10年ほど前までよく飲んでいた友だちの会社が不祥事を起こしてしまいました。

その友だちの勤める子会社で、直接不正に関わったわけではないのですが、彼はものすごく落ち込んでいて、もう何年かぶりかわからない連絡をくれたのでした。

一緒にいてものすごく面白いタイプではありませんが、実直を絵に描いたような性格で、不正なんかには絶対関わらないと確信できる人でした。

訂正していいですかね?思い起こせば、一緒にいてものすごく楽しいから、1人飲みが大好きな私でも彼からの誘いは断ったことがないのです。

彼の元部下が関わっていたことが、とにかくショックだったそうです。

FullSizeRender

一部上場企業にもかかわらず薄給の会社でしたが、少しずつ階段を登るように出世して、日経MJにもインタビュー記事が載っていました。

今日、そのことを告げると、薄給出世野郎は「半年前の話じゃん。あのとき連絡くれた人はいっぱいいたけど、そういえばお前だけは何もなしだったなあ」と笑うのでした。

長いこと仕事してると、いろんなことがあります。悪いことの方が多いかもしれません。

こんな落ち込んだ日に、出世したことにお祝いの連絡をしなかった私と真っ先に会いたいと思ってくれたのは嬉しいのですが、こんな日で彼は酒を口にしないし、なかなかうまく励ますこともできず、申し訳ない気分でいっぱいになりました。

別れ際、「酒も飲まんとすまんな。今度、誘ってくれよ。そういえばお前から誘うことなんて一度もなかったなあ。たまにはいいだろう」と右手を差し出す彼と握手しながら「申し訳ないけど、俺の友だちリストの中でお前のランキングそこまで高くないねん」とお約束。

まあ、1人酒原理主義者の私の友だちリストに自分から積極的に誘うと人など誰もいないのですが。



しかし、久しぶりに酒なしの晩飯喰らったわ。


まあ、それにしても、真面目で誠実な男は苦労するなあ。世の中の仕組みが、そういうもんなんだろうなあ。