6月1日、グレートブリテンが誇る3人の無敗王者が米国上陸、マジソン・スクエア・ガーデンに揃い踏みします。

ニューヨークだというのに、主役はプエルトリカンでもメキシカンでも米国人でもありませんが、超弩級のメガファイトです。

IBF/IBO/WBA/WBOヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(22戦全勝21KO)はアンディ・ルイスJr.の挑戦を受け、4つのアルファベットタイトルを賭けます。

ジョシュアがスーパーヘビー級で金メダルを獲得したロンドン五輪2012、女子ライト級金メダルのケイティ・テイラー(13戦全勝6KO)は、IBF/WBA/WBOライト級王者として、WBC王者デルフィン・ペルソーンと激突、Undisputed Champion=主要四団体完全統一を目指します。

そして、WBSS優勝ながらアルファベットタイトルはWBAのベルトしか持たないカラム・スミス(25戦全勝18KO)が迎え撃つのはアッサン・エンダムです!!!

2017年10月22日に村田諒太との再戦に敗れたエンダムは、翌年12月22日にWBCミドル級シルバー王者マーティン・マレーに完全敵地マンチェスター・アリーナで挑戦。

4ラウンド終了間際にスリップをダウンと判定される不運を跳ね返し、2−0のマジョリティデジションをものにしていました。

“I am confident I will create a big surprise in New York”
しかし、エンダムの敵地巡業には涙チョチョギレです。

ニューヨーク・バークレイズセンター(2012年10月20日:vsピーター・クイリン戦)、モントリオール・ベルセンター(2015年6月20日:vsデヴィッド・レミュー戦)、東京・有明コロシアム(2017年5月20日:vs村田諒太)、東京・両国国技館(2017年10月22日:vs村田諒太)…先進国の大会場で地元の英雄の前に生贄的に差し出され続けながらも、ここまで生き残ってきました!

そして、今度はMSG。今回もユニオンジャックの旗があちこちで翻る完全敵地になることは、100%間違いありません。

「カメルーンで戦いたいんじゃないのかって?もちろん、それはあるさ。誰だって母国でいいところを見せたいよ。でも、俺の戦場は北半球なんだ。これは悲しいことじゃない、むしろ逆、楽しくて仕方がないよ」。

「パリにマンチェスター、モントリオール、ニューヨークに東京…でっかい街をサーカスしながら戦うのは最高の気分だ」。

「考えてみてくれよ。ニューヨークや東京から『必要だから来てくれ』とお呼びがかかるんだから、ありがたい話さ。ブーイングだって気にならない。ニューヨークや東京では暖かい拍手ももらったよ」。

「6月1日は絶対に勝つ。勝たないと、次がないから。勝ったら、このやりがいのあるサーカスが続けられるんだ」。

オッズはスミス勝利が1/33(1.03倍)、エンダム10/1(11倍)。

35歳のカメルーン人は、リバプールの英雄に供される咬ませ犬です。

勝ちましょう。


あの巨大なマジソンスクエアを埋め尽くす、うるさい英国サポーターを静まり返らせてやりましょう。

いろんな期待や想いや願いや愛情やらを込めて応援できるのは日本のボクサーだけだと思っていましたが、どうやらそうではないようです。

どうか、素晴らしいサーカスライフを続けて下さい。
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厚かましいお願いなのは重々承知ですが、スミスから奪ったスーパーミドル級のWBAと、WBCダイアモンドのベルトを持って、また東京に来て下さい。

1勝1敗ですからね。今度はラバーマッチ(決着戦)です。

きっとそのとき、日本はあなたから奪ったベルトを取り返しているはずですが、賭けるのはスーパーミドルのタイトルですね。

いっつもわがままですみません。

もし、そんなことが実現したら、非国民になりますが、今度の私はあなたに声援を送ってしまうかもしれません。