さて、ここからベスト5。



やっとPFPファイターの登場です。といっても元PFPファイターですが…。

激戦でWBCから引退勧告されていた36歳のラファエル・マルケスは、誰がどう考えても劣化バージョン。さらに、どうして世界挑戦の資格があるのか、誰も説明できない結果が続いていました。

オッズも専門家予想も大きく西岡利晃に傾いていましたが、なぜか「今回ばかりは西岡が不利でしょうな」(浜田剛史)と、日本ではおかしな評価が目立ちました。

MGMグランドガーデンの宴会場を「タイソンやパッキャオも上がったリングです!」と、アリーナと勘違いさせるフェイクニュースで誤解を意図的に招くやり方は、現在の井上尚弥にも通じる悪しき風習です。

西岡戦ではその面影は喪失していましたが、全盛期のラファエルはリング誌の年間PFPであるBest Fighter Poll(もちろん電子版より価値は上)で最高5位、電子版では最高3位と非常に高い評価を集めていました。

個人的には一発殿堂で文句なしでしたが、引退後10年の今年、ついに殿堂入り。


内藤大助が勝ったポンサクレック・ウォンジョンカムは当時29歳にして、未来のPFPファイターでした。「いつ勝ったのか」の点でマルケスよりも格上です。

ポンサクレックのBest Fighter Pollは8位、電子版PFPでは7位が最高位。この高い評価をもたらしたのは、リング誌タイトルもステイクされた亀田興毅戦。

あの試合が、オッズや専門家予想の通りの結果で亀田が勝っていたら、彼がPFPに入っていたことに疑問の余地はありません。

「リング誌のPFPには権威がある」と信じている人の多くは、アンチ亀田でしょうが、そういうことですよ。



【第4位】ドニー・ニエテス

PFPファイターにして、4階級制覇の大物です。

昨年、井岡一翔が完勝を収めたときは、すでに40歳。全盛期を過ぎ、コロナ禍でキャリアも悪影響を受けていました。とはいえ、ニエテスです。

18試合の世界戦経験で敗れたのは、井岡だけ。現役・元・未来の世界王者との星勘定は9勝1敗1分。

井岡との初戦に勝利して手に入れたPFPランキングは、最高7位まで上昇しました。

練習環境やプロモーターに恵まれていたら、もっと凄いキャリアを歩んでいたでしょう。