日本人にとっては、今週末最も注目すべき注目ファイトはゲンナディ・ゴロフキンvsバーネス・マーティロシュヤンではありません。

GGGがどんな戦慄のKO劇を演じても、相手は2年のブランク明けで急ごしらえのジュニアミドル級です。村田諒太にとって、何かが大きく動くことはありません。
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メイウェザーも「スターの素質がある」と認めるエマニュエル・ロドリゲス。

英国ロンドンはグリニッジ、2万人収容のO2アリーナ。ポール・バルター(26勝14KO1敗)と、バンタム級の超新星エマニュエル・ロドリゲス(17戦全勝12KO)が空位のIBF世界バンタム級王座を争います。

〝マニー〟ロドリゲスが評判通りの実力を見せ付けて実力者バルターを退けるのか。お手並み拝見の一戦です。

ロドリゲスがバルターに圧勝するようだと、バンタム統一を目指す井上尚弥にとってゾラニ・テテとライアン・バーネットに並ぶ強敵と考えなくてはなりません。

オッズは地元バルター勝利が12/5(3.4倍)、敵地に乗り込むロドリゲス3/10(1.3倍)とアバウト3−1でプエルトリカン有利と弾かれており、スター誕生の公算大です。

ボクシング大国プエルトリコはミゲール・コットが引退、期待のフェリックス・デルベホが頓挫した今、ロドリゲスが時期スーパースター候補の最右翼です。

無敗の25歳が、英国からチャンピオンベルトを持ち帰れば東海岸での人気に火がつきそうです。コットから〝マジソン・スクエア・ガーデンの主〟の座を継承する可能性も十分秘めています。

バンタムの強豪はメキシカンが見当たらず、ラスベガスを中心とした西海岸ではビッグファイトは期待薄です。しかし、テテも含める英国の強豪はひしめいています。ベガスが嫉妬するような巨大スタジアムでのメガファイトを十分視野に入れることができます。

マニー・パッキャオが、メキシコのスーパースターを蹴散らして西海岸で最も人気のあるボクサーに登り詰めたのと同じことを、井上が英国でやってのけるかもしれないのです。

東海岸のMSGや、英国の巨大スタジアム。360度アウェー、ブーイングの嵐の中を不敵な笑みを浮かべた井上尚弥がリングへの花道を進む…早く見たいですね。