッチアップ。コミーはロペスにとって危険な相手。プロでまだ一度も試されていないロペスの実力、顎がどのレベルにあるのかを知ることになる」という見方も少なくありません。

中谷戦では不甲斐ない内容に涙したロペス。

さて、ロマチェンコへの挑戦権を賭けたリングで何かが起こるか!? 

序盤はコミーがペースを握って、長い試合になる…そんな雰囲気の1ラウンドから、2ラウンド1分過ぎの右フックのカウンター。

2ラウンドからプレッシャーをかけようと前に出たコミーの作戦が結果的に裏目に出ましたが、ロペスはスターの階段に足をかけました。