WBOウェルター級王者テレンス・クロフォードがまたまた幻覚を見てしまっているようです。

ボクシング界が熱望する対決、WBA/WBC/IBF同級王者エロール・スペンスJr.とのundisputed championship(完全統一戦)に「ある投資家」が両者それぞれに2500万ドルずつ提供して試合を実現しようと提案したが、アル・ヘイモンがこれを断ってしまい、交渉が合意に至らなかった、とインスタグラムで語ったのです。

スペンスは「誰が提供してくれるのか?真摯に資金提供を考えてくれているなら、私たち陣営も『ある投資家』に会う必要がある」と聞きましたが、クロフォードは「ヘッジファンド」とだけ答え、「守秘義務があるから名前は出せない」。

クロフォードは12月10日にデビッド・アバネシアンを迎えて防衛戦を行います。

この試合はBLK PrimeというプラットフォームがPPVで配信、クロフォードはキャリア初の1000万ドルを超える報酬を手にすると、自分で発表していました。

「ある投資家」の正体はBLK Primeなのでしょうが、それについてもクロフォードは「答えられない」。

https://fushiananome.superknova.org/archives/30581033.html

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WOWOWプログラムガイド11月号。今まで何度、こんなのを見せられてきたでしょうか(WOWOWには全く罪はありません)。

ライト級で世界王者を掴んでから、ジュニアウェルター級でundisputed championに、ウェルター級では旬の強豪とは戦っていませんが圧倒的な勝利を重ねているクロフォード。

クロフォードの実績は申し分ないのですが、単調な試合運びに、頭の悪さをさらけ出す言動が重なり、その人気の無さは「PPVだというのにカネロ・アルバレスの入場者数より少ない」と、悲劇を超えて喜劇の領域に入っています。

かつて、クロフォードをプロモートしていたボブ・アラムも「試合をするたびに赤字。チケットも(故郷の)オマハ以外では全く売れない」と嘆きまくり。

「俺に人気がないわけがない。人種差別主義者アラムのプロモートがあまりにも劣悪だから売れないんだ」とトップランクと泥試合の裁判を繰り広げてクロフォードはフリーエージェントになりました。

トップランクがマニー・パッキャオを擁していた頃のパワーハウスでないのは明らかですが、クロフォードに人気がないのは試合運びがつまらないのと、知能の低さがにじみ出る言動のため。

BLK Primeという怪しげなプラットフォームが1000万ドル単位のカネをクロフォードに投資するのかどうか、米国でも冷ややかな目で見られています。

今回の言動からも、喧嘩別れしたトップランクと業務提携しているESPNは難しいのは当然として、ShowTimeやDAZNも「クロフォードは頭がおかしい」と、契約する気がますます失せたでしょう。

クロフォードをPFPファイターに数えない人はいないでしょうし、リングの中では優れたアスリートなのは認めていますが…。もう35歳、このまま陰謀論や幻覚の世界で生きてゆくのでしょう。

悪い「投資家」に騙されなければいいのですが…。