長嶋茂雄ほどプレーや、言動で日本を楽しませてくれた人間は存在しません。
「デビューは4打席連続三振」「天覧試合でのサヨナラホームラン」。王貞治との比較で「記憶に残る」と表現されることもありますが、首位打者6回、本塁打王2回、打点王5回。記録を残しまくった、ただの桁外れ、超トップアスリートです。
「豪快な空振りを演出するために大きめのヘルメットをかぶる」「敬遠のボールを大根切り打法で二塁打」「打席でバットを持たずに構えて敬遠に抗議」「ベース踏み忘れでホームラン取り消し」…。
「魚へんにブルー」「失敗は成功のマザー」「初めての還暦」…。
もはや野球ファンならずとも知っているようなエピソードに満ち溢れた生涯。

さまざまなヘッドラインで封じられた「昭和の終焉」。「死」という言葉を避けるメディアが多い中で、飛び抜けて一番印象的だったのは、日刊スポーツ号外の「長嶋茂雄さん 死す」。ただ、個人的には〝さん〟は不要です。
長嶋茂雄の選手としての全盛期を知らない私が印象に残っているエピソードは、二つ。
一つは、選手時代に練習しているところ、努力している姿を見せるのをとにかく嫌ったという長嶋茂雄が、脳梗塞で倒れたあと、過酷なリハビリと格闘する姿をカメラに追わせたこと。
ファンを喜ばせる。人を勇気づける。その本質をこれほど知り尽くしていた偉人は不世出です。
そして、もう一つは現代のおとぎ話が大好きな私でも「嘘でしょ?」と思った、松井秀喜との素振り。ドラフトで引き当てた松井と9年間、何千日も繰り返した特訓です。
名選手、名監督ならず。名選手は、そうではない大多数の選手の気持ちがわからないから指導者には向かない。この一般常識は、特に天才型の典型であった長嶋茂雄に当てはまりました。
打撃指導は「音」で判断。不審に喘ぐ掛布雅之は、ある夜、長嶋茂雄から突然の電話をとると「受話器を置いてそこで素振りしてみろ」。
日本球界の至宝、松井をそんな長嶋茂雄にあずけて大丈夫か?
松井も当初は「わからなかった」そうですが、「2〜3年経って少しづつわかるようになった」といいます。
そして…「音」だけに集中するために部屋を真っ暗にして素振りを繰り返したこともあったそうです。
現代のおとぎ話、そのものです。
「デビューは4打席連続三振」「天覧試合でのサヨナラホームラン」。王貞治との比較で「記憶に残る」と表現されることもありますが、首位打者6回、本塁打王2回、打点王5回。記録を残しまくった、ただの桁外れ、超トップアスリートです。
「豪快な空振りを演出するために大きめのヘルメットをかぶる」「敬遠のボールを大根切り打法で二塁打」「打席でバットを持たずに構えて敬遠に抗議」「ベース踏み忘れでホームラン取り消し」…。
「魚へんにブルー」「失敗は成功のマザー」「初めての還暦」…。
もはや野球ファンならずとも知っているようなエピソードに満ち溢れた生涯。

さまざまなヘッドラインで封じられた「昭和の終焉」。「死」という言葉を避けるメディアが多い中で、飛び抜けて一番印象的だったのは、日刊スポーツ号外の「長嶋茂雄さん 死す」。ただ、個人的には〝さん〟は不要です。
長嶋茂雄の選手としての全盛期を知らない私が印象に残っているエピソードは、二つ。
一つは、選手時代に練習しているところ、努力している姿を見せるのをとにかく嫌ったという長嶋茂雄が、脳梗塞で倒れたあと、過酷なリハビリと格闘する姿をカメラに追わせたこと。
ファンを喜ばせる。人を勇気づける。その本質をこれほど知り尽くしていた偉人は不世出です。
そして、もう一つは現代のおとぎ話が大好きな私でも「嘘でしょ?」と思った、松井秀喜との素振り。ドラフトで引き当てた松井と9年間、何千日も繰り返した特訓です。
名選手、名監督ならず。名選手は、そうではない大多数の選手の気持ちがわからないから指導者には向かない。この一般常識は、特に天才型の典型であった長嶋茂雄に当てはまりました。
打撃指導は「音」で判断。不審に喘ぐ掛布雅之は、ある夜、長嶋茂雄から突然の電話をとると「受話器を置いてそこで素振りしてみろ」。
日本球界の至宝、松井をそんな長嶋茂雄にあずけて大丈夫か?
松井も当初は「わからなかった」そうですが、「2〜3年経って少しづつわかるようになった」といいます。
そして…「音」だけに集中するために部屋を真っ暗にして素振りを繰り返したこともあったそうです。
現代のおとぎ話、そのものです。
コメント