「OLD SCHOOL 8」は2013年1月号からスタート。

当初は「OLD SCHOOL 」で「8」はありませんでしたが、要は「現在が8階級時代だったなら、誰が世界王者か?」を推測する企画です。
IMG_6949

もちろん、これは選定する専門家によってまちまち。ジュニア階級をどう評価するか?も大きなテーマでした。 

例えば、2013年1月号のバンタム級。4人の選者はノニト・ドネアとアンセルモ・モレノに2人ずつ分かれました。ドネアは2012年にジュニアフェザー級転向、バンタム級ではありませんでしたが、もし「8階級なら」 ドネアがモレノよりも上、というのは納得出来る推定です。

またフライ級もブライアン・ビロリア3人と、ジュニアフライ級のローマン・ゴンザレスに意見が分かれました。

「OLD SCHOOL 8」は2017年12月号で消滅。最後のランキングではバンタム級で井上尚弥とロマゴンが3人:1人で票を分け合いましたが、当時2人ともバンタム級ではなくジュニアバンタム級でした。

また、フライ級では井岡一翔がドニー・ニエテスと3人:1人。 

この〝最後の〟ミドル級ではリング誌王者がカネロ・アルバレスで、前の年にゲンナディ・ゴロフキンとオフィシャル採点でドローに持ち込んでいましたが、4人全員がGGGを支持。 

人気階級でもカザフスタン人だから不遇をかこつGGGと、メキシカンだから優遇されるカネロ。ボクシングだけではないとはいえ、この理不尽にカネロサポーター以外の誰もが苛立っていました。

当時は再戦でカネロがノックアウトされるのを多くのファンが期待していましたが、あれから4年。

砂時計の砂は、カネロ陣営の思い通りにさらさらと落ちてしまい、ゴロフキンはキャリアの下り坂を降りているように見えます。

誰かが痛烈に敗北するのを期待する、なんて決して趣味の良い話じゃありません。

まあ、それでもカネロはほとんどあらゆる意味でAサイドの象徴です。 それも、アルファベットの世界王者になる前から。

普通はそんな露骨な温室野郎が走る線路は脱線するように出来ているのですが…。悔しいですが、今のカネロはクルーザー級の王者相手でも明白に有利のオッズが叩かれています。

ジュニアミドル級で世界王者のスタートを切ったボクサーとしては、傑出した業績です。ファイトスタイルも面白いです、認めざるをえません。