【第7位】の発表前に、小休止。閑話休題。




米国の軽量級ボクサーは、悲哀に満ちています。

ヘビー級は言うに及ばず、80年代からはウェルター級を核とした中量級にも絶望的な格差をつけられてしまいます。

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「有名人が世間の目を避けて変装しているのではなく、この男はもっと人目を集めたくてこんな格好をしている」…ジェフ・チャンドラーも日本人なら「ファイティング原田を超えたか?」という視点で語られるべき名王者でした(もちろん超えてるわけないですが)。

五輪銀メダリストのメキシコ系米国人マイケル・カルバハルと、生粋のメキシカンであるウンベルト・ゴンザレスによる「メキシカン(殴られたら殴り返す)スタイル」の試合が、ファイトマネー100万ドルと注目されましたが、米国軽量級はそんな特殊事情がいくつも重なっても〝その程度〟の扱いです。

「パッキャオ並みにラスベガスでPPV」なんて幻覚を見ている井上信者には可哀想な現実ですが、そんな主役に軽量級のボクサーが抜擢されたことはありません。

事実を知っている人は人には「そこまで言わなくても」というレベルですが、」勘違いしている信者たちにわかりやすいように料理に例えると、メガファイトでは米国の軽量級は「前菜以下」でしかありません。

海外ボクシングを少しでも見たことがある人ならお分かりでしょうが、ラスベガスの「前菜(アンダーカード)」の軽量級は世界戦でも閑古鳥が鳴く寂しい入りです。誰も興味がないのです。

スティーブン・フルトンも、人気階級のスター選手とは全くステージの異なる、カネにも名誉とも無縁の米国軽量級ボクサーのまま、その面白くない地味すぎるスタイルの通りにひっそりとキャリアを終わるはずでした…。

米国軽量級選手にはアメリカンドリームなど、どこにも転がっていません…もし彼らにドリームがあるとしたら…それは極東の小さな島国に潜んでいる金鉱〝ジャパニーズ〟ドリームです。

そして、日本側から見た視点では、チャンドラー級のグレートに勝利することが大きな目標であり続け、その「誰に勝ったのか?」という問いに対する答えこそが、ボクサーとしての最も大きな価値だということは、井上尚弥の言葉の変遷にもはっきり現れています。

「世界チャンピオンになるとか、何度防衛するとか、何階級制覇するとか、4団体王者になるとか、価値はあると思いますよ。でも、結局は誰に勝つのか、ですよね」。


さて、日本人ボクサーは誰に勝ったのか?ランキングはまだまだ続きます。