ESPNの敏腕記者スティーブ・キムが素晴らしい記事をアップしてくれました。
グッジョブ!
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現在、多くののPFPランキングは「ワシル・ロマチェンコかテレンス・クロフォードか?」その二択になっている 。そして、クルーザー級の完全統一王者オレクサンダー・ウシクとカネロ・アルバレスが続くという絵面だ。
しかし、世界で最も支配的なボクサーは、ESPNで7位評価の井上尚弥、WBA〝レギュラー〟王者かもしれない。ただ、彼のパフォーマンスは、多くのファンが目にしていないだけなのだ(見ればランクはもっと上がる)。
彼は108ポンド(ジュニアフライ級)からスタート、そのキャリアのほぼ全てを注目度の低い小さなクラス、日本の中で戦ってきたことが、彼が無名である理由だ。
しかし、ボクシングに精通している人なら〝モンスター〟がどれほどの実力の持ち主かをわかっている。
ルディ・エルナンデスは「井上がPFPキング」と公言して憚らない。「彼は三つの階級でしかるべき王者を完全な形で粉砕してみせた」。
承認団体がいくつも蔓延る中で、多くの複数階級制覇は簡単な相手をピックアップすることで成り立っている。そうではないやり方で、複数階級を制覇するのはレアケースだ。
井上の17戦全勝15KO、17の中12が世界戦というのは世界戦の価値が失墜している現代でも非常に興味深い数字だ。
ESPNのインタビューに井上は「どんな試合でもKOを狙っている。昨年の2試合は1ラウンドでKOできたが、初回KOは目標ではない。ただ、KOチャンスはいつも狙っている」とそのこだわりを明かしてくれた。
オマール・ナルバエス、ジェイミー・マクドネル、ファン・カルロス・パヤノ。米国のボクシングファンには聞き慣れない名前かもしれないが、いずれも軽量級のトップファイターで、井上と拳を交えるまではKO負けが一度もなかったタフなボクサーだった。
この3人を含めて7人の〝KO負け知らず〟のボクサーが、井上によって屈辱の〝初体験〟を強いられた。
井上の手数は、けして多くはない。フィニッシュの一撃まで、最短でパンチを組み立てるのだから無駄なパンチは要らないということかもしれない。
特徴的なパンチはボディ。左右とも強烈で、それはフリオ・セサール・チャベスをも彷彿させる。
エルナンデスは、もう一人の日本の俊才・伊藤雅雪を指導しているが「井上はパワーに頼らないから素晴らしい。タイミングをわかっている。一つ先が読める。彼はトータルパッケージ(万能型)のファイターだ」と手放しで評価している。
今は亡きHBO「スーパーフライ」で井上に粉砕されたアントニオ・ニエベスは、クリーブランド生まれの米国人だが、プエルトリコの血が流れている。「エマニュエル・ロドリゲスを応援するのは当然。しかし、前戦でレベルの低い平凡な相手のパンチを何度もまともにもらっていた。井上は平凡じゃないから、予想は悲観的にしかならない」。
エルナンデスは「決勝のドネア戦は簡単な展開になるかもしれない。そのあと?おそらく井上のベストはジュニアフェザー、122ポンドだ」とモンスターの快進撃はさらに続くと予想している。
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リング誌もESPNも「長谷川穂積vsフェルナンド・モンティエル」の前は、長谷川を褒め殺してましたから、奴らのペンと舌は信用してません。
それでも、キム記者の指摘の通り、ロドリゲス相手なら井上に死角はないと思います。
ジェイソン・マロニー戦の苦闘は「拳の故障」と言い訳してますが、それを差し引いても以前から指摘されていた決定力の無さに、防御の甘さ、スタミナの欠如は明らかでした。
もちろん井上は「過去最強の相手」と気を引き締めてかかるはずです。
心配なのは、やはりウェイトです。
日本を出発するときは写真でしか見ませんでしたが、やつれ方と顔色はここ最近では最悪だったように思えます。
海外での試合・減量は不確定要素が多いために「早め早めに落とす」のが鉄則ですから、いつも以上に負荷がかかってるかもしれません。
さらにIBFの当日計量10ポンドルール。今回もこのルールが施行されるとすると、井上には間違いなくアゲインストです。
おそらく予行演習したパヤノ戦で10ポンドを少し出るレベルに収めて来ましたが、この当日計量ルールはそもそもがリバウンダーの井上にはマイナスにしか働きません。
一方のロドリゲスはナチュラルウェイトで戦うタイプなだけに、今回はいつものリバウンド・アドバンテージのカードが逆面に出る恐れがあります。
まあ、突き詰めると心配は減量、体重管理だけ。ということなんですが。
ベストの井上がリングに上がれば、防御とスタミナに欠陥のあるロドリゲスが判定まで逃げることは難しいでしょう。
グッジョブ!
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しかし、世界で最も支配的なボクサーは、ESPNで7位評価の井上尚弥、WBA〝レギュラー〟王者かもしれない。ただ、彼のパフォーマンスは、多くのファンが目にしていないだけなのだ(見ればランクはもっと上がる)。
彼は108ポンド(ジュニアフライ級)からスタート、そのキャリアのほぼ全てを注目度の低い小さなクラス、日本の中で戦ってきたことが、彼が無名である理由だ。
しかし、ボクシングに精通している人なら〝モンスター〟がどれほどの実力の持ち主かをわかっている。
ルディ・エルナンデスは「井上がPFPキング」と公言して憚らない。「彼は三つの階級でしかるべき王者を完全な形で粉砕してみせた」。
承認団体がいくつも蔓延る中で、多くの複数階級制覇は簡単な相手をピックアップすることで成り立っている。そうではないやり方で、複数階級を制覇するのはレアケースだ。
井上の17戦全勝15KO、17の中12が世界戦というのは世界戦の価値が失墜している現代でも非常に興味深い数字だ。
ESPNのインタビューに井上は「どんな試合でもKOを狙っている。昨年の2試合は1ラウンドでKOできたが、初回KOは目標ではない。ただ、KOチャンスはいつも狙っている」とそのこだわりを明かしてくれた。
オマール・ナルバエス、ジェイミー・マクドネル、ファン・カルロス・パヤノ。米国のボクシングファンには聞き慣れない名前かもしれないが、いずれも軽量級のトップファイターで、井上と拳を交えるまではKO負けが一度もなかったタフなボクサーだった。
この3人を含めて7人の〝KO負け知らず〟のボクサーが、井上によって屈辱の〝初体験〟を強いられた。
井上の手数は、けして多くはない。フィニッシュの一撃まで、最短でパンチを組み立てるのだから無駄なパンチは要らないということかもしれない。
特徴的なパンチはボディ。左右とも強烈で、それはフリオ・セサール・チャベスをも彷彿させる。
エルナンデスは、もう一人の日本の俊才・伊藤雅雪を指導しているが「井上はパワーに頼らないから素晴らしい。タイミングをわかっている。一つ先が読める。彼はトータルパッケージ(万能型)のファイターだ」と手放しで評価している。
今は亡きHBO「スーパーフライ」で井上に粉砕されたアントニオ・ニエベスは、クリーブランド生まれの米国人だが、プエルトリコの血が流れている。「エマニュエル・ロドリゲスを応援するのは当然。しかし、前戦でレベルの低い平凡な相手のパンチを何度もまともにもらっていた。井上は平凡じゃないから、予想は悲観的にしかならない」。
エルナンデスは「決勝のドネア戦は簡単な展開になるかもしれない。そのあと?おそらく井上のベストはジュニアフェザー、122ポンドだ」とモンスターの快進撃はさらに続くと予想している。
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リング誌もESPNも「長谷川穂積vsフェルナンド・モンティエル」の前は、長谷川を褒め殺してましたから、奴らのペンと舌は信用してません。
それでも、キム記者の指摘の通り、ロドリゲス相手なら井上に死角はないと思います。
ジェイソン・マロニー戦の苦闘は「拳の故障」と言い訳してますが、それを差し引いても以前から指摘されていた決定力の無さに、防御の甘さ、スタミナの欠如は明らかでした。
もちろん井上は「過去最強の相手」と気を引き締めてかかるはずです。
心配なのは、やはりウェイトです。
日本を出発するときは写真でしか見ませんでしたが、やつれ方と顔色はここ最近では最悪だったように思えます。
海外での試合・減量は不確定要素が多いために「早め早めに落とす」のが鉄則ですから、いつも以上に負荷がかかってるかもしれません。
さらにIBFの当日計量10ポンドルール。今回もこのルールが施行されるとすると、井上には間違いなくアゲインストです。
おそらく予行演習したパヤノ戦で10ポンドを少し出るレベルに収めて来ましたが、この当日計量ルールはそもそもがリバウンダーの井上にはマイナスにしか働きません。
一方のロドリゲスはナチュラルウェイトで戦うタイプなだけに、今回はいつものリバウンド・アドバンテージのカードが逆面に出る恐れがあります。
まあ、突き詰めると心配は減量、体重管理だけ。ということなんですが。
ベストの井上がリングに上がれば、防御とスタミナに欠陥のあるロドリゲスが判定まで逃げることは難しいでしょう。
コメント
コメント一覧 (4)
フシ穴の眼
が
しました
本人も言う通り、今回が今までで一番の相手だと思いますが、日本の宝はやってくれると信じて疑いません。
この記事は読んで嬉しくなる程に井上のことを評価してくれていますが、一方でパッキャオがバレラ、マルケス、モラレス、ファイティング原田がジョフレ、ジョフレがメデルを倒した様な好敵手に恵まれていないのも事実。
ロマゴンとの邂逅が実現しない等、どこか運がないところもありますが、未だ底を見せていないその実力を、少しでも認めてもらえる一戦になる事を期待してますし、旬である今のうちに、あまり間を置かずに、願わくば更なる好敵手との闘いに恵まれる事を願っています。
あー楽しみだー。
フシ穴の眼
が
しました