5月25日、井上尚弥が三階級制覇をかけてバンタム級のWBAセカンドタイトルに挑みます。

王者は10年無敗のジェイミー・マクドネル( 29勝13KO2敗1分)、リング誌とESPNともに2位と高い評価を得ています。

しかし、その評価の源泉は「長らく第一線に踏みとどまっている」という一点だけで、直近の試合でリボリオ・ソリスと拙戦を演じるなど〝バンタム最弱王者〟と言われているのが現実です。

PFPにもその名を刻む軽量級屈指の強豪である井上との試合も、オッズはアバウト1−5と王者にもかかわらず圧倒的不利と見られています。

ボクシング人気が沸騰、現在世界一盛り上がっている英国市場から世界王者がホームを離れる理由は、二つしかありません。 

最初の理由は地元での評価が低く、人気がないからです。

この32歳のWBAセカンド王者にも、これは当てはまります。

しかし、ドンカスターのタフガイが日本に乗り込む理由はもう一つあります。それは最初の理由から派生するものですが「自分を過小評価する奴らを見返したい」という強烈なモチベーションです。

そして、この湧き上がる欲求を満足させるために、井上尚弥よりもふさわしい相手は存在しません。

軽量級のアジア人でありながら、シーサケット・ソールンビサイとともに、ほぼ全てのPFPにリストアップされ、母国英国で最も人気ある軽量級の一人カリド・ヤファイが対戦を回避した極東の超強豪。

「東京で井上を倒すようなことがあれば、長らく日陰で湿ってきたマクドネルにも燦々と光が当たる」(英国ボクシングニュース誌)ことは間違いありません。

井上尚弥に立ち塞がるバンタムの強豪と、その試合展開を独断と偏見で予想していきます。