昨年、日本のボクシング・マガジンと、米国のリング・マガジンが相次いで廃刊してしまいました。

ボクシング専門誌へのテンカウント・ゴングのつもりで始めたシリーズでしたが、早くも㉙。

ボクマガやリング誌に限らず、紙媒体のボクシング専門誌を紹介、今回は英国BOXING NEWS(BN)誌。

英国でもBOXING MONTHLYが2020年5月号で廃刊、厳しい環境には変わりがありませんが、BN誌は週刊体制で大健闘しています。

1909年(明治42年)の創刊ですから、今年で「114歳」という世界最古のボクシングメディアです。

「リング誌は世界で最も歴史がある」という記述を見かけますが、あれは間違いです。リング誌創刊の13年前にBN誌は創刊されているのです。

さて、そんなBN誌の3年前、2020年6月4日号と11日号から。

英国と重量級に大きく偏った編集が特徴的なBN誌ですが、4日号では「GOLDEN GLOVES THE RISE & FALL IN NEWYORK」(ゴールデングローブの栄枯盛衰)が特集記事の一つとして盛り込まれています。

1927年からキックオフしたゴールデングローブがどれほど盛り上がった大会なのか、私たちには皮膚感覚では知る由もありませんが、この一枚の写真からも「ボクシングは他のスポーツとは一線を画す存在だった」というのも大袈裟な表現ではなかったのでしょう。

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マディソン・スクエア・ガーデンは大観衆でフルハウス。「極めて初期のゴールデングローブ大会」ということで正確な年代はわかりませんが、20年代末から30年代初頭でしょうか。

80年代になっても、マーク・ブリーランドが「Winning the GOLDEN GLOVES means far more than my Olimpic Gold or two world title as a pro.〜私のキャリアでゴールデングローブ大会で優勝したことは五輪の金メダル、プロでの二階級制覇よりも大きな意味を持っている」と述懐するほどでした。


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そして、11日号ではジュニアフェザー級のトップ10が紹介されています。

9位の亀田和毅は息が長いファイターです。先日、引退を発表した岩佐亮佑が5位。

ちなみに1位はエマヌエル・ナバレッテ、2位レイ・バルガス、3位ムロジョン・アフマダリエフ、4位ダニエル・ローマン。

スティーブン・フルトンが主要団体で世界王者になるのは、2021年1月のWBO王者アンジェロ・レオ戦。まだ、世界のトップ戦線に食い込む直前。

現在もランキングに入っているのは、アフマダリエフ、アザト・ホバニシャンだけ。長く留まるクラスではないとはいえ、3年の移ろいを感じてしまいます。