ノニト・ドネアとの再戦を「ドラマにさせない」という公約通りに圧勝した井上尚弥。

現在、17階級で最も傑出した強さを見せているモンスターが、これから誰を倒すべきかを【世界評価】と【興行・商業規模】【THE DREAM MATCH】の三つの視点から独断と偏見と思い付きで垂れ流します。
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【世界評価】年間最高選手賞へのノミネート・獲得や、PFPでのランクアップ。将来的には殿堂入りを決定づけるレガシーにつながる相手。

現実路線として年内にWBO王者ポール・バトラーとのバンタム級完全統一戦に勝利、4団体時代で日本初のUndisputed Champion になることが、世界評価を刺激します。

バトラー自体は井上尚弥が戦う価値のない底の割れたボクサーです。しかし、ドネアを撃沈して王手をかけたのです。コレクションを完成させない手はありません。

思えば、現在掌握した3つのベルトのうち、WBAとWBCの2つはドネアから奪ったもの(ジェイミー・マクドネルのWBAはセカンドタイトル)。

完全統一の暁には、4つのベルトのミニチュアレプリカセットをドネアに贈るのもオツなものかもしれません。

ああ、そう考えると、ドネアの引退式を日本で開催するのも悪くありません。



Undisputed Champion になれば、もうバンタム級に忘れ物はありません。

ジュニアフェザー級はWBO/WBC王者スティーブン・フルトンと、WBA/IBF王者ムロジョン・アフマダリエフがタイトルを二分割。

来年、井上が乗り込むときには2人のうちどちらかがUndisputed Champion として待ち構えているという、最高の舞台がセットされている可能性があります。

バンタム級では世界的なパンデミックという天災に、WBSSの杜撰な運営という人災のダブルパンチ。

2018年5月にマクドネルを破壊してから、3つのベルトを集めるのに4年1ヶ月、8試合もかかりました。

年内にバトラーからWBOのストラップを強奪するとして、完全統一に4年7ヶ月、9試合を要することになります。

しかし、神様はちゃんと見ています。

ジュニアフェザー級の完全統一は36分間、1試合という短い時間で完遂するかもしれません。

36分間というのは判定決着を想定したもので、もっと短い時間になる可能性も大。

調整試合無しでの世界挑戦なら、バトラー戦から数えて2試合で2階級を完全統一することになります。

〝レナード法式〟など無茶苦茶なことをしない限り、更新不可能の記録を打ち建てる計算です。

4団体時代では誰も成し遂げていない、Undisputed Champion 2階級制覇。

これを来年達成すると、日本人初の全米ボクシング記者協会(BWAA)選出のFighter Of The Yearを完全に射程に捉えます。


心配材料はたった一つだけ。テレンス・クロフォードとエロール・スペンスJr.のウェルター級Undisputed Champion 決定戦が実現、クロフォードが勝つケースです。

すでにジュニアウェルター級でUndisputed Champion になっているクロフォードもUndisputed Champion 2階級制覇となるのです。

そうなるとW受賞の目もありますが、やっぱり単独受賞して欲しいところです。

井上がバトラーはもちろん、フルトンかアフマダリエフも衝撃的に破壊、クロフォードがグダグダの判定なら……うむ!この目はあります!十分に!