【刺客番号⑧】ファン・カルロス・パヤノ 20勝9KO1敗

強豪ボクサーの「格」を表現する言葉には、最上級で「First ballot Hall of Fame」(一発殿堂:現在ならマニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザーJr.、バーナード・ホプキンスら)。
続いて「Certain Hall of Fame」(殿堂入り確実:ミゲール・コット、ノニト・ドネア、ファン・マヌエル・マルケス、ローマン・ゴンザレスら)、「May be Hall of Fame」(おそらく殿堂入り:アンドレ・ウォード、シェーン・モズリー、オレクサンダー・ウシクら)。
ドミニカ出身の34歳、 〝ベイビー・パッキャオ〟の異名を持つパヤノは、このいずれにも該当しません。決定的な武器が見当たらず、KO率も5割を大きく下回るドミニカンは、皮肉もこめてまさに〝ベイビー〟パッキャオです。
プロデビューは2010年26歳のときで、34歳という軽量級では超ベテランの域に達しながらもまだ21戦しかこなしていません。完全下り坂のアンセルモ・モレノに負傷判定勝ち(2014年9月) したのが、キャリア最大の勝利です。
しかし、プロデビューが遅かったのは五輪のメダルを目指してアマチュア時代が長かったためで2004年アテネ、2008年北京と五輪に2度出場したオリンピアンです。
アマ時代にはユリオルキス・ガンボア(2003年パン・アメリカン大会)、アムナット・ルエンロン(2009年ミラノ世界選手権)と対戦、マクウィリアムズとマックジョーのアローヨ兄弟とは何度も拳を交え、見かけによらずテクニシャンの側面も持っています。
プロでの黒星はルーシー・ウォーレンに2−0のMDで敗れた一つだけとはいえ、そのウォーレンはザナト・ザキヤノフに負け、ザキヤノフはライアン・バーネットにタイトルを奪われてしまいます。
井上尚弥はバーネットらに格の違いを見せて、パヤノを粉砕しなければなりません。
ただ、このパヤノ、井上と戦った重病人バージョンはもちろん、健康なジェイミー・マクドネルよりも強いでしょう。
パヤノはWBCラテン、WBA北米など地域タイトルを踏み台にしてモレノ戦につなげた生粋のバンタム級で、井上が「(マクドネルでは)わからなかった」と語った階級の壁の答えを出すには格好の相手です。
「井上が優勝候補筆頭」という見方に、「井上は強い相手と戦っていない」という疑問符がついて回っていますが、井上のオッズがどっちに変動するかはパヤノ戦の内容いかんです。
惨敗、完敗のないドミニカ人を圧倒的な内容で退ければ、優勝候補筆頭のオッズがさらに強含みになるはずです。
しかし、パヤノ相手にモタつくようなら「優勝候補」はあっけなく取り下げられるでしょう。
ありえないとは思いますが、万一パヤノに負けると、強い相手に勝っていない井上は間違いなくPFPから追放されます(もちろんパヤノがPFP入りすることもありません、井上をPFPにカウントしたのは過大評価だったで終わりです)。



強豪ボクサーの「格」を表現する言葉には、最上級で「First ballot Hall of Fame」(一発殿堂:現在ならマニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザーJr.、バーナード・ホプキンスら)。
続いて「Certain Hall of Fame」(殿堂入り確実:ミゲール・コット、ノニト・ドネア、ファン・マヌエル・マルケス、ローマン・ゴンザレスら)、「May be Hall of Fame」(おそらく殿堂入り:アンドレ・ウォード、シェーン・モズリー、オレクサンダー・ウシクら)。
そして「PFP fighter」(PFP10傑に数えられる、現在の4団体時代なら当たり前に王者になれる実力者:井上尚弥、ワシル・ロマチェンコ、テレンス・クロフォード、ゲンナディ・ゴロフキン、シーサケット・ソールンビサイ、マイキー・ガルシアら)などがあります。
ドミニカ出身の34歳、 〝ベイビー・パッキャオ〟の異名を持つパヤノは、このいずれにも該当しません。決定的な武器が見当たらず、KO率も5割を大きく下回るドミニカンは、皮肉もこめてまさに〝ベイビー〟パッキャオです。
プロデビューは2010年26歳のときで、34歳という軽量級では超ベテランの域に達しながらもまだ21戦しかこなしていません。完全下り坂のアンセルモ・モレノに負傷判定勝ち(2014年9月) したのが、キャリア最大の勝利です。
しかし、プロデビューが遅かったのは五輪のメダルを目指してアマチュア時代が長かったためで2004年アテネ、2008年北京と五輪に2度出場したオリンピアンです。
アマ時代にはユリオルキス・ガンボア(2003年パン・アメリカン大会)、アムナット・ルエンロン(2009年ミラノ世界選手権)と対戦、マクウィリアムズとマックジョーのアローヨ兄弟とは何度も拳を交え、見かけによらずテクニシャンの側面も持っています。
プロでの黒星はルーシー・ウォーレンに2−0のMDで敗れた一つだけとはいえ、そのウォーレンはザナト・ザキヤノフに負け、ザキヤノフはライアン・バーネットにタイトルを奪われてしまいます。
井上尚弥はバーネットらに格の違いを見せて、パヤノを粉砕しなければなりません。
ただ、このパヤノ、井上と戦った重病人バージョンはもちろん、健康なジェイミー・マクドネルよりも強いでしょう。
パヤノはWBCラテン、WBA北米など地域タイトルを踏み台にしてモレノ戦につなげた生粋のバンタム級で、井上が「(マクドネルでは)わからなかった」と語った階級の壁の答えを出すには格好の相手です。
「井上が優勝候補筆頭」という見方に、「井上は強い相手と戦っていない」という疑問符がついて回っていますが、井上のオッズがどっちに変動するかはパヤノ戦の内容いかんです。
惨敗、完敗のないドミニカ人を圧倒的な内容で退ければ、優勝候補筆頭のオッズがさらに強含みになるはずです。
しかし、パヤノ相手にモタつくようなら「優勝候補」はあっけなく取り下げられるでしょう。
ありえないとは思いますが、万一パヤノに負けると、強い相手に勝っていない井上は間違いなくPFPから追放されます(もちろんパヤノがPFP入りすることもありません、井上をPFPにカウントしたのは過大評価だったで終わりです)。


パヤノは身長165㎝で井上と全く同じながら、リーチ164㎝は、井上の171㎝を大きく下回ります。
パッキャオと同じサウスポーですが、空間と距離を自在に操るリアル・パッキャオとは違い、やりにくいタイプではありません。
井上の懸念材料は「118ポンドでもモンスターたりえるか?」だけです。
この試合が日本開催なら、パヤノはもちろん井上もキャリア最高の報酬を手にするはずです。日本でやらない理由はありません(それを言い出すと井上の試合は全試合日本開催になりますが)。
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