ストロー級(105ポンド)からジュニアフェザー級(122ポンド)。
17ポンド/7.71㎏ にわたる六階級は、ライト級(135ポンド)を軽量級と見る欧米では非常に関心が低い冷めたゾーンです。
世界最大のスポーツメディアESPNは階級別の10傑を随時発表していますが、数年前までこの六階級は5傑までしかランキングを設けていませんでした。今でもストローとジュニアフライは5傑のままです。
しかし、この六階級は日本ボクシングにおいてはホットゾーンであり続けています。
そして、現時点のこの六階級で最もハイレベルなクラスがジュニアバンタム(115ポンド)であることに異論を唱える人は、極めて少数派でしょう。
But now junior bantamweight, or super flyweight, can post brilliant boxer like Estrada as The Ring Magazine champ. Sor Rungvisai remains as a top contender alongside pound-for-pound rated Donnie Nietes, three-division titleholder Kazuto Ioka, unbeaten Australian standout Andrew Moloney, and world titleholders Khalid Yafai and Jerwin Ancajas. And “Chocolatito” is also still around.
※ESPNのジュニアバンタム級ランキング
115ポンドは、軽量級史上初のPFPキングに輝いたローマン・ゴンザレスが辿り着いた最後の港です。
このロマゴンを執拗に追いかけている、やはりPFPファイターのファン・フランシスコ・エストラーダ。ロマゴン相手に2度も大番狂わせを起こしたシーサケット・ソールンビサイ。最初のタイトル獲得から無敗のまま四階級制覇を果たしたドニー・ニエテス。
シーサケットとニエテスはリング誌のPFP、エストラーダもPFPに数えるメディアも多く、この階級は3人もの現役PFPファイターを抱えているのです。
そして、日本からも〝西のエース〟井岡一翔が参戦、昨年の大晦日にニエテスを追い詰め、6月には再び決定戦のリングに上がり四階級制覇を狙います。
さらに来月4日、船井龍一もジェルウィン・アンカハスのIBFバージョンに挑みます。
ホットゾーン参戦予備軍としては、無敗の三階級制覇王者・田中恒成と、元WBCフライ級王者比嘉大吾が最激戦区のリングに上がるのは時間の問題と見られています。
そして、そして!
今からゴングの鳴る頂上決戦です!
リング誌/WBCジュニアバンタム級王者シーサケットvsエストラーダ。注目の一戦です。
カリフォルニア州イングルウッド、ザ・フォーラム。
オッズは王者8/11(1.73倍)、挑戦者11/10(2.1倍)。いわゆる razor-thin(カミソリ一枚の僅差)の掛け率となっています。
エストラーダが開始ゴングから積極的にパンチをまとめます。終盤カウンターの左でシーサケットが後退。上下のまとめも効果的です。シーサケットは少し効いてる?王者から見て9−10。
第2ラウンド、王者が持ち前の重た左右を振って反撃。メキシカンも負けずに応戦。微妙な3分間。10−10(19-20)。
第3ラウンド。王者はバラスが悪い。挑戦者は相変わらずのスタイリッシュなボクシングで、パンチを上下に散らします。9−10(28-30)。
第4ラウンド、タイの重戦車にエンジンがかかりました。強引にプレッシャーをかけます。エストラーダはアッパーを交えて反撃。10−9(38-39)。
第5ラウンド。両者ともボディが上手い。しかもパワフル。パンチの精度はエストラーダ。9−10(47-49)。
第6ラウンド終盤は激しい打撃戦に。エストラーダの正確さが上。9-10(56-59)。スロースターターのメキシカンが上々の折り返し。
第7ラウンド。エストラーダが珍しく「打ってこい」と腹を叩いて挑発。王者は大きくバランスを崩して後ろ手をつくシーンも。挑戦者のパンチが再三クリーンヒット。 明白に9−10(65-69)。
第8ラウンド。 リングサイドの解説席でも、ここまでの7ラウンドを5−2でエストラーダと採点。エストラーダはガードを下げて攻撃、余裕が見える。シーサケットは倒さないと勝てない9−10(74−79)。
第9ラウンド。王者の強引な突っ込みがいなされ、エストラーダのカウンターが随所にヒット。王者はバランスが悪い。9−10(83-89 )。
第10ラウンド。 王者が力づくで取り返したラウンド。エストラーダの余裕が少しなくなってきたか。10−9(93−98)。
チャンピオンシップラウンド。 ゴング同時に両者がスパーク。王者のローブローでエストラーダにレストが与えられる。エストラーダを応援する「ガーロ」コール。前半から飛ばしたエストラーダも苦しい。10−9(103-107)。
最終回。 このレベルの二人のラストラウンド、こうなりますよね。10−10(113−117)。
さあ、オフィシャルは… 116-112/115-112/115-112。三者一致で新王者誕生。
両者ともによく手が出た、いい試合でした。
エストラーダ「メキシコの感謝したい。シーサケットがオーソドックスに変えてきても慌てることはなかった、問題なかった。次は統一戦を戦いたい」。
これでエストラーダはリング誌やESPNのPFPでも名前を刻みそうです。
ファイトマネーは両者ともにキャリアハイ、シーサケット50万ドル、エストラーダ20万ドル。
今回の興行で飛び抜けて高報酬だったのは前座のジェシー・バルガスが得た120万ドル(対戦相手のウンベルト・ソトは15万ドル)。ジュニアミドル契約の10回戦、前日計量はともに150.4ポンド。
それにしても…中量級はこのレベルのボクサーのノンタイトル戦でも120万ドルとは…。このクラスを日本に引っ張り込める村田諒太の経済力にあらためて驚いてしまいます…。
17ポンド/7.71㎏ にわたる六階級は、ライト級(135ポンド)を軽量級と見る欧米では非常に関心が低い冷めたゾーンです。
世界最大のスポーツメディアESPNは階級別の10傑を随時発表していますが、数年前までこの六階級は5傑までしかランキングを設けていませんでした。今でもストローとジュニアフライは5傑のままです。
しかし、この六階級は日本ボクシングにおいてはホットゾーンであり続けています。
そして、現時点のこの六階級で最もハイレベルなクラスがジュニアバンタム(115ポンド)であることに異論を唱える人は、極めて少数派でしょう。
But now junior bantamweight, or super flyweight, can post brilliant boxer like Estrada as The Ring Magazine champ. Sor Rungvisai remains as a top contender alongside pound-for-pound rated Donnie Nietes, three-division titleholder Kazuto Ioka, unbeaten Australian standout Andrew Moloney, and world titleholders Khalid Yafai and Jerwin Ancajas. And “Chocolatito” is also still around.
| 1. Srisaket Sor Rungvisai | Last fight: W (UD12) Iran Diaz, Oct. 6 |
| Record: (47-4-1) | Next: April 26 vs. Juan Francisco Estrada |
| 2. Juan Francisco Estrada | Last: W (TKO7) Victor Mendez, Dec. 8 |
| Record: (38-3) | Next: April 26 vs. Srisaket Sor Rungvisai |
| 3. Jerwin Ancajas | Last: D (SD12) Alejandro Santiago, Sept. 28 |
| Record: (30-1-2) | Next May 4 vs. Ryuichi Funai |
| 4. Roman Gonzalez | Last: W (KO5) Moises Fuentes, Sept. 15 |
| Record: (47-2) | Next: TBA |
| 5. Khalid Yafai | Last: W (UD12) Israel Gonzalez, Nov. 24 |
| Record: (25-0) | Next: TBA |
| 6. Donnie Nietes | Last: W (SD12) Kazuto Ioka, Dec. 31 |
| Record: (42-1-5) | Next: TBA |
| 7. Kazuto Ioka | Last: L (SD12) Donnie Nietes, Dec. 31 |
| Record: (23-2) | Next: June 19 vs. Aston Palicte |
| 8. Carlos Cuadras | Last: W (Tech. Dec. 7) Ricardo Nunez, Aug. 18 |
| Record: (37-3-1) | Next: TBA |
| 9. McWilliams Arroyo | Last: W (UD10) Carlos Maldonado, Feb. 16 |
| Record: (18-4) | Next: TBA |
| 10. Andrew Moloney | Last: W (TKO8) Miguel Gonzalez, March 22 |
| Record: (19-0) | Next: TB |
115ポンドは、軽量級史上初のPFPキングに輝いたローマン・ゴンザレスが辿り着いた最後の港です。
このロマゴンを執拗に追いかけている、やはりPFPファイターのファン・フランシスコ・エストラーダ。ロマゴン相手に2度も大番狂わせを起こしたシーサケット・ソールンビサイ。最初のタイトル獲得から無敗のまま四階級制覇を果たしたドニー・ニエテス。
シーサケットとニエテスはリング誌のPFP、エストラーダもPFPに数えるメディアも多く、この階級は3人もの現役PFPファイターを抱えているのです。
そして、日本からも〝西のエース〟井岡一翔が参戦、昨年の大晦日にニエテスを追い詰め、6月には再び決定戦のリングに上がり四階級制覇を狙います。
さらに来月4日、船井龍一もジェルウィン・アンカハスのIBFバージョンに挑みます。
ホットゾーン参戦予備軍としては、無敗の三階級制覇王者・田中恒成と、元WBCフライ級王者比嘉大吾が最激戦区のリングに上がるのは時間の問題と見られています。
そして、そして!
今からゴングの鳴る頂上決戦です!
リング誌/WBCジュニアバンタム級王者シーサケットvsエストラーダ。注目の一戦です。
カリフォルニア州イングルウッド、ザ・フォーラム。
オッズは王者8/11(1.73倍)、挑戦者11/10(2.1倍)。いわゆる razor-thin(カミソリ一枚の僅差)の掛け率となっています。
エストラーダが開始ゴングから積極的にパンチをまとめます。終盤カウンターの左でシーサケットが後退。上下のまとめも効果的です。シーサケットは少し効いてる?王者から見て9−10。
第2ラウンド、王者が持ち前の重た左右を振って反撃。メキシカンも負けずに応戦。微妙な3分間。10−10(19-20)。
第3ラウンド。王者はバラスが悪い。挑戦者は相変わらずのスタイリッシュなボクシングで、パンチを上下に散らします。9−10(28-30)。
第4ラウンド、タイの重戦車にエンジンがかかりました。強引にプレッシャーをかけます。エストラーダはアッパーを交えて反撃。10−9(38-39)。
第5ラウンド。両者ともボディが上手い。しかもパワフル。パンチの精度はエストラーダ。9−10(47-49)。
第6ラウンド終盤は激しい打撃戦に。エストラーダの正確さが上。9-10(56-59)。スロースターターのメキシカンが上々の折り返し。
第7ラウンド。エストラーダが珍しく「打ってこい」と腹を叩いて挑発。王者は大きくバランスを崩して後ろ手をつくシーンも。挑戦者のパンチが再三クリーンヒット。 明白に9−10(65-69)。
第8ラウンド。 リングサイドの解説席でも、ここまでの7ラウンドを5−2でエストラーダと採点。エストラーダはガードを下げて攻撃、余裕が見える。シーサケットは倒さないと勝てない9−10(74−79)。
第9ラウンド。王者の強引な突っ込みがいなされ、エストラーダのカウンターが随所にヒット。王者はバランスが悪い。9−10(83-89 )。
第10ラウンド。 王者が力づくで取り返したラウンド。エストラーダの余裕が少しなくなってきたか。10−9(93−98)。
チャンピオンシップラウンド。 ゴング同時に両者がスパーク。王者のローブローでエストラーダにレストが与えられる。エストラーダを応援する「ガーロ」コール。前半から飛ばしたエストラーダも苦しい。10−9(103-107)。
最終回。 このレベルの二人のラストラウンド、こうなりますよね。10−10(113−117)。
さあ、オフィシャルは… 116-112/115-112/115-112。三者一致で新王者誕生。
| Final Punch Stats | |||
| FIGHTER | TOTAL | JABS | POWER |
| Sor Rungvisai | 230 of 971 (24%) | 43 of 265 (16%) | 187 of 706 (27%) |
| Estrada | 289 of 1019 (28%) | 58 of 275 (21%) | 231 of 744 (31%) |
| -- Courtesy of CompuBox | |||
両者ともによく手が出た、いい試合でした。
エストラーダ「メキシコの感謝したい。シーサケットがオーソドックスに変えてきても慌てることはなかった、問題なかった。次は統一戦を戦いたい」。
これでエストラーダはリング誌やESPNのPFPでも名前を刻みそうです。
ファイトマネーは両者ともにキャリアハイ、シーサケット50万ドル、エストラーダ20万ドル。
今回の興行で飛び抜けて高報酬だったのは前座のジェシー・バルガスが得た120万ドル(対戦相手のウンベルト・ソトは15万ドル)。ジュニアミドル契約の10回戦、前日計量はともに150.4ポンド。
それにしても…中量級はこのレベルのボクサーのノンタイトル戦でも120万ドルとは…。このクラスを日本に引っ張り込める村田諒太の経済力にあらためて驚いてしまいます…。
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