現在、WBSSトーナメントはベスト4で宙ぶらりん状態になっています。

これを引き継ぐとなると「井上尚弥vsエマヌエル・ロドリゲス」「ノニト・ドネアvsゾラニ・テテ」の2試合も引き受けなければなりません。
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現時点ではジャパンマネーが助け舟を出さない限り、バンタム級トーナメントは瓦解するかもしれません。
 
ドネアはもちろん、ロドリゲスとテテも、これまでの井上陣営が呼んだ挑戦者のような100万円レベルの報酬では首を縦に振らないでしょう。

ドネアは最低5000万円。

他の二人の王者も3000万円なら間違いなく東京行きの飛行機に乗るでしょうが、そうなると3人の報酬だけで1億円超えです。

これまでのスポンサーでは耐えられない金額です。

階級最強を証明したい、その気持ちが最も強いのは井上でしょうし、他の3人も日本が軽量級のメッカであることも知っています。

モンティエルのように、ベルトを持っている自分たちを最も高く売りつけようとするのは当然です。

長谷川穂積とフェルナンド・モンティエルの事実上の統一戦でもタフな交渉が続けられましたが、それを3人相手で行うとなると…あまり希望的な見方はできません。

村田諒太のケースのように、大手広告代理店がプロジェクトチームを結成してことを進めるのなら、簡単にまとまるでしょうが、村田の場合は世界的な人気階級ミドル級でした。

成功の暁には巨大な果実が待っているミドル級とは違い、バンタムは順当に考えると井上vsテテが最後のカードです。

日本のボクシングファンには楽しめる決勝戦でも、世界的にはほとんど需要の無いクラスで統一戦が行われただけ、立場を置き換えると日本でのオレクサンダー・ウシクの存在感すらないでしょう。

「バンタム最強決定トーナメント」。

それは果実というには悲しいほど甘みの無い小さなもので、電通が旗を振って大手企業を集めるとは考えられません。

では今、何ができるのか?