ガーボンタ・デービスとライアン・ガルシア。

ファイトスタイル、骨格では大きな差がありますが、パンチスタッツでは同じグループのライト級です。

以下の数字はタンクが直近12試合、キングライが5試合のデータです。

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ライト級の1ラウンド当たりに放つパンチの平均値は57.5発ですが、キングライはそれを大きく下回る41.1発。タンクに至っては34.2発で、これは全てのファイターを見渡しても最も少ない数字です。

そしてライト級の着弾率の平均値28.3% に対して、キングライは31%、タンクは35.1%。

ジャブの平均値23.3発/着弾4.1発/着弾率17.6%に対して、キングライは15.8発/1.7発/10.8%。タンクは13.6発/2.2発/16.2%。二人ともジャブが少ないだけでなく、精度も高くありません。

このボクシングの基本技術に拙さが目立つために、二人に未熟な印象が付きまとうのでしょう。比較するのがおかしいのは承知の上ですが、メイウェザーとパッキャオはジャバーとは呼べないにもかかわらず、一流のジャバーも凌ぐジャブの使い手でした。

そして、パワーパンチ。平均値は34.2発/12.1発/35.4%。キングライは25.5発/11.1発/43.5%、タンクは20.6発/9.8発/47.6%。

数字から浮かび上がってくる「手数は少ないが精度の高いパンチを狙いすまして撃ってくるスナイパー」というイメージは、ほぼ実像に近いでしょう。このイメージは、特にタンクに当てはまります。

もちろん、この数字は平均値です。

ともに高いKO率を誇る「手数の少ない狙いすましてパンチを放つスナイパー」は、フィニッシュの匂いを嗅ぎつけるとマシンガンをぶっ放す猛獣に急変します。

この二人が12ラウンド、36分間にわたって冷静なスナイパーでいることはレアケース、どこかでライフルをマシンガンに持ち替えるはずです。