日本でボクシングの興行を行うには、日本ボクシングコミッション(JBC)の承認が必要になります。

JBCが承認しないプロの試合は全てexhibitionの扱い、「ボクシング」と名乗ることも許されないケースまであります。

これについては、一国1コミッションの大原則から揺るがしようもありませんし、揺るがすようなことがあってもいけません。

しかし、JBCのライセンスを持つプロボクサーが他の格闘技の試合に出場することまで禁止するのは如何なものでしょうか。

あるいは、他の格闘技選手がJBCのライセンスを取得してプロボクシングとの兼業を続けることを許さない合理的な理由がどこにあるのでしょうか。

「プロボクサーの価値を下げてしまう」なんて理由は、もはや幻想になってしまった時代です。

何よりも、JBCの収入の柱の一つ、右肩下がりのプロテスト受験料が大きく伸びて、ノータリン経営によって壊滅した財務体制を立て直す有効な施策になります。

多くの人を惹きつけるマッチマイクが増えることも、間違いありません。

JBCにとってもファンにとってもメディアにとっても良いこと尽くめです。

すでに、ネバダ州アスレティック・コミッションをはじめ、米国では大きな成果を上げています。

JBCもキックや総合格闘技まで包含して統括してしまう、日本アスレティック・コミッションを目指す、そんな大志は抱けないのでしょうか?


JBCのことを考えると、暗澹とした気分になってしまいますが、次回は「最高のシナリオ」。

ノータリンな楽観主義者になって、日本ボクシング史上最大の興行、いえいえ、THE MATCHを超える、日本格闘技史上最大の興行の可能性について夢想・妄想・幻覚してゆきます。