WBO世界ライトヘビー級タイトルマッチ

王者エレイデル・アルバレスvs挑戦者セルゲイ・コバレフ
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昨年8月4日にコバレフが番狂わせに倒れてから半年、注目のダイレクトリマッチのオッズはアルバレス4/7(1.57倍)、コバレフ11/8(2.38倍)と初戦とは逆の数字が出ています。 

かつてライトヘビー級はもちろん、全階級を通じても最も残酷なパンチャーと評価されたロシア人でしたが、アンドレ・ウォードに2連敗、アルバレスにも痛烈に倒されたことで、恐怖のガウンは剥ぎ取られてしまいました。

Alvarez's upset of former champion Kovalev has raised the question -- is Kovalev still the same dangerous fighter he once was?

この試合の結果では、無敗のコロンビア人がコバレフのような絶対王政を築けるかどうかはわかりません。

アルバレスに大番狂わせを起こされたコバレフが、今なお危険なパンチャーであることを証明できるかどうか?

この試合は、コバレフに突きつけられた最終試験です。負けたらエリートファイターとして「終わり」です。
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試合は初戦同様にコバレフが主導権を握ってラウンドが進みます。

強いジャブがアルバレスの接近を許しません。

クラッシャーがポイントを着々と積み重ねます。

10ラウンド終了、インタバルでアルバレスはコーナーから「KOするしかない」と厳しく指示を受けます。

11ラウンドはアルバレスが取りましたが、懐の深いロシア人に決定的なダメージは与えられません。

最終回はコバレフのビッグラウンド、明らかな攻勢。

文句無しの判定勝ちです。

試合後、アルバレスは「距離を取る展開になると自分が不利なのはわかっていた。だから距離を潰しに行ったし、それがある程度はできたはずだけど…コバレフは前回よりも良かったけど、負けたとは思わないが、最終回は彼のものだったと認める」。
Final Punch Stats
FIGHTERTOTALJABSPOWER
Kovalev213 of 816 (26%)60 of 391 (15%)153 of 425 (36%)
Alvarez111 of 369 (30%)33 of 203 (16%)78 of 166 (47%)
-- Courtesy of CompuBox
公式のジャッジは、120-108/116-112*2。

フルマークはアルバレスに厳しいと思いますが、完敗です。

3つの敗北のたびに、トレーナーや調整不足、作戦ミスを理由に挙げてきたクラッシャーは好きなボクサーではありませんが、ライトヘビー級王座に3度就いた素晴らしいボクサーです。ハートも強い。

今回からトレーナーをつとめたバディ・マクガードと、トレーニングコーチのテディ・クルーズに感謝の言葉を送っていましたが、負けたらまたクビにするのでしょう。
Kovalev said he would not be picky. "I want to fight the champions in my division. Any fighter who is ready."
コバレフは「俺は雑魚狩りはしない。この階級のどの王者とでも戦う。私と戦う用意がある奴なら誰とでも」と宣言。

プロモーターのキャシー・デュバも「我がメインイベンツと提携先のトップランクはオレクサンダー・グボジークにドミトリー・ビボル、アルトュール・ベテルビエフを抱えている。スーパーミドル級のスルド・ラミレスもライトヘビー級への転向を表明している。4人とも綺麗に無敗だ」と潤沢なオプションを挙げました。

昨年6月に、婦女暴行容疑で逮捕されたコバレフは保釈金5万ドルを支払って仮釈放中の身です。

「無実の罪で訴えられたことも心理的な負担となり、アルバレスとの初戦に敗れた」とデュバは庇っていますが…。

裁判の結果によれば懲役4年の実刑判決が下される可能性もあります。

そうなると4月で36歳になるコバレフとって、ボクサーとしての〝死刑判決〟となります。