1. yt 2024年05月10日 22:45
いつも楽しく拝読させてもらってます。
最近ボクシングをちゃんと観るようになったものです。
素人質問且つ内容に関係なくてすいません。
素朴な疑問なんですが、、ファイトマネーの按分を勝敗によって変えることは難しいことなんですか??
例えば基本給がお互い25%で、勝った方に残りの50%を払うといったような。
普通に考えたらそのほうが自然なのではなんて思い。
そしてそうなれば、尚弥vsバトラーのようなことも起こりにくいのかなーなんて。。(すでにそういった仕組みがあればごめんなさい)

試合中止で現実には存在しない、幻のリング誌2018年6月号。

急遽、ロマチェンコvsリナレスに差し替え。
「ボクシングはマイナースポーツなのにフロイド・メイウェザーはどうして巨額のファイトマネーを手に入れることができるのか?」。
「どうして日本では軽量級の世界タイトルマッチをバーゲンセールのように開催できるのか?」。

キューバからの亡命選手が大谷翔平と同じことをやっても、あんな巨額契約は結んでもらえませんし、そもそも大企業が頭を下げて続々とスポンサーに名乗り出るようなことがありません。それでも、ボクシングと比べると清々しいほどに公正平等です。
例えば、テニス・ウィンブルドンの賞金は1回戦が約1000万円、勝ち進むごとに賞金は増えて、優勝賞金は約4億5000万円。
ステージを上がれば上がるほど、賞金も増える。誰もが納得する当たり前の理屈です。
さらに、人気(スポンサーの寡多)に差のある男女が同額です。これも、プロスポーツとはいえある意味理想で、サッカーなど他のスポーツでも出来る、出来ないは別にして、純粋な公平を追求する姿勢を見せています。
世間の風当たりの少ないマイナースポーツのボクシングでは〝接待の伴わない風俗嬢〟のような肌をあわわにしたラウンドガールが当たり前に登場、男女間の報酬格差の大きさは同じスポーツとは到底言えないほどです。
それどころか、同じ男子でも軽量級と中量級以上では絶望的な報酬格差が存在します。
五輪種目では同じカテゴリーの「野球」の中に女子ソフトボールも含まれますから、ボクシングという種目の中で軽量級は〝女子ソフト〟のような位置付けです。男女、カテゴリーによって注目度や報酬が大きく違うのはある程度仕方がありません。
しかし、プロボクシングの世界では他のどんなスポーツでもあり得ないことが、嘘のようにあからさまに横行しているのです。
同じ性別、同じカテゴリーで、注目度や人気に差があるのは仕方がありませんが、ステージが違うのに報酬が逆転する現象はまずあり得ません。
圧倒的な人気を誇るロジャー・フェデラーでも1回戦敗退なら報酬は1000万円、人気で大きく劣るノバク・ジョコビッチでも優勝したら4億5000万円です。コートの中での報酬を決めるのは、実力だけです。
しかし、ボクシングの世界には〝カネロ・アルバレス〟や〝ライアン・ガルシア〟〝那須川天心〟という妖怪が巣食っているのです。
例えば、ゲンナジー・ゴロフキンとカネロとの初戦での報酬分配は、なんと30:70、タイトルと実績で大きく上回るGGGが下だったのです。
初戦の引き分けからの再戦はカネロのドーピングで揺れに揺れましたが、報酬でも「50:50」を主張するGGGが譲らなかったため、交渉は決裂。
「全く人気のないゴロフキンがカネロ戦の報酬を稼ごうとしたら5〜6試合はかかる。それを1試合でもらえるのに何が不満なんだ?」(オスカー・デラホーヤ)。
世界的な統括団体が存在しないプロボクシングで報酬を決めるのは、プロモーターです。
プロモーターは巨額の契約を結んだスター選手を大切に扱います。
そこに存在するのはAサイドとBサイドという、理不尽極まるカースト。
スティーブン・フルトンに対して、井上尚弥は挑戦者の立場でしたが、自分のホームリングに王者を引っ張り上げ、報酬も遥かに上でした。
カネロ・アルバレスは155ポンドというミドル級より5ポンドも軽い、ジュニアミドル級より1ポンド重陽だけの〝カネロ級〟を新設してミドル級タイトルを弄び、、最強王者ゴロフキンとの激突を先延ばししました。
人気者が勝つように仕組まれる、それがプロボクシングの世界です。
Bサイドの底辺から、その仕組みを木っ端微塵に破壊したのはマニー・パッキャオでしたが、彼もAサイドの頂点に立つと対戦相手にキャッチウェイトを要求するようになるのです。
世界的な統括団体が存在しないと、興行主が好き勝手します。そして、タイトルを認定するアルファベット団体は、興行規模に比例する認定料をより効率的に集金するために人気者に末長くタイトルを保持してもらいたいと考えています。
欧米では大きな需要のないバンタム級を井上尚弥がビッグファイトを展開して完全統一、すぐに返上したタイトルを日本人が独占してくれるーーーここ数年のバンタム級シーンは認定団体としては最高の形が出来上がっています。
ファイトマネーの按分を勝敗によって(公平に)変えることは難しいことなんですか??
結論から言うと、不可能です。
井上尚弥の何十倍もの長きにわたってPFPキングに君臨したローマン・ゴンサレスは、報酬も人気も低空飛行のままでした。
PFP上位で10年以上も活躍、無敗のまま引退したリカルド・ロペスは100万ドルの報酬は夢のまた夢、女子ボクサーの前座までつとめる有様でした。
ボクシングの世界で実力や結果に報酬を連動させる…。
それは、アイドル歌手の報酬を、歌やダンスの上手い順番で決めるのと同じくらいか、それ以上に不可能です。
コメント
コメント一覧 (5)
小柄なタイソンが鈍重な大男を薙ぎ倒したのも同じ
つまり第二の彼らにはなれない
対してマーケティングせずファンベースも作らず純粋な実力で全てを獲得したボクサーの頂点がウシク
国内人気ではロマを越えてるが世界ではそこそこ
でもそれは人気がないクルーザーだったから
Bサイドの頂点がウシクかぁとなりそうですがそもそもアリになりたくてボクシングやってる人はそんなに多いでしょうか
ウシクは十分な対価を貰ってると思います
サウジがアラム式ビジネスでなく、規模を10倍にしたwbssを全階級でやれば一発で解決すると思うんですよね
フシ穴の眼
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ミドル以下中量級はメキシコとアメリカ、重量級は東欧ですね。一時期イギリスもけっこういましたが少なくなりました。階級別に日本、アメリカ、メキシコ、東欧やイギリスを中心にボクシングビジネスが動いている。それ以外の国籍の軽量級、中量級のボクサーが金を稼ぐには、日本かアメリカにいくしかないわけですね。当然アウェイにいきファンベースがないから実力があってもマーケットや需要がなければ人気がありません。
フシ穴の眼
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スポンサーが金を出す動機も違うし、選手の格付け方法も違ってきますよね。
フシ穴の眼
が
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戦場でどう戦うかが"戦術"ならばその戦場を何時どこに設定するかを"戦略"と言いますがプロボクシング界の大名達にはこれがとても重要。
世界タイトルという47都道府県より総数の多い領地を奪い広げるために戦略を練り、攻め込む時期を見計らう。
試合形式、判定においては奸計を用いる事も時には厭わず、天皇家たる統括団体なぞ有力諸侯にとっては傀儡に過ぎず。
大きな合戦以外はいまいちワクワクして来ない大河ドラマですが……
フシ穴の眼
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