表紙は「雌伏2年…大橋が王座返り咲き」。

リカルド・ロペスに敗れてWBCストロー級のストラップを失ってから2年。

当時27歳の大橋秀行はWBAに鞍替えして、崔煕庸に挑戦。3−0の判定で2本目のベルトをコレクションしました。

WBCでは大橋を粉砕したロペスが盤石の強さを見せて防衛のテープを伸ばしていましたから、リベンジマッチを回避するのは仕方がありません。

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日本のジム所属の世界王者はユーリ海老原、井岡弘樹(WBAジュニアフライ)、鬼塚勝也(WBAジュニアバンタム)に大橋が加わり4人に。

当時のリングで世界王者並みに注目されていたのが、渡辺雄二。

「お江戸のタイソン」の異名を持つ強打の22歳は、デビューから10連勝10KO。ヘナロ・エルナンデスへの挑戦が決定したところでした。

プレビュー記事では「渡辺にもチャンスは十分にある」と見られていましたが…。


世界では、レノックス・ルイスがマイク・タイソンと激闘を繰り広げたレーザー・ラドックを2ラウンドで破壊。タイソンと打ち合ったラドックが、ルイスの右一撃で脆くも崩れ落ちる様子は戦慄的でした。

ジュニアウェルター級のフリオ・セサール・チャベスは連勝街道を邁進、PFPキングの春を謳歌。

オスカー・デラホーヤがプロデビュー、新しい時代への助走も始まっていました。


当時はWOWOWエキサイトマッチも船出したばかり。この号で紹介された放送スケジュールは以下(一部)のような魅惑的ラインナップ。

◉11月17日(火) IBFバンタム級:オルランド・カニザレスvsサムエル・デュラン

◉11月29日(日) WBCジュニアフライ級:ウンベルト・ゴンザレスvsナパ・キャットワンチャイ

そういえば、当時はNHK -BSも「マンスリーボクシング」で世界のボクシングを伝えていました。

そのNHKの解説には渡辺二郎がたびたび登場、短い言葉で本質を突く解説が出色でした…。