カテゴリ: 世界のボクシング:階級/キャッチウエイト

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メキシコvsプエルトリコ。

アメリカvsイギリス。

フランスvsドイツ。

ブラジルvsアルゼンチン。

…歴史や文化までを包括したナショナリズム剥き出しのライバル対決は、時代を超えて燃え上がるものです。

日本ならもちろん韓国戦です。

サッカーや野球、メジャー競技で激闘の歴史を刻み続けていますが、その炎が最も熱く青白く燃え上がったのはボクシングのリングの上でした。

しかし、韓国ボクシングは80年代までの隆盛から暴落、ようやく復活の兆しを見せていますがまだ道半ば。

現在の競技人口は449人。日本との人口比を考えると悲観する数字ではありませんが、東洋太平洋の覇権争いを繰り広げていたかつての勢いはありません。

国際名誉の殿堂にモダン部門で選出された張正九と柳明佑(日本でモダン部門に選出されたのはファイティング原田だけ)が絶対王政を敷いたジュニアフライ級のファイターはまさかのゼロ。

それでも、欧米の人気階級、中量級から重量級にかけての充実ぶりは日本を大きく凌ぎます。

ヂャン・ジレイに続くアジア初のヘビー級王者は韓国から生み出されるかもしれません。




それにしても…。

なぜ、韓国ボクシングは没落してしまったのか?


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アルゼンチン!

世界的には、カルロス・モンソンとセルヒオ・マルチネス、ミドル級のLineal championが真っ先に思い浮かぶかもしれません。

あるいは、モハメド・アリと戦ったオスカー・ボナベナ、フロイド・メイウェザーを追い詰めたマルコス・マイダナ、マニー・パッキャオと拳を交えたルーカス・マティセ…メガファイトでスーパースターに挑んだファイターたち。

しかし、日本のボクシングファンにとってはパスカル・ペレス、オラシオ・アカバリョ、ペドロ・デシマ、ファン・マルティン・コッジ、サントス・ラシアル、オマール・ナルバエス、そして井岡を撃破したフェルナンド・マルチネス…彼らの強烈な記憶が優っているかもしれません。

軽量級の層は意外に薄く、今日の数字ではウエルター級が最大ボリューム。




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フィリピンのボクサーは今も昔も飢えています。

「785人」という数字を少ないと感じるかもしれませんが、ライセンスを持っていない草拳闘のファイターが相当数存在するのがフィリピン。

ボクシングは3大人気スポーツ3B(ボクシング・バスケ・ビリヤード)の一つに数えられていますが、人気階級の選手層は日本以下…マニー・パッキャオがどれほどの奇跡だったか、あらためて思い知らされます。

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日本、米国、メキシコ、英国と来ると、次は当然プエルトリコです。

「ボクシング大国」というとメキシコとプエルトリコを思い浮かべる人も多いかもしれません。

プエルトリコは人口320万人前後。380万人の横浜市よりも少ない島国です。その面積は9,104㎢、四国の約半分です。

それなのに…この島国はホセ・トーレス、ウィフレド・ベニテス、ウィルフレド・ゴメス、ヘクター・カマチョ、フェリックス・トリニダード、ミゲール・コット…時代を代表するスーパースターを輩出してきました。

それどころか、野球やバスケットボールなどメジャースポーツでもに多くの名選手を送り込んでいるのです。


そして、そして、藤波辰巳にタイトルを奪われたWWWFジュニアヘビー級王者カルロス・ホセ・エストラーダもプエルトリカンなのです!

四国の半分の土地からそんな怪物を量産されているのです!!!

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「小さな島国」という事実を知ると、プロボクサーの競技人口が181人というのは、大きな驚きではないかもしれません。

しかし、ストロー級はたったの3人、そのうち1人がPFPファイターのオスカー・コラーゾなのです!

プエルトリコ、恐るべし…今更過ぎますが。




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英国といえば先日、サブリエル・マティアスを番狂せに沈めたダルトン・スミスの10ストーン(140ポンド=ジュニアウエルター級)や、12ストーン(168ポンド=スーパーミドル級)など、キリの良いストーンクラスに人気が集まる傾向があります。

また、米国がこだわるウエルター級に大きな野望を抱いていることも、大英帝国の屈折した歴史を映し出しています。

そして、そんなこだわりや対抗心が増幅した形で、最も強烈な思いを募らせているのが、当然ながらヘビー級です。

人気階級から目を逸らす日本ですら、ヘビー級に特別な思いを寄せていることは、スーパーミドル級(6人)、ライトヘビー級(2人)、クルーザー級(0人)と重量級で〝生き絶えた〟格好の競技人口にもかかわらず、ヘビー級となると突然11人もエントリーしていることからもはっきりと読み取ることが出来ます。

歴史上、ウエルター級にたった1人のアルファベット王者すら送り出せない忸怩も、ヘビー級に日本人の王者が1人登場すれば全てがチャラになる、そんな感情まで湧いてきます。

ヘビー級は特別です。

英国にとっても、ヘビー級は最も特別なクラスであり、米国にボクシングの覇権が奪われた敗北感は、ヘビー級への支配度から思い知らされてきました。

そのヘビー級。ご存知の通り、現在の支配者は英国です。

ウクライナのオレクサンデル・ウシクに最強こそ譲っていますが、リング誌ランキング10傑にファビオ・ウォードリー、ダニエル・デュボア、モーゼス・イタウマの3人を送り込み、アンソニー・ジョシュア、タイソン・フューリーのForbesファイターに、ジョー・ジョイスらもトップ戦線をクルーズ、ヘビー級に豊穣な鉱脈を形成しています。

ーーーそして、英国はヘビー級に分厚い競技人口を抱えていると思いきや、意外なことに、なんと〝わずか〟55人。

米国の336人はもちろん、メキシコの164人も下回る数字ですが、まさに少数精鋭です。

ハットンやスミスのような頑強な白人や、ジョシュアやデュボアのような身体能力の高い黒人、さらに大巨人フューリー…そして長らくブリティッシュ・コネクションを築いているフェザー級の俊英たち。

総数では日本にも劣る英国ですが、ラインナップの充実度は遥かに上です。

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そして、今なお大英帝国時代の香りを漂わせるBBB of Cが管轄する英連邦まで見渡すと、やはりこの国こそがボクシングの起源です。





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まだ1日しか経っていないのに、世界のプロボクサー人口は2万8,274人から19人増えて2万8,293人に。

日本はさすがに変わらず。ちゃんと見てませんが、各階級の人数も同じはずです、たぶん。

米国の最大ボリュームは、やはりウエルター級。まだ、日本人がアルファベットの一つも拾えていない未踏の領域です。%最高はヘビー級で21.9%。

日本人ボクサーではジュニアライト級の156人が最多。続いてバンタム級の153人。%最高はストロー級の18.5%。続いてジュニアフライ級の18.5%。



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%は世界人口に対する割合です。

メキシコのバランスの良さ、健康的です。

しかし、日本は上に行くほど先細る…不健康です。

日本が人気階級で大きな旗を揚げることが出来ない理由が見えてきます。

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さて、第2回はBoxRecの PFPです。

誰が一番強いか?そんなのヘビー級に決まってる。ウエルター級は競技人口が多く、専業ボクサーも多いからレベルも高い…軽量級はそうではないからレベルが低い…そんな階級差別を取っ払って「ストロー級でもヘビー級でも王者の価値は同じ」という視点から評価するのがPFPの基本です。

その基本に従えば、バンタム級とジュニアフェザー級でUndisputed championになり、精力的にタイトルマッチをこなしている井上尚弥の業績はオレクサンデル・ウシクやテレンス・クロフォードを上回るーーーというのは一つの正論です。

ウシクは現実のリングで体重非同一時の戦いに勝利を重ね、クロフォードは一気に2階級も上げてボクシング界最高の人気者カネロ・アルバレスに完勝しました。しかし、ヘビー級とウエルター級という色眼鏡を外せば、井上がこなしている軽量級のタイトルマッチと何ら変わりはありません。

透明なレンズを通して評価するようなBoxRecのPFPです。

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なんと、井上と中谷潤人がワンツー。

先週、ラスベガスでマイルド・アップセットを起こしたばかりのテレンス・クロフォードは3位。

7位にジャロン・エニス、10位にタンク・デービスと他のメディアでは10位圏から離れたファイターがランクイン。

そしてオレクサンデル・ウシクがまさかの13位。無敗のヘビー級王者とはいえ、その戦いぶりは決して支配的とは言えず、もし、ウシクが他の階級ならもっと下の順位だったかもしれません。




話が逸れますが、BoxRecはこのスポーツの見方、楽しみ方に革命をもたらした素晴らしいデータバンクです。

しかし、WBAが無断でデータを使用したことに激怒し、WBAタイトルをでーたから全て引き上げてしまいました。

井上尚弥とテレンス・クロフォードはWBAも含んだUndisputed championですが、BoxRecのデータ上には表記されていません。

気持ちはわかりますが、いつまで続くのか?



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Major(主要)と呼ばれるだけで4つもあるSanctioning Bodies(認定団体)。4団体17階級で68人の王者がいるという常識的な計算が通用したのは3団体時代まで。

それぞれの団体が同一階級でも複数の王者を抱える4-Belt Eraは、余程のマニアでも王者の名前を全て把握できないカオスです。

さらに、各団体は認定料を稼ぐ機会を増やすために無数の地域タイトルを創設。認定料の支払いが良いボクサーを優先的にランキングに組み込むようになります。

そして出来上がったのが、4団体でまちまちのデタラメランキング。

「世界ランカーに弱いやつはいない」「世界王者はみんな強い」「世界挑戦は一生一度、何度もチャンスはない」「無冠の帝王」…そんな言葉が死語になってもう何十年も経ちました。

デタラメランキングを糾弾されたWBCのホセ・スライマン会長(故人)は「強い順番ではなくタイトル挑戦の順番」と言い放ちました。

強さの順番ではないデタラメランキング。強さの順番で挑戦できないデタラメ世界戦ーーーそんな中で、ファンが納得するランキングを発表してきたのがリング誌(過去にはランキングをめぐるスキャンダルもありましたが)や、ESPN、Boxingscene.com(現BOXING SCENE)などのメディア。

彼らは、Mythical ranking(妄想ランキング)PFPも作成、4-Belt Eraのボクシングファンを楽しませています。

このシリーズではさまざまなメディアのPFPランキングをご紹介。

第1回はプロモーターとプラットフォーム業務も持つPRO BOX グループの専門サイトBOXING SCENEです。

ランキングを並べる前に、ライターたちの意見をどうぞ。

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◾️トリス・ディクソン…(テレンス・クロフォードがカネロ・アルバレスに完勝した直後の今は)少数意見かもしれないが、オレクサンデル・ウシクを1位に推す。

五輪で金メダル、プロではクルーザー級とヘビー級というクラスでUndisputed championに就き、ヘビー級では自分よりもはるかに大きく重い相手に勝ち抜いてきた。しかも、その全てが敵地。

2位はクロフォード、そして井上尚弥がすぐ下の3位と考える。




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◾️トム・アイバース…私は、同じ体格で同じ体重だったらと仮定してPFPを考えます。

クロフォード、ウシク、井上のトップ3に異論はありません。

しかし、1位はクロフォードです。225ポンドのクロフォードは間違いなくウシクを倒すスキルとパワーがあります。122ポンドのクロフォードは、防御面で欠陥を露呈している井上も圧倒するでしょう。



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◾️デクラン・ウォリントン…クロフォードが素晴らしいファイターであることは全面的に認めるが、世界最高はいまなおウシクだ。

ウシクが自分よりも大きな相手にやってのけたことは、クロフォードの偉業とは少し趣が違う。もちろん、衰えていたとはいえカネロに勝利したことで、クロフォードはウシクに近づいた。

井上も素晴らしいファイターだが、ウシクとクロフォードとは離れた3位だ。




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◾️キルラン・マルベイニー…まず、井上は3位。これまでの実績、実力者のムロジョン・アフマダリエフに完勝したことも素晴らしい。

ウシクとクロフォードは難しい。1位と2位ではない、これは1か1Aの差。

クロフォードがウエルター級とジュニアミドル級で大きな成果(対戦相手の質が低かった)を残せなかったのはトップランクの力が乏しく、老いたボブ・アラムが無能だからで、彼の責任ではない。

しかし、ウシクはアンダードッグの立場で敵地に乗り込み、ヘビー級最強と見られていた2人(ソンソニー・ジョシュア/タイソン・フューリー)と、未来の強豪王者と見られていたダニエル・デュボアの3人と2度ずつ戦い、その全てに勝利した。




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◾️オーウェン・ルイス…スキルという面ではクロフォードの方がウシクよりも優れている。

ウシクは大きくて重い相手をスピードとスタミナで翻弄し、消耗させるタイプだが、クロフォードはアーミーナイフのように多彩なパンチで相手を切り刻んでいく。

その差はほとんどないが、私はクロフォードがより優れたファイターだと評価する。

3位の井上も含めて、この3人は無敗で負けるパターンが思い浮かばない。もちろん、4位以下のドミトリー・ビボルやバム・ロドリゲスを否定するつもりはない。未来のトップ3がどうなっているか、誰にも想像できない。




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◾️ジェイク・ドノバン…クロフォードが僅差でウシクを上回り、井上は不動の3位。

「クロフォードが勝利したカネロは全盛期をとっくに過ぎていた」という理屈は、わたしは受け入れることができない。それなら「ウシクが勝ったフューリーはフランシス・ガヌーと死闘を演じたレベル」ということだ。

他の記者の話を聞いていてもクロフォードかウシクか。それが焦点だということは、甲乙つけがたいということ。




◾️ライアン・ソンガリア…現代ボクシングにおいて、一つ確かのことはサウスポーが有利。

サウスポーの象徴的な存在がウシクとクロフォード。実績的にはウシクの業績は飛び抜けているが、クロフォードの対戦相手の質が極端に低いわけではない。

テクニックでカネロを封じ込めたクロフォードと、大きくて重い相手をスピードと機動力で翻弄するウシク。どちらが技術的に優れているか?非常に難しい問題だ。

井上の3位は確定、4位以下ではない。

このトップ3を抜き去るファイターがいるとしたら、私はバム・ロドリゲスを評価する。



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【BOXING SCENE's  PFP】

①オレクサンデル・ウシク
②テレンス・クロフォード
③井上尚弥
④ドミトリー・ビボル
⑤アルツール・ベテルビエフ
⑥バム・ロドリゲス
⑦中谷潤人
⑧カネロ・アルバレス
⑨デビッド・ベナビデス
⑩テオフィモ・ロペス


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さて、南蛮のお方たちと築地でごはん。(本文とは関係ありません)










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昨日、青柳晃洋投手が神宮外苑・コブシ球場で先発練習に参加しました。

13日(土)のDeNA戦(神宮)か、14日(日)の広島戦(マツダ)で日本復帰後1軍初登板初先発する見通しです。

フィリーズ傘下2Aレディングを自由契約となってメジャーの夢が潰えた青柳は、7月末にスワローズへの移籍が決定。

約1カ月間、2軍で悪戦苦闘、5度目の実戦登板となった7日の2軍ロッテ戦で5回を1安打無失点。

ようやく失点を許さない本来のピッチングを披露、1軍昇格が決まりました。

MLBでも日本でも積極的に獲得の手を挙げた球団はありませんでした。

どんな結果が待っているのか、誰にもわかりません。

フィールドの上は、実力だけが問われる世界です。

どんな結果になろうとも、挑戦を続ける男はいつだって、敗れざる者たちです。

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