Erislandy Lara vs Gary O'Sullivan

Saturday 28, May 2022
Barclays Center, Brooklyn, New York, USA  

Middle Contest, 12 Rounds
World Boxing Association World Middle Second-Title

 
commission:New York State Athletic Commission
promoter:Tom Brown, Leonard Ellerbe
matchmaker:Kenny Craig, Tom Brown
media:USA Showtime PPV 

エリスランディ・ララはアマチュアで世界選手権3連覇(2005-07:3度ともウェルター級)のジス・イズ・アマエリート。

07年リオデジャネイロで行われていた汎アメリカ大会の期間中にギレルモ・リゴンドーと共に亡命を画策しますが逮捕されてしまいます。それでも、スピードボートで母国を脱出、08年にトルコでプロデビューしました。

The American Dreamの渾名を持つララは、プロ28勝16KO3敗3分。ジュニアミドル級のWBAバージョン、ミドル級でWBAセカンドのタイトルを獲得。

KO負けはなく、3敗はいずれも微妙な判定で落とし、特にカネロ・アルバレス戦はラスベガスの〝ビバ・メヒコ判定〟だったと同情されています。

昨年、村田諒太のスーパー王者昇格に伴ってセットされたセカンド王者決定戦でトーマス・ラマナを1ラウンドで粉砕。

その初防衛戦の相手はゲイリー・オサリバン。伝説を通り越して神話の登場人物、ジョン・ローレンス・オサリバンに似た風貌のアイルランド人。

'Spike'オサリバンは31勝21KO4敗。ビリー・ジョー・サンダースに完封負け(120-109*2/119-110)を食らい、クリス・ユーバンクJr.とデビッド・レミュー、ハイメ・ムンギアにはKO負け。

ウィリアム・ヒルの見立ては39歳のキューバ人勝利が1/20(1.05倍)、37歳のアイルランド人は8/1(9倍)。

ララ教授の授業が12ラウンドたっぷり使って展開されそうです。

試合前に、先日亡くなったゲイリー・ラッセル・シニアを追悼してテンカウント。

まずは、オサリバンがエミネムの Lose Yourselfに乗ってリングイン。

そして、ララの入場曲は、これ何の曲でしょうか?

オサリバンの髭、今日も綺麗にカールしてます。

オープニングラウンドからサウスポーのララが触角の右ジャブを伸ばしながら、スパイクの動きを分析。ボディや左ストレートも交えて、上々の立ち上がり。

第2ラウンドからオサリバンが左右フックを振るって距離を潰し、ララをロープに押し込みますがピン留めすることは出来ず、キューバ人の正確なパンチを浴びてしまいます。 

オサリバンのコーナーからは「ボディから!」の声。その通りにボディを叩いて顔面にパンチを繋ぎます。 

リングサイドはライアン・ガルシアやエロール・スペンス、ダニー・ガルシアらスター選手の顔があちこちに。

第4ラウンド、オサリバンのプレスにララの動きが鈍りますが、ロープ際から左ショートのカウンターがヒット、オサリバンがグラついたところにさらにワンツーを放ってダウンを奪います。

第5〜6ラウンド、オサリバンは捨て身で前進。激しパンチ交換も精度は圧倒的にキューバ人。

ダメージが蓄積されているはずのオサリバンですが、下手な鉄砲を撃ち続けます。それしかありません、それしか出来ません。 

第7ラウンド終了間際にララの左ストレートをまともに浴びたオサリバンは完全にグロッギー。ゴングに救われます。

第8ラウンド、ララの左でロープまで飛ばされたオサリバンを見て、ベンジー・エステベスJr.がストップ。

オサリバンは最後までララの左が見えていませんでした。

しかし、ララは相変わらず石橋を叩いても渡りませんでした。危機管理能力ではPFP1位です。

WBA/IBF王者ゲンナジー・ゴロフキンとの決戦は、意外と面白い展開になりそうな気がします。