昨日、午後に前WBA/IBFジュニアフェザー級王者ダニエル・ローマンが、SNSで引退を報告しました。

プロ12年で29勝10KO4敗1分。

心身共にタフなファイトを見せ続けた、無骨な122パウンダーでした。

ムロジョン・アフマダリエフを苦しめた一戦は、私も含めて多くのファンやメディアが「MJ大したことないな」と見立てましたが、それは間違いです。

誰が相手でも善戦に持ち込むダニーのやりにくさ、タフさを評価すべき一戦でした。

https://boxrec.com/en/box-pro/549073



このダニー・ローマンの初戴冠は、WBA王者の久保隼を9ラウンドでストップした京都の清水アリーナが舞台でした。

その久保も、2ヶ月前の6月25日に引退を表明。

世界王者にいう言葉ではありませんが、気持ちの弱さや迷いが伝わってくるボクサーでした。つまり、人間味溢れるファイターでした。

山中慎介や村田諒太という南京都高校のDNAとは無縁の、親しみやすいお兄さんの空気をまとった不思議な世界チャンピオンでした。

https://boxrec.com/en/box-pro/652392

32歳と同い年で、世界タイトルを賭けて拳も交えたローマンと久保。

ドロソースとウスターソースみたいに対照的なボクサーでしたが、引退のタイミングは同じ、そして最高でした。

実直なイメージがひしひし伝わってくる2人が、最高のタイミングでグローブを吊るし、第二の人生を歩み始めます。

2人の未来が、きっと豊かなものになるだろうと思ってしまうのは気のせいでしょうか。