今年もあと数日を切りました。

BWAA全米ボクシング記者協会をはじめ、各メディアも各賞ノミネートの発表を始めています。

井上尚弥は、米国Yahoo!sportsのFighter of the Year、年間最高選手賞にノミネートされました。

 本命はオレクサンダー・ウシク、その対抗馬が井上という構図だそうです。

「二人とも米国では全く関心の払われていないWBSSに出場、いち早く優勝したウシクはクルーザー級のUndisputed Championの座に就いた。
IMG_1493
リング誌1月号から:英国のアンソニー・ジョシュア、ウクライナのウシクにロマチェンコ、日本の井上。ボクシング界には新しい風が吹いている。


井上は現時点でまだベスト4だが、トーナメントの2試合をいずれも1ラウンドKOで圧勝している(ヤフーの看板記者ケビン・アイオラはジェイミー・マクドネル戦がWBSSトーナメントの1回戦だと勘違いしているようです…なるほど米国では関心が低いことがよくわかります)」。

他のノミネートはジュニアウェルター級のレジス・プログレイス、ジュニアライトのホセ・ラミネス、ボクシング界で傑出した人気を誇るカネロ・アルバレス、ライト級統一に邁進するワシル・ロマチェンコに加えて、女子のクラレッサ・シールズも名前が挙がっています。

ノミネートから漏れたのはテレンス・クロフォードにマイキー・ガルシア、エロール・スペンスJr.の3人のPFPファイター。「ハイレベルな相手との対戦がなかった」そうです。

井上についてアイオラは「米国では歴史的に人気のない階級で戦い、英語も話せないが、スターダムに手がかかっている。彼はとんでもないカリスマ性を持ち、その一撃のパワーにはいつも驚かされた。デオンティ・ワイルダーが最強のパンチャーと言われることが多いが、階級同一時で考えれば井上の強打が勝る」と評価してくれています。

さらに「まだ25歳の井上は殿堂入りの道を歩んでおり、軽量級史上に残る名選手になる可能性まである」と絶賛。

「ただし、31歳のウシクが2018年に成し遂げた業績には劣る。4団体統一して、トニー・ベリューまで倒した。ウシクが今年戦った相手の戦績合計は79勝57KO2敗1分、そんな難敵を簡単にさばいたのだ」。



読者からは「WBSS?なんだそれは?ボクシングは見るけど誰も知らないぞ」「井上って誰だ?」「16戦で6つもベルトを獲ってるのにウシクなんて誰も知らない」…。

米国のボクシングファンにとっては、WBSSもバンタム級も存在していないようです。WBSSはDAZNがストリーム配信するまでは米国では見れなかったですからね。

まあ、日本もバンタム以外のWBSSには全く関心がないし、同じようなものなんですが。